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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersブラッド・デロング「いまや『第二の金ぴか時代』に生きてるってことははっきりさせておこう」(2019年6月26日) — 経済学101
[Bradford DeLong, “Making it real that we live in the “second gilded age”…,” Grasping Reality with Both Hands, June 26, 2019] このところ,いろんな人たちからこんなことを聞かされる.「ポール・クルーグマンが書いたこのコラムやその同類どもが書いた同趣旨の文章は血も涙もない話だし提案も成果を挙げないだ... 続きを読む
ブラッドフォード・デロング「大衆政治と『ポピュリズム』:『長い20世紀の経済史』抜粋」(1/6) — 経済学101
[Bradford DeLong, “Mass politics and “populism”: An Outtake from “Slouching Towards Utopia: An Econonmic History of the Long Twentieth Century,” Grasping Reality with at Least Three Hands, August 09, 2018] 人々が――当初は男性のみ,しかも圧倒的多数が白人で,いまにいたるまで成人のみが――選挙権を手に... 続きを読む
ブラッドフォード・デロング「「マルサスの束縛」と「消極的自由」:『長い20世紀の経済史』抜粋」 — 経済学101
[Bradford DeLong, “Imprisonment by Malthus and ‘Negative Liberty,'” Grasping Reality with at Least Three Hands, June 18, 2018] 長い20世紀がはじまった頃,イギリス随一の経済学者にして随一の道徳哲学者,そしてインド政庁の官僚としてかつて大英帝国随一の帝国主義者・支配者でもあったジョン・ステュワート・... 続きを読む
ブラッドフォード・デロング「明治維新:《ユートピアへの蝸牛の歩み》のための有望な教訓?:長い20世紀の経済史」 — 経済学101
ブラッドフォード・デロング「明治維新:《ユートピアへの蝸牛の歩み》のための有望な教訓?:長い20世紀の経済史」 [Bradford DeLong, “The Meiji Restoration: A Probable In-Take for ‘Slouching Towards Utopia?: An Economic History of the Long 20th Century’“, Grasping Reality with at Least Three Hands, Jul... 続きを読む
トランプ減税と経済学界 - himaginaryの日記
トランプ減税の是非を巡って米経済学界が真っ二つに割れている。 まず、11/25付けのWSJに、9人の経済学者がトランプ減税を支持する「How Tax Reform Will Lift the Economy」という公開書簡をムニューシン財務長官宛てに 書いた 。この書簡は購読者しか読めないが、 デロング によると執筆者はロバート・バロー(Robert J. Barro)、マイケル・ボスキン(Mic... 続きを読む
蕎麦屋の蕎麦にラーメンの汁を足してみると - himaginaryの日記
東京財団が消費税シミュレーションツールを公開し、やや炎上気味に 話題になっている 。指摘されている問題点の一つは、消費税率を動かしても成長率に影響しない点である。批判者はそれは現実的ではないと言い、擁護者はそもそもこのモデルにそうした動作を求めるのは蕎麦屋でラーメンを求めるが如く筋違いだと言う。 税率の変更が実体経済に与える影響に関する最近の理論としては、本ブログでも何度か取り上げているデロング=... 続きを読む
なぜクルーグマンは考えを変えたのか? - himaginaryの日記
経済 | 昨日エントリ で12/22サマーズ論説を巡るクルーグマンとデロングのやり取りに触れたが、その中でデロングが以下のようなことを書いている。 Since 1999, Paul has changed his mind. He has become an aggressive advocate of expansionary fiscal policy as the preferred sol... 続きを読む
なぜクルーグマンは新貿易理論のミクロ的基礎付けを行ったのか? - himaginaryの日記
