谷崎潤一郎「細雪」に描いた大水害　豪雨多発の今に教訓：朝日新聞デジタル

2018/07/04 7 users 谷崎潤一郎 朝日新聞デジタル 大水害

六甲山系を襲った豪雨が土石流を引き起こし、約７００人が死亡・行方不明になった阪神大水害から８０年。大水害後、砂防ダムの建設や災害を防ぐ法整備は進んだが、豪雨災害が多発するいま、改めて教訓を伝える取り組みが進んでいる。 「山津波…煮えくり返る湯のよう」 兵庫県芦屋市の民家の庭で６月２９日、「永保」と刻... 続きを読む

俳優の三條美紀さん死去　「犬神家の一族」などに出演：朝日新聞デジタル

2015/04/18 9 users 一族 朝日新聞デジタル 俳優 出演 犬神家

三條美紀さん（さんじょう・みき、本名佐藤幹子〈さとう・みきこ〉＝俳優）が９日、うっ血性心不全で死去、８６歳。葬儀は近親者で営んだ。　昭和２０年代初めに映画デビュー。黒澤明監督の「静かなる決闘」など数多くの作品に出演した。「犬神家の一族」「細雪」など市川崑監督の作品の常連でもあった。テレビドラマや舞台でも活躍した。長女は元俳優の紀比呂子さん。 続きを読む

谷崎潤一郎「細雪」などの創作ノート見つかる　NHKニュース

2015/04/02 80 users 谷崎 空襲 全集 谷崎潤一郎 春琴抄

日本の近代文学を代表する作家、谷崎潤一郎の「細雪」や「春琴抄」の創作ノートがあることが分かりました。戦争で焼失したと考えられていましたが、谷崎が空襲を避けようとカメラで撮影したものが残されていたとみられ、専門家は「大変貴重な超一級の資料だ」と話しています。 谷崎潤一郎の全集を出している中央公論新社が記者会見して明らかにしました。それによりますと、資料は、谷崎が「春琴抄」や「細雪」を構想していた昭和... 続きを読む

では新聞記事は本当に短いのか？→新聞より長いのは『細雪』と判決文だけ 読書猿Classic: between / beyond readers

2012/07/31 49 users 短文 論者 between beyond readers 傾向

「ジャーナリスト系の論者には、とりわけ短文信仰が強い。」（斉藤美奈子『文章読本さん江』p.64） 「新聞記者の短文信仰には理由がある。新聞は一行十一字詰め（昔は十五字詰め）で印刷される。一文が短くないと、読みにくいのだ。」（斉藤美奈子『文章読本さん江』p.65） 　確かに新聞記者出身者が書く文章表現本には、記者時代のトレーニングを引き合いに出して短文を強く勧める傾向がある。 　とはいえ先の記事 「... 続きを読む

上善如水「細雪」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

2011/02/01 25 users スゴ本 わたし あなた

900ページの長編なのに、するすると呼吸をするように読み干す。ああ、美味しい。一文が異様なほど長く、描写と感情を読点でつないでいる。パッと見、読みつけるのが大変かと思いきや、全く逆。読点のリズムが畳み掛けるように囲い込むように配置され、単に「読みやすい文章」というよりも、むしろ読み進むことを促されるような構成となっている。お手本のような小説だ。そして、ひたすら面白い。大阪の上流家庭が舞台で、大きな... 続きを読む