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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users台風7号 避難した - ururundoの雑記帳
8月16日 台風7号が近畿を縦断 もしくは横断すると ニュースは伝えた。 私は杉の人工林に囲まれた山村に住んでいる。 人工林が根を浅く張るのは 倒木を見ると一目瞭然だ。 倒木は停電 道を塞さぎ 土石流を引き起こす。 豪雨 暴風による土砂崩れ 倒木 洪水をニュースで見ると人ごとではない。 避難所が開かれると ... 続きを読む
今季最後の八朔 - ururundoの雑記帳
小さな八朔 沢山の小さな八朔が 大きな箱で和歌山から届く。 皮は少しくたびれ気味。 果肉はとても甘い。 今季最後の名残の八朔。 大きな竹籠に盛り テーブルの上に置く。 黄色が 薄暗い昼間の小屋の中で輝く。 平たい器に 袋から出したオレンジ色の実を並べると 果汁が器の底に流れ 八朔が生き物の様だと思う。 一... 続きを読む
「キネマ旬報」「天路の旅人」沢木耕太郎著 - ururundoの雑記帳
図書館から予約していた本を2冊受け取る。 定期購読予約の「キネマ旬報」 友達が絶賛していた 沢木耕太郎のノンフィクション「天路の旅人」。 キネマ旬報は松本零士特集とアカデミー賞のリポート 「天路の旅人」は 『第二次世界大戦末期 一人の日本の若者が 敵国である中国の その大陸の奥深く潜入した。 彼はラマ... 続きを読む
風の強い日 - ururundoの雑記帳
4月20日は 穏やかで暖かい日 昼から深夜まで ずっと強い南風が吹いた。 怖いような風だ。 表にも出ず ずっと小屋の中で暮らした。 大きな音を立て 小屋に叩きつける風。 六日前の 穏やかで暖かい日を ずっと遠くに感じる。 なぜか落ち着かなく ソワソワとして 停電で水が止まるかもしれないと バスタブに半分程 ... 続きを読む
シジュウカラ 映画「殿、利息でござる!」 - ururundoの雑記帳
シジュウカラ 神経質なシジュウカラを 窓ガラス越しに見る。 私が少しでも動くと パッと飛んで行ってしまう。 スマホで撮るには 難しいなあ。 餌台に好物のカメムシ みかんを置く。 すぐに どこかから 何羽も飛んで来て チーチーと鳴き交わし 餌を食べる。 あるものは木の枝に咥えて行き あるものは 餌台の箱の... 続きを読む
夏の終わりの輝く緑 - ururundoの雑記帳
滋賀県大津市和邇 用事で大津に出かけた。 片道4、50分のドライブ 往きと違うルートで帰ろう。 その道は古い街道筋と 畑 田んぼ 山などを巡る道だ。 空は広く 夏の終わりの緑は 昼の太陽に照らされて輝いている。 夫の運転する車の窓から スマホで2枚写真を撮った。 輝きを感じるいい写真だと 私は思う。 夜にな... 続きを読む
鹿の足跡 - ururundoの雑記帳
鹿の足跡 激しい雷雨の夜が明け 雨水を吸った湿った土の上に しっかりとした 足跡を残し 歩いていたのは誰だ? 昼間に 時折 金属音の様な声を響かせている 鹿の足跡だ。 険しい崖に 力強く蹴り上げ道をつけ 「ああ これが獣道なのか」 と 私を感心させる事も度々。 まだ 車も通らない薄明に 川沿いの道を歩き ど... 続きを読む
卯の花(おから) - ururundoの雑記帳
卯の花(おから) ライ麦パンと共に 京都からやってきたおから。 それは 真っ白で柔らかく 微かに豆の香りがする。 人参 ちくわ 甘辛く炊いて冷凍保存していた椎茸。 それらを 食べた時に存在感がある様に切る。 料理に口うるさい亡き父が言った 大きすぎても 小さすぎてもいけない 口の中で 素材が分かるように... 続きを読む
テーブルの上にラッパ水仙 - ururundoの雑記帳
