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希望難民ご一行様-ピースボートと「承認の共同体」幻想 [著]古市憲寿、本田由紀 - 大澤真幸(社会学者) - 本の達人 - 電子書籍 - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2012/03/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 57 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 大澤真幸 朝日新聞社 古市憲寿 本田由紀 達人

■「何を」あきらめればよいのか、を問う     現在、急激に注目を集めつつある若手社会学者・古市憲寿氏の最初の著作である。一言で特徴づければ、ピースボートへの参与観察をもとにした若者論ということになる。  まず、単純に、ピースボートの実情を知るだけでも抜群におもしろい。たとえば私は、ピースボートというのは世界平和とか、差別とかといったことに熱い関心をもっている人が参加するのかと思っていたが、必ずし... 続きを読む

数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索 [著]砂田利一、長岡亮介、野家啓一 - 書評 - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2012/02/14 このエントリーをはてなブックマークに追加 16 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 砂田 思索 朝日新聞社 あいだ 長岡亮介

数学者(砂田)、哲学者(野家)、そして元カリスマ予備校教師でもある数学史家(長岡)の3人が、数学と哲学との「あいだ」にある様々な問題を論じ合った。数学と哲学は、古来表裏一体の関係にありながら、現代では数学理論の高度化につれて溝が深まっている。二つの分野の専門家が時にはかみ合わないやりとりを重ね、時には新たな発見にひざを打つさまが楽しい。数学者と数学史家が、例えば「無限」をどう考えるかといった根本的... 続きを読む

円城塔さん「奇妙な小説書いていく」 芥川賞受賞会見 - ニュース - 本のニュース - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2012/01/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 9 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 朝日新聞社 芥川賞受賞会見 小説 書評サイト 円城塔さん

第146回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に円城塔(えんじょう・とう)さん(39)の「道化師の蝶(ちょう)」(群像7月号)と、田中慎弥(たなか・しんや)さん(39)の「共喰(ぐ)い」(すばる10月号)が選ばれた。円城さんは、同日夜に開かれた記者会見で「次の仕事は、(09年に亡くなった作家の)伊藤計劃の遺した作品を書き継ぐこと」と今後に... 続きを読む

『スティーブ・ジョブズ』翻訳の舞台裏 翻訳者・井口耕二さん - 石川京子 - インタビュー - 本のニュース - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/12/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 22 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip カスタマーレビュー 朝日新聞社 ジョブズ 伝記 井口

『スティーブ・ジョブズ』に出てくるジョブズの愛読本。「このうち1冊は読み通すことができませんでした」(井口さん) 伝記『スティーブ・ジョブズ』は10月24日に発売されてから、すぐに日本でもⅠ、Ⅱ巻累計で100万部を超えた。爆発的な売れゆきと同時にアマゾン・ジャパンのカスタマーレビューで、翻訳本の出来が「評価」されるという異例の反応があった。世界同時発売によるドタバタぶりなどその裏話を、翻訳した井口... 続きを読む

河北新報のいちばん長い日―震災下の地元紙 [著]河北新報社 - 後藤正治(ノンフィクション作家) - 書評 - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/11/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 13 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 朝日新聞社 流失 自問自答 裏方 河北新報

■解のない自問自答、新聞の役割の原点  東日本大震災にさいして、東北の地元紙・河北新報がいかに対応し、何をどう伝えたか。そのドキュメントである。報道部、支局、写真部の第一線はもとより、印刷、販売、さらに裏方の「おにぎり班」まで、震災下の新聞社の日々が克明に伝えられている。  地元紙は被災者でもあった。本社ビルは持ちこたえたが、組み版が潰れ、新潟日報の助けを得て新聞は出された。海沿いにある支局は流失... 続きを読む

絆描き、震災後に新たな光 大沢在昌さん『絆回廊』 - 加藤修 - インタビュー - 本のニュース - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/11/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 10 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 朝日新聞社 鮫島 ハードボイルド 害虫 直球ど真ん中

作家・大沢在昌さんの『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』(光文社)が人気を集めている。外国人犯罪や海外の害虫など新たな犯罪や事件のかたちに迫り、未来を予見するとも言われた「新宿鮫」シリーズの最新刊で、警察や暴力団を組織として描いた前作から一転、人間を描くハードボイルドの原点に戻った作品だ。  大沢さん自ら「今回は直球ど真ん中」という作品は、主人公の新宿署の刑事・鮫島を中心に、困難な状況を突破しようとする人間たちの... 続きを読む

ニセ科学って何だ? 久保田裕さんが選ぶ本 - 久保田裕(科学医療部) - ニュースの本棚 - コラム別に読む - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/11/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 18 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 朝日新聞社 類い 血液型 のち 結晶

■思い込みが行動を左右する    一見、科学的な主張に見えるものの、実は科学でない。そんな主張を、ニセ科学とかエセ科学、疑似科学などと呼ぶ。  血液型でその人の性格が分かるとする血液型性格判断や、マイナスイオンを浴びると健康になるとか、水に「ありがとう」と話しかけるときれいな結晶ができる、などといった類いの主張のことだ。先月亡くなったスティーブ・ジョブズ氏ががん治療に取り入れ、のちに悔やんだと伝え... 続きを読む

武器としての決断思考 [著]瀧本哲史 - 速水健朗(フリーライター) - 売れてる本 - コラム別に読む - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/11/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 14 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 朝日新聞社 瀧本哲史 速水健朗 決断思考 武器

■ゲリラ戦時代の新教養書  新書ブームはもう一段落。新書レーベルの創刊ラッシュも過去のものとなった。昨今は、石原慎太郎や曽野綾子といった大御所の書いた新書のヒットばかりが目立っている。  その“新書保守化時代”に立ち上がった「星海社新書」は、少数精鋭の新興出版社・星海社の新書レーベルで、第1弾が本書である。著者は東大卒、元マッキンゼー勤務。キャリアは華やかだが、ほぼ無名。これが著作としてのデビュー... 続きを読む

アイデンティティと暴力―運命は幻想である [著]アマルティア・セン - 姜尚中(東京大学教授) - 書評 - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/10/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 25 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip こんしん 朝日新聞社 アイデンティティ 書評 温床

■「単一帰属」の幻想を打ち砕く  グローバル経済の格差と貧困を温床とするテロと暴力の連鎖。この、それこそグローバルなテーマにどう向き合ったらいいのか。  本書は、ノーベル経済学賞受賞のセンによる渾身(こんしん)の処方箋(しょほうせん)である。そのキーワードは、アイデンティティーだが、本書が心打つのは、センが自らのアイデンティティーをめぐる「生体解剖」的な分析を通じて、アイデンティティーの複数性と「... 続きを読む

ゲーム理論による社会科学の統合 [著]ハーバート・ギンタス - 山形浩生(評論家、翻訳家) - 書評 - 書評・コラムを読む - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

2011/09/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 32 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 朝日新聞社 アシモフ 書評 山形浩生 構想

■多くの学問統合、自信満ちた構想  社会科学の統合とは何と強気な。アシモフの未来SFには人類史の将来を予測する、歴史心理学なる統合人間科学が登場するが、ついにそれが実現……とまではいかない。が、著者はゲーム理論がその基盤となると断言するのだ。  すごいぜ、と本文を開くと、いきなり細かい式や証明がずらずら並んで涙目だが、とりあえずは飛ばしても大丈夫。基本的に著者は、合理的個人の相互作用を描くゲーム理... 続きを読む

 
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