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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersエバーノート開発者会議に見る「モバイル時代の新仕事術」 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
エバーノートEC4の会場風景 (以下、すべて筆者撮影) 90年代、米マイクロソフトはワープロや表計算などで効率的な仕事を提案し一世を風靡した。しかし、ITの主役がパソコンからスマホ/タブレットに代わるなか、仕事のやり方にも「新たな方向」が求められている。 クラウド・ストレージのエバーノート(Evernote)社は、そうした新時代の仕事術を追いかける企業の一つだ。今回は、先頃サンフランシスコで開催さ... 続きを読む
アップルの電子決済参入に対抗し「グーグルがイーベイ買収」の噂は本当か? | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
9月12日(現地時間)、「グーグルがイーベイの買収を狙っている」との噂が米国の証券業界を吹き抜けた。イーベイのアマンダ・ミラー広報担当は「そのような交渉はない」と真っ向から否定したが、同社の株価は急上昇した。多くのアナリストが、そのような可能性は低いと言及しているにもかかわらず、アップルの脅威が背景にあるこの噂は「必ずしも否定できない」と評価されている。 9兆円の巨額買収に踊る米証券筋 この噂は「... 続きを読む
「表現の自由」は決して世界普遍のものではない---理想と現実の狭間に苦しむグーグルの最新ネット報告書 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
たった半年間で、グーグルには214万件のコピーライト侵害などによる削除要求が集まる。また、各国政府からの公式要求は1000件を超え、ミャンマーの軍事政権は昨年9月に反政府情報を遮断するためにインターネット通信を阻害した---グーグル社が、コーポレート・ガバナンスの一環として発行するレポートには、こんな内容が淡々と綴られている。 そのレポート名は: Google Transparency Repor... 続きを読む
「アンドロイド開発秘話」に彩られたグーグルとオラクルの著作権裁判がいよいよ大詰めへ | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
2012年4月16日からサンフランシスコ連邦地裁(the U.S. District Court of Northern California)で開始された知財侵害裁判が、いよいよ大詰めを迎えている。この裁判は、広く普及しているグーグルの携帯OSアンドロイド(Android)が「ジャバ(Java)の特許やAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)著作権を侵害している」とオラクルが... 続きを読む
続グーグルの新プライバシー規定をめぐる混乱 ビック・データという新ゴールドラッシュ(後編) | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
前回は、欧米の政府機関や市民団体が大きな懸念を表明しているにも関わらず、グーグルがネット・プライバシー・ポリシー(個人情報取り扱い規定)の統合を強引に進めたことに触れた。また、そうしたグーグルの動きに寛容なシリコンバレーの雰囲気を紹介するとともに、当地のネット企業が、執拗にネット・プライバシー情報を集めようとするのは「ビッグ・データ」という新ビジネスを育てるためだと分析した。では、ビッグ・データが... 続きを読む
日本のホワイト・スペース政策は大丈夫か 危機に立つ米国のスーパーWi-Fi | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
無免許周波数の早期開放を求めるジュリアス・ジェナコウスキーFCC委員長(2012年国際家電見本市にて筆者撮影、背景はホワイトスペース・データベースの照会状況) 1月末、米国初のスーパーWi-Fi(ホワイト・スペース)活用サービスがノースキャロライナ州のニュー・ハノーバー郡で開始された。しかし、サービス開始を祝う関係者の心中は決して穏やかではない。現在、連邦議会では"ワイヤレス関連法案"が乱立し、そ... 続きを読む
インターネットの世界に米国の国益を持ち込むSOPA法案はTPPどころじゃない悪影響を日本に与える | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