いよいよ 春がやってきたと思う。 小屋の周りの木々の枝には 膨らんだ芽がほころび ハコベの花が咲いている。 雪の下でこの日を待っていた水仙も。 あちらこちらに 馬酔木の花も鈴なりに 山桜の小さな花は やっと咲き始め まだ散る気配はない。 山には コブシと山桜。 道の脇に群れて咲いている 八重のラッパ水仙。 ... 続きを読む
冷たい1日だった - ururundoの雑記帳
村の「ミッドタウン」の橋から東を眺める 今日 私は3回目のワクチン接種に行った。 走っている車がフラっとする程の 風の強い日。 病院は山から降り 湖岸の町。 梅の花がやっと満開 畑の所々にポツリポツリと 黄色の菜の花が咲き 畑の土を耕し始めた人達がいる。 道中から見た山並みの頂きには まだ雪が残る。 今... 続きを読む
絵本「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘 - ururundoの雑記帳
絵本「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘 2011年3月11日 東日本大震災が発生した。 福島第一原発は 津波により 制御不能に陥った。 そして 3月19日。 帰還困難区域に指定された 双葉町の住民1000人以上が さいたまスーパーアリーナへ一時避難した。 それから数ヶ月後 著者の鈴木邦弘さんは 動物愛護... 続きを読む
映画「Paterson」(パターソン) - ururundoの雑記帳
映画「パターソン」 アメリカ東海岸ニュージャージー州の 小さな町Paterson。 その街に バスドライバーのパターソンが住んでいる。 小さな家に 夢みがちな妻と 笑わないブルドッグと共に暮らす。 パターソンの毎日は何も変化がない。 朝目覚め 一人でシリアルを食べ ランチボックスを持ち職場へと向かう。 そして 浮か... 続きを読む
二坪小屋(照明) - ururundoの雑記帳
梁に取り付けたのは 工事の時などに 大工さんが臨時に使う簡易のランプだ。 10年程前にホームセンターで買った。 螺旋の面白い形のランプが付いている。 今はそれがLEDに変わり 2000円で売っている。 螺旋形のランプをLEDに替え コードも白に 黒い部分は白のペンキを塗った。 梁にしっかりと取り付け 明るく小屋の... 続きを読む
二坪小屋 (低いテーブル) - ururundoの雑記帳
一体いつになったら出来るのか? 手作り二坪小屋を楽しみに待っている 友達の声が聞こえる。 仕事の合間に少しずつ。 だから 2年近く掛かったのではないか。 私は壁の板を張る 内外の壁にペンキを塗る 家具に塗料を塗る。 単純作業のみだ。 後は全部夫が作った。 今日はまず低いテーブルから 見て頂こう。 天板は杉 脚... 続きを読む
昭和の生き残りが欲する苺 - ururundoの雑記帳
三月にスーパーの棚に 苺が並び始めたのは いつの頃からだろう。 そして 12月にも。 温室育ちのかわいい苺。 大きさも同じで 味はほのかで 食感はさくっと。 そして 個性に乏しい。 自分では買わない 今の季節の苺を食べた時の感想だ。 玉子くらいの大きさの苺は 箱に詰められている。 これは見た目もかわいくない。 ... 続きを読む
淡いブルーの星の様なオオイヌノフグリ - ururundoの雑記帳
オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ。 なんという無粋な名前。 植物学者は何を思って こんな名前にしたのだろう。 雪が溶けたらすぐに咲く黄蓮の花。 淡いブルーの星の様なオオイヌノフグリは その後に咲く花だ。 明るい陽射しに 顔を向けている日もあれば 灰色の空の下 強い北風が吹く日でも 健気に頑張っている。 あち... 続きを読む
熱々水餃子 - ururundoの雑記帳
