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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 usersなぜ日本に社会民主主義は根付かないのか? / 近藤康史 / 政治学・比較政治学 | SYNODOS -シノドス-
筆者は以前に、『深まる社会民主主義のジレンマ』というタイトルで、近年のヨーロッパ各国における社会民主主義政党の状況について考える論考を寄稿した(2019年3月26日公開)。今回はそこでの議論も踏まえ、その続編として「日本における社会民主主義」について考えてみたい。 現在において「日本の社会民主主義」を考... 続きを読む
韓国という「国のかたち」――朴槿恵大統領の弾劾というケース / 浅羽祐樹 / 比較政治学 | SYNODOS -シノドス-
朴槿恵大統領の弾劾には、韓国という「国のかたち」、憲政秩序のありようが凝縮して表れている。朴槿恵や崔順実といった個人にだけ焦点を当てると、事の本質を捉え損ねてしまう。一般に、「そもそもどういう問題なのか」を正しく理解することが最も難しい。 2016年12月9日、韓国国会は野党3党が提出した朴大統領に対する弾劾訴追案を234対56という票差で可決した。与党セヌリ党からも62票以上の「造反」があったと... 続きを読む
日韓関係の遠近法 / 浅羽祐樹 / 比較政治学 | SYNODOS -シノドス-
「基本的価値を共有していない」というのは本当か 2015年、日韓両国は1965年に国交を正常化してから50周年を迎えた。「 共に開こう 新たな未来を 」と謳われたが、「史上最悪の関係」という評価が一般的だった。首脳会談だけでなく外相会談も開催できないという異常な事態が続き、相手に対する感情も下げとどまっていた(内閣府「 外交に関する世論調査 」)。さらに、その原因を互いに「反日」「右傾化」に帰せ、... 続きを読む
タイでクーデタが繰り返される理由――タイ民主化の未来は暗いのか? / 外山文子 / タイ政治、比較政治学 | SYNODOS -シノドス-
2014年5月22日、タイで再びクーデタが起きた。絶対王政を倒した1932年立憲革命以来、13度目のクーデタ、21世紀に入ってからは2度目のクーデタとなった[1]。 クーデタはタイの風物詩のように捉えられているむきもあるが、1990年代には、もはやクーデタは起こらないだろうと思われていた。今回も、インラック首相とプラユット陸軍総司令官の関係が良好である、国際的な影響に配慮するだろう等々の理由から、... 続きを読む
比べてみないと、相手も自分も、分からない――物差し同士も照らし合わせて / 比較政治学者・浅羽祐樹氏インタビュー | SYNODOS -シノドス-
「分けて、分かる」――思い込みから離れて物事を考えるには、いろいろなものを比べることが欠かせない。そして、ときには他人の物差しと照らし合わせて自分の物差し見直すことも大事。今回、「高校生のための教養入門」でお話を伺ったのは比較政治学者の浅羽祐樹先生。比較政治学に限らず、どんな社会科学でも、自分を知るためにも大切な「比較」の重要性とその難しさについてお話いただきました。(聞き手・構成/金子昂) 「『... 続きを読む