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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersみんなでファシズムを選んだら、それは民主主義なのか? - 大惨事!過下郎日記
先のエントリのコメント欄に出現したネウヨは、麻生発言擁護の中でファシズムは民主主義に内包されるということを盛んに述べたがっていました。また、ファシズムが半数近くの人間に支持され、「合法的」に武力弾圧が行われた事、それが黙認された事も強調しました。それが、ナチス批判・民主主義擁護ではなく、当方への冷笑・嘲笑目的で行われていた事は明白であり、そうすると件のネウヨ発言は民主主義の擁護とファシズム批判とは... 続きを読む
麻生発言をできうる限り好意的に解釈する - 大惨事!過下郎日記
こんなコメントを頂きました。*1とりあえず文脈を読めない日本語能力に劣る読売新聞の記者に釣られたみたいだな。素直に謝っとけ。こういう所で意地を張るとお前の嫌いなネウヨと同等になっちまうぞhttp://bit.ly/13ytaENこのまとめサイトでは東京新聞の記事が的を射ているとしているが、東京新聞の記事はすでに確認している。http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama-h... 続きを読む
麻生太郎は概説書の数ページだけでも読むべきである - 大惨事!過下郎日記
ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演:YOMIURI ONLINE麻生副総理は29日、都内で開かれた講演会で憲法改正について、「狂騒、狂乱の中で決めてほしくない。落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」と述べた。 その上で、ドイツでかつて、最も民主的と言われたワイマール憲法下でヒトラー政権が誕生したことを挙げ、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか... 続きを読む
搾取から解放された正しい芸術以外は破壊すべきなのか? - 大惨事!過下郎日記
ID:letterdustさんから、先日書いた「言っておきますが、僕は日本が大好きです」というエントリに対し、以下のブックマークコメントが寄せられました。そのために桃山時代に朝鮮半島で略奪しまくった歴史を踏まえての敢えての記述?>「いわゆるわび・さびに価値を見いだした日本の文化人の審美眼」僕は次のように考えています。秀吉の朝鮮侵略により、朝鮮が甚大な被害を被ったことは紛れもない事実です。その中には... 続きを読む
人類史上、日本人だけがなしとげたスゴいことを探すのは結構大変である - 大惨事!過下郎日記
僕は橘玲という人を全く知らなかったのだが、経済小説家らしい。そこそこ(?)有名なのだろう。週刊プレイボーイに連載を持っているのだから。しかし、経済については詳しいのだろうが、歴史に関してはとんと疎いらしい。とにかくひどい。人類史上、日本人だけがなしとげたスゴいこと 週刊プレイボーイ連載(104)まずは長篠の合戦で織田軍の鉄砲三段撃ちが事実として書かれているが、現在、これを事実している研究者がどれほ... 続きを読む
ヱヴァQ感想 我々は14年間何をしてきたのか? - 大惨事!過下郎日記
かなり遅くなりましたが、ヱヴァQ感想ひっそり書きます。ちなみに、他ブログの感想などはほとんど見ていません。なので、このエントリの内容が、すでにネットでは語り尽されているかもしれません。しかしこれは、僕個人が勝手に自分の感想をまとめたものなので、そうだったとしても僕自身はあまり気にしません。僕は公開初日にヱヴァQ観に行きました。「えーっ!?えーっ!?えーっ!?・・・・・・・・えーっ!?もう終わり!?... 続きを読む
乙武さんの件で思ったこと - 大惨事!過下郎日記
乙武、車椅子、というワードで思考停止になっている人が多いような気がする。そこから少し距離を置いてみよう。そして考えてみよう。レストランに行くにあたり、想定できる危険とは何か?例えば食物アレルギーがある。最近は、気の利いたそれなりの店であれば予約時や注文時に聞いてくれるが、基本的には自己申告で配慮してもらうものだろう。店の側があらかじめ不特定多数の客のアレルギーに配慮することは不可能だ。それが可能で... 続きを読む
定義が定まらない、で一貫してみる - 大惨事!過下郎日記
侵略の定義が定まらないなら、きっと軍事力を伴う主権が及ぶ範囲である我が国固有の領土も定義が定まらないだろう。中国が尖閣に武力侵攻しても、それは侵略ではない可能性が十二分にありうることになるだろう。結局、保守が嫌悪する中国に塩を送ることになる。どれだけ愚かなのだろう。これが、ご都合主義の成れの果てである。 続きを読む
二十代学生(匿名氏)へ - 大惨事!過下郎日記
ここは、寝る前の午前2時からコメントを開始して、朝7時までコメントし続け、「気が向けばまた覗きます」と言って国家試験勉強に戻ったはずなのに、その2時間後にまた気が向いてコメントした、小林よしのりを愛読してポストモダンのポの字も知らないないくせに、人様を廃人呼ばわりする、八回海外渡航したらレイシストになってしまった、自称一応理系の二十代学生氏(匿名氏)が、「民族はY染色体遺伝子で決まる」とする学説を... 続きを読む
8回の海外渡航経験は、十数年の読書経験に勝るのか〜素朴経験主義を批判する - 大惨事!過下郎日記
