タグ ケインズ経済学
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersなぜドイツではケインズ経済学が異端視されているのか? - himaginaryの日記
経済 | 10日エントリではサイモン・レン−ルイス経由でドイツのハイパーインフレへの記憶に関する一つの見方を取り上げたが、そのエントリでレン−ルイスは、なぜドイツではケインズ経済学が異端となっているのか、と問うている。マクロ経済学の教科書は他国と同様にケインズ的であるにも関わらず、経済専門家委員会ではPeter Bofingerしかケインジアンがおらず、しかもこうしたケインジアンが少数派となってい... 続きを読む
ケインズのデフレ不況と金融政策in「ルーズベルト大統領への公開書簡」(1933年
「ケインズ経済学ではデフレ下での金融政策はあまり効果がないというのが常識です」という間違いをネットで見た。おそらくケインズの原典を読んだことがない人が書いたことだろう。以下では、デフレとの闘いでケインズが提案した処方箋を書いておく。ちなみに以下に整理したケインズの発言は、ケインズの『一般理論』(1936)以前の発言である。だが、平井俊顕さんの詳細な研究(その要旨はこのブログ記事参照)から、この公開... 続きを読む
様々なマクロ経済学の世迷言に騙されないための素朴なケインズ経済学 - himaginaryの日記
経済 | というエントリをデロングが書いている(原題は「Naive Keynesianism to Keep You from Believing Macroeconomic Idiocy of Various Kinds: A Useful Graph for Jackson Hole Weekend: Thursday Focus for August 21, 2014」)。そこでデロングは、... 続きを読む
「ケインズ経済学をめぐる『7つの神話』」 by Mark Thoma – 道草
以下は、Mark Thoma, “Seven Myths about Keynesian Economics”(The Fiscal Times, May 7, 2013)の訳。 「ケインズは独特な性的嗜好の持ち主であり、さらに子供がいなかった。ケインズが長期的な経済問題に無関心であったのはそのためだ」。つい先日、ハーバード大学の歴史学者である二ーアル・ファーガソン(Niall Ferguson)... 続きを読む
なぜ右派はケインズ経済学を嫌うのか? - himaginaryの日記
経済 | についてChris Dillowが考察している。 彼はまず、本来は政治的立場とケインズ経済学に対する好き嫌いには関連は無いはず、として、その理由を4つ挙げている:(測定が困難な)財政乗数の大きさという問題は技術的な話であり、政治的見解の話ではない。乗数が0.5ではなく1.5だった、というのは、貴兄が左派か右派かには無関係な話。大きな政府を支持せずにケインズ経済学を支持することは可能。それ... 続きを読む
「ケインズ経済学に対する新たなる基礎づけ;ジョージ・アカロフへのインタビュー」 – 道草
以下は、“The New Case for Keynesianism;Interview with George Akerlof(pdf)”(Challenge, vol. 50, no. 4, July/August 2007, pp. 5–16)の訳。 現在主流の経済学で広く受け入れられている諸前提に挑むのはノーベル経済学賞受賞者でもあるジョージ・アカロフ。市場参加者の意思決定(なぜそのような... 続きを読む
クルーグマン「イレギュラーな経済学」(ブログエントリ,2011/08/25) – 道草
(Paul Krugman, “Irregular Economics,” Conscience of a Liberal, 2011/08.25) ちょっと出遅れたけど,David Glasner が Robert Barro の最新論説をこき下ろしている(Mark Thoma経由).この論説で,Barro はケインズ経済学が「通常の経済学」とちがうと言って非難している. Glasner が言う... 続きを読む
世界金融危機の中央銀行にとっての教訓 - himaginaryの日記
経済 | という講演をスタンリー・フィッシャー・イスラエル中銀総裁がインド準備銀行で行った(Mostly Economics経由)。 そこで彼は以下の9箇条の教訓を挙げている*1。ゼロ金利下限への到達は金融拡張政策の終わりではない 危機以前の教科書には、ゼロ金利に到達したら金融政策の効力は失われるので、財政政策だけが拡張政策ツールとして残る、と書かれていた(純粋なケインズ経済学のケース)。だが、今... 続きを読む