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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersなぜ多くの日本人が「原発問題」について思考停止に陥ってしまうのか(堀 有伸) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
原発問題は面倒くさい? 進まぬ議論 2019年4月8日、原発メーカーである日立製作所の会長で経団連会長でもある中西宏明氏が、原発の再稼働や新増設を提言する発言を行いました。 その提言では原発の再稼働が遅れていることが問題視され、そのために電力の安定供給に疑問が生じコストも高くなっていること、化石燃料を使う... 続きを読む
日本社会で増殖する「万能感に支配された人々」への大きな違和感(堀 有伸) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
万能感に支配され議論する人々 最近、SNSなどにおける議論の不毛さと破壊性が指摘されている。 問題となるコミュニケーションでは、基本的に、相手の語っていることを正確に理解しようという意欲に欠けている。 熱心になるのは、相手の発言について「傷つく」何らかの存在を探すことだ。 あるいは、その発言の公共の利益... 続きを読む
原発事故から7年、不都合な現実を認めない人々の「根深い病理」(堀 有伸) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
東日本大震災から7年。南相馬の精神科医・堀有伸さんがいま考えていることを綴る。あの原発事故とは何だったのか? 私たちが直面する問題とは? なぜいま1940年体制を振り返る必要があるのか? 原発事故の直接的な健康被害は軽微 昨年の秋、精神医学関連のある学会で東日本大震災についてのシンポジウムに登壇する機会をいただいた。 その中で、東京電力福島第一原子力発電所事故による直接的な健康被害は、科学的な検証... 続きを読む
日本人の「心情」はすでに大震災前に戻ってしまったのかもしれない(堀 有伸) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
「日本的ナルシシズム」という病理性 悪い意味で「日本的心情」は、震災前に戻った。むしろ悪化したかもしれない。 私は東京に生まれ、大学と縁の深い所で精神科医として生きていた。心理学的な立場から、個人と集団・社会との関係について考えていた。 日本社会には、集団やその伝統と個人が、相即不離で密着している状態を理想化する「日本的ナルシシズム」という病理性があり、そのことが、精神科病院への患者の長期入院の問... 続きを読む