海外旅行で得た直感は、読書経験に勝るとする素朴経験主義に関しては、かつて以下のエントリで批判しました。東浩紀の素朴な経験主義について上のエントリと重複するところがありますが、素朴経験主義を批判してみましょう。素朴経験主義とは「自分はこれこれの経験があるから、経験のないお前より優位にある」と主張することをここでは指します。これに対する有効な反論は「そう言うお前より実は自分の方が経験があるので、自分の... 続きを読む
これが疑似科学である〜Y染色体で民族は決定するか? - 大惨事!過下郎日記
以前以下のエントリを書きました。人種と民族の違いを知っていますか?このエントリで僕が言いたいことは簡単に述べればこうです。現代では、人種間に優劣はないとされる。優劣という発想が文化に依存する。よって人種概念も民族概念に包摂されるのではないか。同一民族意識は、文化を共有していると互いに認識している集団内で形成される。しかし自民族意識の形成には、他民族のまなざしも同時に必要とされる。付言すれば、現在も... 続きを読む
人種と民族の違いを知っていますか? - 大惨事!過下郎日記
id:gingin1234というちょっと困ったちゃんがいらっしゃいますが、「左翼こそ人種差別主義」なんてタグを作って使用しているようです。gingin1234のブックマーク/左翼こそ人種差別主義gingin1234氏はここでこのような発言をしています。こういう発言にも突っかかってる連中って、当然、韓国人の方にも徹底的に罵倒してるんだよな? 相手の民族によって異なる対応をするということは、すなわち人... 続きを読む
『大衆の侮蔑』を読んで - 大惨事!過下郎日記
初心者のための歴史学講座を書き終えた後、実は次に書こうとしていたのがこのエントリでした。時間がなかったり、ファブヨンくんをなぶっていたりして延び延びになってしまいました。先日、読んだ本が以下。大衆の侮蔑―現代社会における文化闘争についての試論作者: Peter Sloterdijk,ペータースローターダイク,仲正昌樹出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2001/08メディア: 単行本この商品... 続きを読む
バカどもと歴史物語を共有するなんてまっぴらごめんだね - 大惨事!過下郎日記
http://d.hatena.ne.jp/fab4wings/20120502/1335974495国民が国民として誇りを持つための物語です。つまり、歴史教育です。 この物語性を、弱めて、自国や自民族に誇りを持てなくしたり、嫌いになってしまうと、自分を大切に出来なくなります。自分を大切にできな人は、コミュニケーション上相手を大切に出来ません。この点は、よくありがちな左翼思想の人の落ちる落とし穴で... 続きを読む
ごめんなさい。僕が議論を一段階飛ばしたので、id:fab4wings氏には難しかったでしょう? - 大惨事!過下郎日記
日本の保守は屈折を護持する人々なのかこの記事に関してfab4wings氏が基本的に意味不明であると反論してきました。自分で決めつけて自分で指摘していれば良いなんて、楽な研究だねfab4wings氏の述べていることがあまりにもおかしいので、それを自明の前提として論を進めてしまったのですが、それは僕も少し迂闊でした。おかしなことを言っている氏に対し、まずはここがおかしいんだよと教えてあげるのが親切でし... 続きを読む
初心者のための歴史学講座4 〜歴史学は役に立つのか 後編〜 - 大惨事!過下郎日記
僕はグローバル規模で加速する市場主義の中、これは言い換えると大衆化と言ってよいと思います、金にならない人文学は早晩滅びると思っていました。しかし、つい先日、『中央公論』2月号の特集「大学改革の混迷」の2つの記事を読み、少し認識が変わりました。まず紹介したいのは、上山隆大上智大教授の「すべての大学人は市場の中で生きるしかない」という評論です。氏が第一に指摘するのは、日本の大学には公共的使命の意識が決... 続きを読む
初心者のための歴史学講座3 〜研究発表編〜 - 大惨事!過下郎日記
学部生もゼミで卒論の準備のための発表をしますが、修士課程での修論準備のための研究発表は、学部生のそれとは全く違うものでした。僕が修士課程に入った時に、ゼミには博士論文提出予定、ほぼ大学の専任の職も決まっているという超優秀な方がいらっしゃいました*1。そして、この方が情け容赦ない。研究発表のたびに、その未熟さを僕は徹底的に指摘され、絞っても油の一滴も出ないほどに絞られまくられました。僕の同期には、一... 続きを読む
初心者のための歴史学講座2 〜史料批判編〜 - 大惨事!過下郎日記
あまりブクマもつかないかと思っていましたが、読んでいただいた方もそこそこいるようでうれしい限りです。ぜひ、歴史修正主義者の方々の目につくようにしていただければ、と思います。先行研究編に少し補足しますと、直接は関係ないけれども読んでおいたほうがよい論文もたくさんあり、これはきりがないのでどこかで切らないといけないのですが、そこの線引きが難しいです。僕が修論を書いた時に読んだ論文で、一番レヴェルが高い... 続きを読む
歴史修正主義を歴史修正主義の手法で批判する - 大惨事!過下郎日記
ブクマでも取り上げましたが、これまた典型的な歴史修正主義者がわいたものですね。以前、僕が書いた一連のエントリで述べたように、局地戦に持ち込み、冷笑と勝利宣言で反歴史修正主義を「どっちもどっち」という印象にまで引きずり降ろしたら、事実上歴史修正主義の勝利です。反歴史修正主義、いわゆる歴史学の側は事実の検証に時間と労力という莫大なコストを払っていますが、歴史修正主義の側はブログを書いて、ウィキペディア... 続きを読む