経済 | デロングのEquitable Growthエントリをきっかけとして、マクロ経済学のミクロ的基礎付けに関する議論が再び起こった(この問題に関するエコノブロゴスフィアでの議論はこれまでも何度も起きている。例:ここ、ここ)。デロングのエントリの主旨は以前ここで紹介したものに近いが、それにStephen Williamsonやサイモン・レン−ルイスが反応し、そのレン−ルイスのエントリにさらにMa... 続きを読む
フリードマンは何を間違えていたのか? - himaginaryの日記
経済 | 前回エントリでデロングがフリードマンを批判したProject Syndicate論説を紹介し、その末尾でDavid Glasnerがデロングに異を唱えたことに触れたが、別にGlasnerはフリードマンを擁護したわけではない。むしろ、Glasnerはデロング以上にフリードマンに批判的である。彼がデロングに異を唱えたのは、フリードマンの間違いはデロングの考えているようなものではなかった、とい... 続きを読む
サマーズ「米国はインフラ再構築で長期停滞に対処すべし」 - himaginaryの日記
経済 | 本石町日記さんツイートやデロングが取り上げている4/7付けWaPo論説でサマーズが、ワシントンで開催されたIMF会合+G20財務相・中央銀行総裁会議*1への提言という形で、最近の持説である長期停滞について警鐘を鳴らしている。彼は、IMFもWorld Economic Outlook最新号で長期停滞仮説を事実上認めた、と述べた後で、金融緩和策の限界について次のように述べている。In the... 続きを読む
ミネアポリス連銀の調査部門で何が起きているのか? - himaginaryの日記
経済 | 11/23エントリで触れたミネアポリス連銀の粛清騒動について、デロングがエコノブロゴスフィアの反応を自ブログでまとめている。ただ、そこでデロングがリンクした5つのエントリのうち、3つはむしろ粛清された側の非を問う内容になっており、追放ないし異動させられたエコノミストのキーホーらは、“被害者”のはずなのにバッシングされるという市川海老蔵状態になっている。 デロング自身もエントリのタイトルを... 続きを読む
スティグリッツの構造改革論・続き - himaginaryの日記
経済 | 昨日紹介したスティグリッツの恐慌論への反応のうち、Roweの批判とそれに対するデロングの擁護論は、専ら理論面に焦点を当てていた。 一方、ライアン・アベントは、そもそも実際のデータがスティグリッツの議論と整合的でないことを指摘した。その後、サムナーも昨日のエントリで、実証面でスティグリッツの議論がすべて――どれか一つではなくすべての段階で――恐ろしく説得力に欠ける、と批判した。 アベントの... 続きを読む
ISLM論争・続き - himaginaryの日記
経済 | 7日と昨日のエントリで拾いきれなかったISLM論争に関するネット上の言説を以下にまとめてみる。デロングFOMC開催時という間歇的なタイミングでしか貨幣供給の変化が起きない現状では、M固定というLM曲線の仮定も現実味を持つ*1。サムナーモデルは可能な限りシンプルにすべき、というデロングとクルーグマンの見解には賛成。だが、そうなると財と貨幣だけで十分で、債券イラネ。金利が話に入ってくると却っ... 続きを読む
Cole=Ohanian騒動 - himaginaryの日記
経済 | 先月26日のCole=OhanianのWSJ論説を巡って、米ブロゴスフィアで一騒動あった。 一連の流れはデロングの3つのエントリ(ここ、ここ、ここ)で基本的に押さえられているが、問題となったのは論説の以下の記述。And in a 2002 speech as a Federal Reserve governor, current Fed Chairman Ben Bernanke cla... 続きを読む
ケインジアンはもっと原理主義的たれ - himaginaryの日記
経済 | デロングが、大不況に関する誤ったマクロ経済理論の蔓延を指弾するパワポ資料を書いた。それに対しクルーグマンが、大枠ではデロングに賛成しつつも、フリードマンにその責を負わせるというデロングの見方は少し短絡的に過ぎるのではないか、と苦言を呈している(邦訳)。このデロングの見方はNick Roweも批判している。Roweはまた、返す刀で、そもそもケインジアンは自分たちのモデルを分かっているのか、... 続きを読む
クルーグマン「マクロ経済に関する無知のルーツ」 - left over junk
メモ, 翻訳 | Paul Krugman, "Roots of Macroeconomic Ignorance," Conscience of Liberal, March 14, 2011. マクロ経済に関しては見当違いな意見がてんこもりにたくさんある.ブラッド・デロングがこれを論じてミルトン・フリードマンに苦情を言っている――といっても,フリードマン当人が間違っていたからじゃない.彼に導かれ... 続きを読む