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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users瀧口範子のシリコンバレー通信 - 「勝者」しか住めなくなったシリコンバレー:ITpro
稀有な発展を遂げたシリコンバレーの良いところは、言い尽くせないほどある。新しいテクノロジーやビジネスモデルが常に生まれ、優れた才能が世界から集まる。起業に挑戦する果敢さも溢れていて、同時に失敗も学習機会として捉えられる。 しかしその一方で、シリコンバレーのひずみや失敗もここ数年明らかになってきた。最大の問題は、シリコンバレーが「勝者」しか住めない町になってしまったことだ。シリコンバレーのスタートア... 続きを読む
瀧口範子のシリコンバレー通信 - IoTのセキュリティ脆弱性が、政府による監視活動の役に立つ?:ITpro
Internet of Things(IoT)のセキュリティ脆弱性はずいぶん前から指摘されているが、これが政府によるサーベイランス(監視活動)の役に立つというレポートが、ハーバード大学から発表された。 このレポートは、同大学の有名な「Berkman Center for Internet&Society」が先ごろ出したものだ。同センターは、ハーバード大学ロースクール(法科大学院)の中にあり、インタ... 続きを読む
瀧口範子のシリコンバレー通信 - AIから長寿まで、ペイパル創業者ピーター・ティール氏の飽くなき野心:ITpro
最近調べものをしていると、米ペイパル共同創業者のピーター・ティール氏の名前を見かけることがいやに多い。今さらながら彼の突き抜けたインテリジェンス、というか、エキセントリックさに驚かされる。 ティール氏を含むペイパル創業メンバーは「ペイパル・ギャング」と呼ばれることがある。このグループは、米リンクトインを創業したリード・ホフマン氏や米テスラモータズのイーロン・マスク氏ら、成功を収めた起業家を何人も輩... 続きを読む
瀧口範子のシリコンバレー通信 - 研究者と編集者がタッグを組んだニュースメディア「The Conversation」:ITpro
先だって、新しいタイプのニュースメディアの共同創設者に会う機会があった。「The Conversation」という名前のサイトで、執筆者が全て大学教授などのアカデミック関係者である点が特徴だ。オーストラリアで2011年に創設された。 The Conversationが作られた背景には、昨今のあふれ返るメディアサイトへの危惧があったようだ。日本でもそうだが、「ニュースのようなもの」を伝えるサイトが世... 続きを読む
瀧口範子のシリコンバレー通信 - 「クロザル自撮り写真」の著作権争いが、意外な展開に:ITpro
1年ほど前、「クロザルの自撮り写真」の著作権を巡る問題が米メディアを賑わせた。この問題が最近、意外な展開を迎え始めたので紹介しよう。 もともとの事件のあらましは、このようなものだった。イギリスの自然写真家が2011年にインドネシアへ撮影旅行に出かけたときのこと。セットしておいた機材の周りに何匹かのクロザルが寄って来た。写真家がちょっとその場を外している隙に、クロザルたちはカメラを手にして自撮りを始... 続きを読む
ISIS事件で問われるソーシャルメディア・リテラシー | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
日本人人質事件で日本にも急に身近な存在となったISIS(自称イスラム国、別名ISIL)は、以前からメディアの巧みな利用方法で注目を集めてきた。 最近の一連の流れを追っても、ビデオをリリースするタイミングやその内容は、われわれの関心を縛り付け、関心と我慢がピークに達した頃に、想像を超えた残忍さで落胆をプロデュースするというものだった。 ビデオに伴うメッセージの言葉遣いも、恐怖心を最大限に喚起するよう... 続きを読む
企業秘密だけじゃない、ソニーがハッカー攻撃で失ったもの | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ソニーのハッキング事件が面白いことになってきた。同社は大変な災難に遭ったわけだが、同時に事件の「結果」をどうとらえるべきかについていろいろな考察を迫られるだろう。 まず、事件をおさらいしよう。 「平和の守護神(Guardians of Peace)」と名乗るハッカー集団がソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(SPE)の社内ネットワークに侵入し、重要な書類等を盗み出したことが明らかになった。1... 続きを読む
