タグ 長篇小説
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「折りたたみ北京」の郝景芳による、中国から見た1984年──『1984年に生まれて』 - 基本読書
1984年に生まれて 作者:郝景芳発売日: 2020/11/24メディア: Kindle版この『1984年に生まれて』は、郝景芳によって書かれた、中国の1984年前後から10年代頃までの情景が描かれていく長篇小説である。郝景芳はヒューゴー賞を受賞した「折りたたみ北京」をはじめとし、日本でも単独短篇集である『郝景芳短篇集』が白水... 続きを読む
二〇一〇年代最注目のSF作家による、未来の海上都市を舞台にした〈分断〉と〈結合〉の物語──『黒魚都市』 - 基本読書
黒魚【クロウオ】都市 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:ミラー,サム・J.発売日: 2020/11/19メディア: 単行本この『黒魚都市』は、2010年代にその頭角を現してきた、新時代のアメリカSF作家であるサム・J・ミラーによる二作目の長篇小説である。 チャイナ・ミエヴィルの『都市と都市』『言語都市』、クリフォード・D・... 続きを読む
不死を得た世界に、新たな神が現れる。フランス作家による未来への警告──『透明性』 - 基本読書
透明性 作者:マルク・デュガン発売日: 2020/10/15メディア: 単行本この『透明性』は、セネガル生まれのフランス人作家マルク・デュガンによる長篇小説である。本書が長篇のフィクションとしては本邦初紹介作となるが、これまで13作の小説を刊行していて、映画監督やジャーナリストとしても活躍する、フランスでは名声の... 続きを読む
魔法が混ぜ合わされた難民・移動文学──『西への出口』 - 基本読書
西への出口 (新潮クレスト・ブックス) 作者:モーシン ハミッド出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/12/24メディア: 単行本この『西への出口』は、パキスタンに生まれた後、アメリカにわたり英語で作品を発表し続けている(今はパキスタン、ロンドン、ニューヨークを行き来している)モーシン・ハミッドによる長篇小説で... 続きを読む
終末の予感だけがただひたすらに蔓延する小説──『穴の町』 - 基本読書
穴の町 作者: ショーン・プレスコット,北田絵里子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/07/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見る本書『穴の町』はオーストラリアの作家ショーン・プレスコットの長篇小説のデビュー作である。「世界文学」としか言いようがない本作なのだが、僕はそうした前情報を一切知らずに... 続きを読む
日常性を蝕むもの 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」(第1部 泥棒かささぎ編) - サラダ坊主日記
2017 - 03 - 21 日常性を蝕むもの 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」(第1部 泥棒かささぎ編) 文学 村上春樹 の「 ねじまき鳥クロニクル 」という長篇小説の第一巻「 泥棒かささぎ 編」を読了したので、感想の断片を書き留めておく。 尤も、この「 泥棒かささぎ 編」を通読したのは、今回が初めてではない。遡ること十数年前、私が未だ中学三年生だった頃の、高校進学直前の春休みに、誰もいない家で... 続きを読む
「SFコンテスト」における安部公房の選評(全集未収録):スローリィ・スローステップの怠惰な冒険 - ブロマガ
SFマガジン1961年8月号 今月、第3回ハヤカワ・SFコンテストの受賞作が発表されたようですね。 (公式サイト)http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2015-09-03-175126.html 早川書房が主催するこの新人賞、長篇小説が対象となってからは3回目ですが、じつは長い中断期間をはさみつつも50年以上の歴史を誇っています。そして、その第1回から第3... 続きを読む
文藝春秋|村上春樹氏 新刊に関するお知らせ
村上春樹氏 書き下ろし長篇小説の4月刊行が決定しました。 詳しい情報は、順次お知らせします。 (株)文藝春秋・出版局 続きを読む