タグ 安田菜津紀
人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users安田菜津紀に対する差別裁判の高裁勝訴判決について——解説:「差別的な表現を用いた侮辱」とは - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
本記事は裁判詳細をお伝えするため一部に差別文言を掲載しております。ご注意ください。 Dialogue for People副代表/フォトジャーナリストの安田菜津紀へのインターネット上での差別書き込みについて、2021年12月8日に提訴、その後の控訴審の判決が、2024年2月21日に言い渡されました。結果としては、その投稿は「差... 続きを読む
杉田水脈氏の「続投」 | | 安田菜津紀 | 毎日新聞「政治プレミア」
※差別の現状をお伝えするために、差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 ◇ ◇ ◇ 「しっかりその内容を受け止めて、今後の政治活動の参考にしてもらいたい」 なんとも悠長な発言だ。杉田水脈議員の過去の書き込みが札幌法務局によって人権侵犯と認定されたことについての、自民党・安倍派、塩谷立座... 続きを読む
在日コリアンへの差別 許さない声を | | 安田菜津紀 | 毎日新聞「政治プレミア」
※本記事では差別の現状をお伝えするために、差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 「お前朝鮮学校の生徒だろ」 10月4日夕方、JR埼京線で、50代前後とみられる男性が東京都内の朝鮮学校に通う中級部の生徒に声をかけ、「答えろよ!」と足を踏みつけた上、ミサイルに言及しながら生徒を威嚇したとい... 続きを読む
差別が禁止される日はいつ | | 安田菜津紀 | 毎日新聞「政治プレミア」
※本記事では訴訟の内容をお伝えするために、差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 日ごろは傍聴する側から眺めている原告席に、自分が座っているのは妙な気持ちだった。裁判官が入廷し、淡々とやりとりが進んでいく。最後に、2分に満たないごく短い意見陳述を読み上げ、最初の期日はあっけなく終わ... 続きを読む
安田菜津紀に対するインターネット上での誹謗中傷、及び在日コリアンへのヘイトスピーチに対する訴訟について | Dialogue for People
この記事は、父の家族のルーツと生きた道のりの一端を、古い書類をたよりにたどったものです。父は、私が中学2年生の時に亡くなりました。その後、家族の戸籍を手にし、父が在日コリアンだったことを初めて知ることになります。 「なぜ、父は自身の出自を語らなかったのか?」――その疑問に答えを見出そうと、父の生家や... 続きを読む
最終報告書の検証は不十分だ 入管女性死亡事件 | | 安田菜津紀 | 毎日新聞「政治プレミア」
スリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題で、入管庁のビデオの一部を視聴した後、取材に応じて涙を流す妹ワユミさん(右)とポールニマさん=東京都千代田区で2021年8月12日、小川昌宏撮影 これを「最終」とするのであれば、あまりに杜撰(ずさん)としか言いようがない。 3月6日に名古屋出入国在留... 続きを読む
ナイキのCMに向けられる「日本を貶めるな」の声に|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
ナイキのCMが話題を呼んでいる。いじめや差別の問題に直面した10代のアスリート3人が、サッカーを通してつながり合う、2分の動画だ。 もちろん、この動画をもって、ナイキというい企業を手放しに称賛はできない。労働者への搾取など、様々な人権問題を指摘されてきた企業でもあるからだ。ただ、世界的な影響力のある企業... 続きを読む
「ブログで説明」は説明責任を果たしているのか -杉田水脈氏の発言に思うこと|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
杉田水脈衆議院議員が9月25日、自民党の部会の合同会議で、女性への性暴力などに関して「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したことが報じられました。 この報道後、本人はブログや事務所を通し発言を否定していましたが、発言時に笑いが起きたというその場の具体的な様子がTBSラジオ「Session-22」でも報じら... 続きを読む
「外国人」というレッテルが独り歩きしてしまうとき|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 や 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 ※この記事には、差別的な言葉も記述されています。そうした差別があ... 続きを読む
9月1日、悼む人々と「日本語分かっていただけましたか」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
9月1日、毎年、墨田区横網町公園で行われている「関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典」に伺った。 朝鮮半島や中国にルーツを持つ方々が当時、命を奪われたのは「自然災害」による死と大きく異なる。市井の人々だけではなく、警察などの公権力も「朝鮮人が暴動を起こしている」「井戸に毒を入れた」「放火... 続きを読む
「完璧な被害者」であることを求められるこの社会で|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
広河隆一氏が、性暴力やパワーハラスメントを告発された問題について、昨年12月26日に公表された「デイズジャパン検証委員会」報告書に対し、私たちの団体、Dialogue for Peopleでも声明を発表しました。 まずは被害に遭われた関係者の皆さんが、少しでも心身ともに回復されることを願います。報告書では広河氏やデイズ... 続きを読む
国籍と遺書、兄への手紙|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
なぜだろう。30代になってからふと、亡くなった家族のことを思い出すことが増えたように思う。もしかするとそれは、当時の兄の年齢を、私が追い越してしまったからかもしれない。 兄が亡くなったのは、中学卒業を間近に控えた春だった。「前を向いて歩きなよ。過去は変わらないんだから」。当時の友人たちが、私にそんな... 続きを読む
若者の自殺者年間6500人 〜友人に深刻な悩みを相談されたらどうする? 「助けて」と言えない命を支えるために | 安田菜津紀「ファインダー越しの世界」 | 現代ビジネス [講談社]
12月の夕暮れ、頬を掠めていく風が冬の気配を強めている。かじかむ手をポケットにしまい、踏切が開くのを今か今かと待っていたときのことだった。けたたましく鳴り響くその踏切のすぐそばの、小さな看板が目に留まった。 「心の痛み 話せる電話です」 自殺予防のための「 いのちの電話 」の番号が書かれた看板だった。一瞬どきりとして、頭が真っ白になった。そしてこれまで、自ら命を絶っていった友人たち、知人たちの顔が... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : あそこにエイズの村がある 安田菜津紀
2013/1/229:0 あそこにエイズの村がある 安田菜津紀 ■HIV感染者が集められた村 カンボジアの首都プノンペン市、ボレイケーラ地区のスラム街を歩いていたときのことだった。街の人々が指差した先には、緑色の壁にかこまれた一画があった。小さな扉から中に入ってみると、そこには緑色のトタンで作られた長屋があり、ベニヤ板一枚で仕切られた部屋に、HIV感染者を抱える32家族が暮らしていた。彼らは自分の... 続きを読む