グーグルも実践中!「くそったれ社員」排除で収益向上 アメリカの人気教授が説く衝撃の組織経営論|World Voiceプレミアム|ダイヤモンド・オンライン
パワハラ上司に、ゴマすり同僚、無気力部下…そんなアスホール(くそったれ社員=イヤな奴)は洋の東西を問わずどんな企業にもいるものだ。ただし、組織の宿命と思ってはいけない。グーグルなど勝ち組企業が、アスホール排除のルールを実践していることをご存知だろうか。スタンフォード大学の人気教授、サットン博士は、日本企業も同じ発想を持つべきと説く。(聞き手/ジャーナリスト 瀧口範子) どんな組織にもアスホール(く... 続きを読む
ロボット・ジャーナリストの登場で記者は用済みに | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ロサンゼルス・タイムズ紙が、地震速報をロボット・ジャーナリストを使って報じたことが話題になっている。 さる3月17日早朝、揺れで目を覚ましたケン・シュウェンキ記者は、ベッドから飛び起きるやいなやコンピュータに向かった。そこにはすでに地震速報の記事が生成されており、シュウェンキ記者は「パブリッシュ」のボタンをクリックしただけ。 記事には、アメリカ地質調査所による震度、マグニチュード、震源地などが記さ... 続きを読む
ウエアラブルは何のための存在か | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
「クォンティファイド・セルフ(quantified self)」ということばをよく耳にするようになった。直訳すれば「数量化された自分」。自分の行動やありさまを数字で把握するというトレンドだ。 こんな表現が取り沙汰されるようになったのは、他でもないウエアラブル・コンピューターが広まり始めたからである。身体につけて歩数や運動量をモニターしたり、睡眠のリズムを記録したりする。「今日は充分に歩いたか」、「... 続きを読む
エドワード・スノーデンは国家反逆罪に値するか | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
アメリカ陸軍上等兵のブラッドリー・マニングに対して、軍事法廷が有罪判決を言い渡した。ウィキリークスに70万点に上る外公電やアフガニスタン、イランでの戦地の報告書、ビデオ映像などの機密文書をリーク(漏洩)した罪だ。 この判決を聞いた人々の頭にすぐ浮かぶのは、「それでは、スノーデンはどうなるのか」だろう。エドワード・スノーデンは、NSA(アメリカ国家安全保障局)が秘密裏にアメリカ国民や海外の人々の電話... 続きを読む
ストリーミングで変わる音楽ライフ | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
最近のアメリカでは、もう音楽のMP3ファイルを買うことが少なくなった。代わりに利用されているのが、ストリーミング・ミュージックだ。 ストリーミングとは、インターネットに接続した状態で音楽サービス会社のサーバーから直接音楽を聴くこと。これまでならば、アップルのiTunesのようなストアから、好きな楽曲を選んで購入し、ファイルを自分のスマートフォンやコンピュータにダウンロードしてそれを聴いていたのだが... 続きを読む
米政府の個人監視に逆らえないテクノロジー企業 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
やはり、これはもう自衛するしかない。 ここ1週間、アメリカを騒がせている米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集問題に関するメディアと政府、そしてテクノロジー企業の動きを見て、そう決めた。 この問題は、NSAがアメリカの複数のテクノロジー企業の協力を得て、電子メール、チャット、ビデオ、写真、送信ファイル、保存データなどの個人情報を入手していたという問題だ。『プリズム』という名前の強力なシステム... 続きを読む
レイプ写真を綿々とシェアするデジタル・ネイティブ世代の闇 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ここ最近、読んでいるだけで、腹の底から怒りと吐き気がわき起こってくるような事件が続いた。いずれにも共通しているのは、「ティーンエージャー」「酒」「集団レイプ」「シェア」というキーワードである。 3つの事件は、起こった時期はまちまちだなのだが、最近になって判決が下るなどの動きが相次いだもので、その共通性には深く考えなくてはならないことがたくさん詰まっている。 3つの事件の概要は以下の通りだ。 事件①... 続きを読む
スマホでより安い方を買う行為は人間としてダメなことなのか?
