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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users金融日記:インフレで私たちの収入は本当に増えるのか? 佐々木融
2013年06月24日 インフレで私たちの収入は本当に増えるのか? 佐々木融 インフレで私たちの収入は本当に増えるのか? 佐々木融 JPモルガンの人気FXアナリストの2冊目の本である。彼の最初の本、『弱い日本の強い円』は、東日本大震災や、リーマン・ショックなど、本来、日本経済にネガティブなことが起こると、なぜ円高になるのか、そのメカニズムを一般読者にもわかりやすく説明したなかなかの名著であった。い... 続きを読む
円高反転で日本企業の対外M&Aに陰り?
(2012年10月19日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 今夏、英国の広告代理店イージスが日本の電通に買収された時、電通は、強い円は買収に「不利ではなかった」と述べた。 10月半ばに正式発表されたソフトバンクによるスプリント・ネクステル買収計画(買収額200億ドル)は、日本企業が世界のM&A(企業の合併・買収)市場で支配的な地位を固めていることを一段と浮き彫りにした。日本企業は円高を利用して買収... 続きを読む
金融日記:日本のソブリンリスク―国債デフォルトリスクと投資戦略、土屋剛俊、森田長太郎
2012年01月08日 日本のソブリンリスク―国債デフォルトリスクと投資戦略、土屋剛俊、森田長太郎 日本のソブリンリスク―国債デフォルトリスクと投資戦略、土屋剛俊、森田長太郎 この前紹介した『弱い日本の強い円』と同様、これも外資系証券会社のベテランのクレジット・アナリストとストラトジストが書いた本である。このように第一線―といっても、アナリストやストラトジストは自分ではトレードせずにクライアントに... 続きを読む
日本企業の海外買収攻勢:武器は強い円
(英エコノミスト誌 2011年12月17/24日号) 日本株式会社が相次ぎ海外企業を買収している理由。 コチョコチョ君とドジドジ君がハローキティと一緒にベッドに飛び込もうとしている。蝶結びのリボンを付けた猫の飼い主であるサンリオは12月6日、英コリオンから「ミスターメン」のキャラクター事業を買収したと発表した。 デザインと版権事業を展開する日本企業サンリオは、総額30億円と推定されている買収により... 続きを読む
金融日記:弱い日本の強い円、佐々木融
2011年11月22日 弱い日本の強い円、佐々木融 弱い日本の強い円、佐々木融 佐々木氏は、顧客向けに為替相場のリサーチを提供しているJPモルガンの人気アナリストである。彼はアナリストで、自分で為替をトレードとしたことがないのだが、日銀出身で、そのするどい分析力は国内外の投資家から高く評価されている。 証券会社のアナリストの書く本というのはつまらないものが多い。アナリストは他にない分析、情報を提供... 続きを読む
弱い日本の強い円となる理由 - 経済を良くするって、どうすれば
先日の「旅の友」は、モルガンの佐々木融さんの「弱い日本の強い円」だった。タイトルからすると、「世界一の財政赤字国である日本の通貨が高くなるのはおかしい」といった、直感だけの俗論を想像するかもしれないが、内容は逆で、そうした日本にはびこる俗論を、ファクツ&フィギュアスで打ち砕くものである。 佐々木さんと同様に、筆者も、円高の原因については、長期的には、日米の物価上昇率の違い、中期的には、日米の金利差... 続きを読む