昨年末、本コラムでご紹介した米SOPA法案だが、今年に入りネット百科事典ウィキペディアのストライキが注目を浴びて、ようやく日本のメディアでも報道されるようになった。早速、日本の主要メディアを回って、ニュースや解説記事を読ませていただいたが、その内容は同問題を"対岸の火事"と見ており、日本への悪影響を言及しているものはない。そうしたニュースの補足を含めて、SOPA問題の現状をもう一度整理してみたい。... 続きを読む
緻密な戦術と充実のサービスの底力 アマゾンがタブレットKindle Fireを発表 フル・ライン・モバイル戦略を示唆 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
2011年9月21日(米国時間)、電子小売りの最大手アマゾンがタブレットを含む新製品発表をおこなった。今回の目玉は同社初のタブレット"Kindle Fire(キンドル・ファイヤー)"だったが、その記者発表は同社の先鋭なモバイル戦略を示す緻密な内容が盛り込まれていた。 ブックリーダー、キンドルに続々新モデル 9月から10月にかけて、米国では年末商戦用の新製品発表が続く。来週にはアップルがiPhone... 続きを読む
“脱電話”に走る世界の大手通信会社──米国で広がるテレコ・クラウドの萌芽: 小池良次 米国発、ITトレンド| Wisdom
ツイート 「米国では、電話会社が相次いでクラウド・データ・センター買収している。なぜですか」 先日、あるセミナーで米国の通信業界を解説していたら、こんな質問を受けた。なるほど、米国では電話会社が次々とデータセンターを買収している。 まず、答えを先に述べよう。固定電話を筆頭に伝統的な通信サービスは“衰退”へと向かっている。電話会社は新たな通信ビジネスを見つけなければならない。あまり注目されていないが... 続きを読む
米モバイル市場の再編が進むか グーグル、モトローラ買収後の戦略 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
国際家電ショー2011で、派手な展示を展開したモトローラ・モビリティー (2011年1月、CESで筆者撮影) ハイテク業界にあまり縁のない読者も耳にされたと思うが、8月15日、検索業界大手のグーグルが米モトローラ・モビリティ・ホールディングス(以下モトローラ)を125億ドルで買収すると発表した。以来、米国のメディアでは「モトローラ買収」の関連記事が飛び交っている。 今回は同買収が米携帯モバイル業界... 続きを読む
インターネット電話に7000億円の巨費 スカイプ買収に秘められたマイクロソフトの真意 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
2011年5月10日、マイクロソフトはネット電話の最大手スカイプ(Skype)社を85億ドル(約7,000億円)で買収すると発表した。スカイプは月間利用数が1億7,000万人に達し、世界でもっとも普及しているインターネット電話だ。しかし、同買収の発表後、米国では「買収価格が高すぎる」「相乗効果が期待できない」「防衛対策上の買収に過ぎない」といった疑問の声 *1が飛び交っている。巨額の費用を投資して... 続きを読む
アメリカは、東日本大地震をどう受け止めたのか 求められる国際社会への情報開示 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
今週は掲載予定 *1を変更して、東日本大地震を「アメリカがどう受け止めたかについて」まとめてみたい。同地震は米国時間の深夜に発生したこともあり、多くの米国人は早朝のニュースで日本の惨状を知った。私の住むシリコンバレーでは、ローカル・テレビ局が地震や津波の映像を繰り返し流し、気象予報士は太平洋を渡って押し寄せる津波の状況を解説した。自宅から30分ほどの港町ハーフ・ムーンベイやサンフランシスコ湾口など... 続きを読む
グーグルのトップ交代は何を意味するのか(2) フェースブックに挑むことの難しさ | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
今年1月、グーグルのエリック・シュミット氏は「数ヶ月後に最高経営責任者(CEO)の座をラリー・ページ氏(共同設立者)に引き継ぐ」と発表した。この突然のトップ交代が何を意味し、グーグルはどこに向かってゆくのか---米国では大きな話題となっている。前回は、グーグルが容赦なくマイクロソフトを叩いた"Bing模倣騒ぎ"を取り上げ、グーグルが検索サービスで『守りの経営』に入った状況を示した。グーグルは検索エ... 続きを読む