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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersなぜ人類は国家を作り、発展させられたのか?──『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 - 基本読書
反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー 作者:ジェームズ・C・スコット出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/12/21メディア: 単行本我々人類の大半は今は家畜を飼い、農耕を行い、足りない分を輸入することで定住生活を営んでいる。一般的に、そうやって定住して生活をすることは文明的であることの証である... 続きを読む
麻酔で意識が落ちる時、何が起こっているのか──『意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか』 - 基本読書
意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか 作者:ヘンリー・ジェイ・プリスビロー出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/12/18メディア: 単行本歴史の本、特に最悪の医療の歴史などを読んでいると、あ〜現代に生まれてきてよかったなあと、身の回りに当たり前に存在する設備や技術に感謝すること... 続きを読む
BIを導入したら本当に人は働かなくなるのか?──『みんなにお金を配ったら──ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?』 - 基本読書
みんなにお金を配ったらー―ベーシックインカムは世界でどう議論されているか? 作者: アニー・ローリー,上原裕美子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/10/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見るベーシックインカムという、最低限所得保障の考え方がこの世に存在する。簡単に説明すれば、一月3万なり10万な... 続きを読む
恐竜の始まりからその終わり、さらに「現代の恐竜」まで、一冊でみっしりまとまった快作──『恐竜の世界史──負け犬が覇者となり、絶滅するまで』 - 基本読書
恐竜の世界史――負け犬が覇者となり、絶滅するまで 作者: スティーブ・ブルサッテ,土屋健,黒川耕大出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/08/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの『恐竜の世界史』はいい! 実は恐竜は羽毛が生えてたんじゃね、実はティラノサウルスって走るのそんなに早くなかった説、... 続きを読む
データ化すれば客観的に評価できるという考えの落とし穴──『測りすぎ──なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』 - 基本読書
測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか? 作者: ジェリー・Z・ミュラー,松本裕出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/04/27メディア: 単行本この商品を含むブログを見る僕の本業はWebプログラマで、こうした職業としてはありがちなこととして何社も転々としながら(時にフリーで)仕事をしているのだが、極少... 続きを読む
まだ「ウイルスは生物か無生物か」で消耗してるの? - 殺シ屋鬼司令II
ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在 作者: 山内一也出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/01/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る スゴ本のDainさんから、あなたこの本が気に入るんじゃない? と教えていただいて読んだ。 この本の著者・山内名誉教授は半世紀以上にわたってウイルス学を研究して... 続きを読む
植物状態の患者に意識はあるのか『生存する意識──植物状態の患者と対話する』 - 基本読書
生存する意識 作者: エイドリアン・オーウェン,柴田裕之出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2018/09/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る植物状態というと、通常は意識が完全にシャットアウトされ、意思疎通をはかることが困難な状態だという理解がされているだろう。それに対し「実は違う、植物状態とされて... 続きを読む
一つを極めれば、他は自ずと理解できる『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』 - 基本読書
2015-08-31 一つを極めれば、他は自ずと理解できる『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』 HONZ掲載 習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法作者: ジョッシュ・ウェイツキン,吉田俊太郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2015/08/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る趣味でも仕事でもいいのだけど、... 続きを読む
アレルギーはなぜ増えているのか──『失われてゆく、我々の内なる細菌』 by マーティン・J・ブレイザー - 基本読書
2015-07-26 アレルギーはなぜ増えているのか──『失われてゆく、我々の内なる細菌』 by マーティン・J・ブレイザー 科学ノンフィクション オススメ! 失われてゆく、我々の内なる細菌作者: マーティン・J・ブレイザー,山本太郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2015/07/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見るツイッタを眺めていると時々「むかしはアレルギーの人間がいなかっ... 続きを読む
日本の格差についてのお話 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
21世紀の資本作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (76件) を見るピケティがらみの話で、そろそろデータを見た人が反論を始めている。そして、日本の状況はちがう、日本はまれに見る平等社会、日本は格差が開いていないどころかかえって狭まっている、よってピケティなんかダメ、という議論をしている... 続きを読む
ピケティあんちょこ、あげよう。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