今晩のおかずは 鯖の煮付けにしよう。 梅干しと厚く切った土生姜を 甘辛い醤油の中に入れ コトコト炊いて 鯖に照りがつけばよい。 湯がいた小松菜と 温かい豆腐と共に鯖を盛り 煮汁をかけよう。 と、思っていたら 「弟君」がやって来た。 晩ご飯を食べて行くかと聞くと 「すいません」 あ〜、食べて行くのか。 予定変更... 続きを読む
私の「大きな幸せ」 - ururundoの雑記帳
(カラー写真) 雪に囲まれた冬の幸せ。 それは 空気の清らかさ 冷たさ。 温かい飲み物の カップから上がる湯気。 ストーブに燃える薪の パチパチという音を聞きながら ウトウトと居眠り。 深い皿にたっぷり注がれた 熱々の具沢山のスープ。 数え上げれば切りがないが どれもなんと質素な幸せだろうか。 それにもう一つ... 続きを読む
メタセコイアの小枝 - ururundoの雑記帳
メタセコイアの種子 樹形も葉の色も 四季を通じて見る人を感動させる メタセコイア。 「生きた化石」 シーラカンスがそう呼ばれている様に。 昨日 琵琶湖東岸から持ち帰った メタセコイアの小枝。 繊細な葉っぱと 杉 檜と同じ姿の種子は なんともシックな姿だ。 カフェオレ色のコートに ピンで留めたらどうか。 そして ... 続きを読む
ベルギーのチョコレート - ururundoの雑記帳
箱にかけられたリボンを解き 蓋を開ける。 小さなチョコレート達が2段。 ホワイトチョコの 大理石のレリーフみたいなのが 特に好きだ。 ボッティチェリのビーナスの貝 シーザーのマントの房飾り ギリシャ神殿の円柱のどこか。 そして 一つを指で摘み 半分をかじる。 中には淡い色と味のマジパン。 アメリカのピーナツが... 続きを読む
りんご ジョナゴールド - ururundoの雑記帳
ジョナゴールド スーパーの果物売り場に並んだ リンゴの赤い色。 紅玉とゴールデンデリシャスの子供 ジョナゴールド。 フジの様に甘くなく そしてしっかりとした食感でもない。 紅玉の酸っぱさと ゴールデンデリシャスの柔らかい歯触り。 まさに両親の特徴を受け継いだリンゴだ。 赤い色も少しだけ紅というのもかわいい... 続きを読む
小屋作り 峠は越えた - ururundoの雑記帳
自作タイル 私は10坪のワンルームの 小さな木の小屋に住んでいる。 それは靴を脱がなくてもいい 土間の小屋だ。 もう一つの 畳が4枚程の小さな部屋 それを夫が建て始めたのは去年の秋の終わり。 やっと9割程出来上がり。 その一部の経過報告をしよう。 「後一息、峠は越えた」という所で 床の真ん中に20枚の自作... 続きを読む
枯れた薊 - ururundoの雑記帳
薊 昨日は天ぷらを思い 今日は風に吹かれる 枯れた薊の綿毛の行方を想う。 現実と想像の間を行き来する私だ。 淡い紅の薊の花が 空に向かって咲き誇り 蜂や蝶を呼び寄せていた時は過ぎた。 茎も葉も花も好天続きで 綺麗に枯れた。 からからに乾いた葉っぱ 指にとってこすると はらはらと崩れた。 植物の終末の姿は 種を... 続きを読む
お先真っ暗 - ururundoの雑記帳
日本列島のあちらこちらで 豪雨の予報。 台風一過の明るい青空は望めない。 ずっと続く雨や強い風は気持ちを弱くする。 そして、そして 昼ご飯のテーブルの上に そんなに大きくない蛇が 茶碗や皿の間をうねうねと動いていた。 心臓が止まりそうな程の驚き。 夫も私も予期せぬ出来事に慌てふためき 火鋏だなんだと言って... 続きを読む
黒すぐりジャム - ururundoの雑記帳
黒すぐり という名前の響きが気に入り 小さな苗を植えた。 あれから数年。 今年は葉がふさふさと繁った。 紫の実は眺めるだけでよし 鳥のおやつにでもなればいい。 そう思っていたら 鳥は私にそこそこの実を残してくれた。 琺瑯のミルクパンに 黒すぐりの実とたっぷりの砂糖。 中火でしばらく煮ると 細かい泡の様な灰汁... 続きを読む