「じゃあAmazonより安くしてよ」って話なんですが。スマホの台頭により店頭で見つけた、あるいは立ち読みした本を、安いからと本屋で買わずにAmazonから買うのは人間としてダメだとのコラムがニューズウィークに掲載されています。 スマホが人間をダメにする | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 日本ではなくアメリカでの話みたいですが(あちらは本の価格を店側が... 続きを読む
スマホが人間をダメにする | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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NY地下鉄で死ぬ直前の男の写真が撮られたとき、他の乗客は何をしていたか | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ニューヨークのタブロイド紙『ニューヨークポスト』が火曜、前日に地下鉄駅で起きた事故を報じた。いや、正確には事故になる瞬間を報じたと言った方が正しいだろう。 乗客同士の言い争いで50代の男性がホームから突き飛ばされ、そこに入ってきた電車に挟まれて死亡した。ニューヨークポストが1面で大きく掲載した写真は、ホームに手をかけ数メートル先に迫った電車のほうを振り返った男性の姿を捉えている。タイトルは、「万事... 続きを読む
謝らないアップルの危険性 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
以前から、アップルは謝らない企業だと思っていた。 思えばiPhone4が発売された2010年初夏のこと、持ち方によってはうまく通話の接続ができないという問題が続出して、多数のユーザーが不都合を訴えたことがあった。メディアもこれは製品の不良ではないかと、こぞって報じた。あるユーザーがまだ存命だったスティーブ・ジョブズにメールを送ったところ、戻ってきたのはこんな返事だ。 「大した問題ではありません。そ... 続きを読む
「いいね!」ボタンを押してクビが飛んだ役人たちの顛末 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
気軽にクリックしているフェイスブックの「いいね!」ボタン(英語では「Like!」ボタン)。おもしろい意見や気に入った写真などを見るとクリックするのが習慣のようになっている人も多いだろう。ところが、それによって表明した意見が、「言論の自由」で保護されないという判決が先頃下された。 ヴァージニア州のある保安官が選挙で再選を果たそうとしていた2009年、4人の部下が対抗候補のサイトで「いいね!」をクリッ... 続きを読む
アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
日本人は今も「自炊」をしていると聞くたびに、気の毒で仕方がない。台所での自炊ではない。プリント版の書籍を自分で1ページずつスキャンしてデジタルファイルにし、自家製「電子書籍」として利用することを業界関係者は自嘲気味に「自炊」と呼んでいる。テクノロジー先進国の日本で本当に起きているとは思えない、実に奇妙なできごとだ。 そしてそれを考えるたびに、アメリカでアマゾンがやっている文字通りの出版業界の破壊と... 続きを読む
「iPad3」の正体とアップルの危うさ | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
iPadの新しいモデルが3月7日に発表されるという。 最新のうわさによると、その名前は「iPad3」ではなくて、「iPad HD」。ハイデフィニション(高画質)のHDだ。何でも、2048×768の超高解像度のスクリーンを搭載しているらしく、今でもクリアーなスクリーンの、さらにその上がまだあったのかという驚きを与える予定だという。 だがそれより驚くのは、アップルはとうとうiPadまで毎年のように新モ... 続きを読む
“手作り”サイト「etsy」の業績が上がり続けるわけ:瀧口範子「シリコンバレー通信」
最近ハマっているサイトがある。エッツィーという手作りクラフトの販売サイトだ。 エッツィーで売っているのは、雑貨から洋服、アクセサリー、家具、おもちゃ、文房具までいろいろ。すべて手作りものか20年以上古いビンテージものという原則で、売り手も個人でなければならないというルールがある。その背景にあるのは、エッツィーのこんなコンセプトだ。 「僕たちのミッションは、個人に力を与え、グローバル経済を変えること... 続きを読む
学校へどんどん入るiPadに新ビジネスの期待と一抹の不安:瀧口範子「シリコンバレー通信」
先だって、近所に住む夫婦と話していたときのこと。娘さんが今秋から進学する私立高校の学費が高いと嘆いていた。何でも年間3万ドル近く。今の為替で換算すると240万円ほどになって、日本円で考えるとまるで値下がりしたような錯覚に陥るが、こちらで毎年3万ドルとは目を剥くような高さである。 母親の方が言う。「それに加えて、iPadも買わなきゃいけないのよ」。 何でも、どの生徒もiPadを持つことが課せられてい... 続きを読む
アマゾンがあっという間に「電子書籍出版社」になった:瀧口範子「シリコンバレー通信」
アマゾンの「出版社」化が進んでいる。 書籍や日用品を売るアマゾンは、最近メキメキと電子書籍分野の可能性を開拓している。その結果、今や「電子書籍の出版社」と呼べるくらいにまで、その姿を発展させてしまった。あっという間のできごとである。 ことの始まりは、Kindle Direct Publishingという自費出版のシステムだった。これは、著者が自著の電子ファイルをアップロードすれば、そのままKind... 続きを読む