21世紀の資本作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (63件) を見る某所のために作ったピケティあんちょこ、みんなにもあげよう。そこらの解説本より詳しいよ。いずれこれをベースに本書いてもいいけど、まずはこれで。読書会とかしてる人々はご活用ください。 ピケティ『21世紀の資本』訳者解説 (... 続きを読む
アメリカ経済学会大会のピケティセッション:すばらしい。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
21世紀の資本作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (55件) を見るピケティ『21世紀の資本』は分厚いし、データも重いし、印象批評以上の批判がなかなか出てこなかった。これは日本はもとよりアメリカでも同じ。でも刊行が半年先行した英語圏では、そろそろまともな反論や批判(いい意味で)が出てき... 続きを読む
ピケティFAQ:いろんなところで出てくる話のまとめ - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
21世紀の資本作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (24件) を見るピケティについて、訳者としていろんなところで話をきかれるんだが、だいたい出てくる話は同じ。ツイッターとかで、ピケティに仮託してあれこれ言う人たちの言うことも似たり寄ったり。その一方で、本当に重要とか鋭いとか思われる質問... 続きを読む
ゴードン『ミシンと日本の近代』:抜群におもしろい。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
ミシンと日本の近代―― 消費者の創出作者: アンドルー・ゴードン,大島かおり出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る読んでいる途中だが、抜群におもしれーわ、これ。ミシンの普及は掃除機や洗濯機と同じく、女は家庭で男は仕事、みたいな単純な性分業の一環として捕らえられがちだけれど、実は全然ちがっていて、ミシンによる内職を通じた女... 続きを読む
スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート
スターリン―政治的伝記作者: I.ドイッチャー,上原和夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1984/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見る年末から体に不調があって、正月休みは遠出をせず、この本を読んでいた。それで、「第一巻」「第二巻」と分かれている「第一巻」の方を、三が日の間に読み終わった。ちょっとメモ的に書いておく。 先に書いたように、著者のドイッチャーは「スターリンはなぜ成功し... 続きを読む
アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。〜前篇 - みききしたこと。おもうこと。
図書館, イベント | 12:09 | こういうのに行ってきた。・京都外国語大学イタリア語学科主催講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」知の広場――図書館と自由作者: アントネッラ・アンニョリ,柳与志夫[解説],萱野有美出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/05/11メディア: 単行本クリック: 24回この商品を含むブログ (18件) を見る今回の講演は、来日講演ツアーの一環。ツ... 続きを読む
マラテール『生命起源論の科学哲学』:すばらしい。創発批判本! - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
生命起源論の科学哲学―― 創発か、還元的説明か作者: クリストフ・マラテール,佐藤直樹出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/01/19メディア: 単行本クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る生命の起源をめぐる各種議論についての本。ここしばらく、科学哲学というのは基本的にアホダラ経であって読む価値がない、という思いをだんだん強くしていたんだけれど、この本で多少は見直した。... 続きを読む
スターリン期の大量死の評価をめぐって――ノーマン・ネイマーク『スターリンのジェノサイド』を読む - Danas je lep dan.
きわめて問題提起的な意欲作でありながら,どうしてこんな残念な結果になってしまったのだろうか。いや,むしろ,本書の著者ネイマークの持つその意気込みが,本書を残念なものにしてしまっているのかもしれない。読みながら,そんなことを考えた。スターリンのジェノサイド作者: ノーマン・M・ネイマーク,根岸隆夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/09/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (4... 続きを読む
もしおれがフランクルの『夜と霧』を読んだら - 関内関外日記
感想文夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録作者: V.E.フランクル,霜山徳爾出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1985/01/22メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 88回この商品を含むブログ (101件) を見る「ただ一つのことを君達に忠告する。それはひげを剃れ、ということだ。できれば毎日だ。何でもよい、俺はガラス片でやっている。あるいはひげを剃ってくれる者に最後のパンの一片をや... 続きを読む
テッサ・モーリス=鈴木 - 辺境から眺める アイヌが経験する近代 - Close to the Wall
辺境から眺める―アイヌが経験する近代作者: テッサモーリス=鈴木,Tessa Morris‐Suzuki,大川正彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2000/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (18件) を見る前回の本はアイヌを含めた近代の世界における先住民族を描いたものだけれど、こちらはよりアイヌにクローズアップした内容で、本書の狙いを序章から拾っ... 続きを読む
『福島の原発事故をめぐって』 - Arisanのノート
著名な科学史家による、原発事故をめぐる省察。 福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと作者: 山本義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 228回この商品を含むブログ (18件) を見る この本を通読して実感したことは、「原子力」という訳語が日本ではあてられている核工学や核産業というものが、いかに国家権力や、国家主権の... 続きを読む