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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersハリルホジッチ氏記者会見から見えた悲しき真相 - ジセダイ総研 | ジセダイ
本日(2018年4月27日)、東京・霞が関の日本記者クラブにて、前サッカー日本代表監督ヴァイッド・ハリルホジッチ氏が記者会見を開きました。解任後はじめて、日本の公の場で発言の機会を持ったことになります。 我々はこの会見をどう受け止め、今後何を追求していかなければならないのでしょうか。 コミュニケーション不足だったのはハリル氏ではなくJFA 記者会見に臨むハリルホジッチ氏 予定時間を大幅に延長しつつ... 続きを読む
『シン・ゴジラ』立川までのルートを徒歩で再現 都心からの避難と政府の業務継続性 - ジセダイ総研 | ジセダイ
第40回日本アカデミー賞で最優秀作品賞含む7冠を達成した映画『シン・ゴジラ』。「ニッポン対ゴジラ。」というコピーが表しているように、現代の日本に怪獣が出現したら? という想定で作り込まれた同作は、怪獣災害に対する政府の対応を詳細に描写したことでも注目を浴びた。 作中、都心がゴジラに蹂躙され、官邸機能の移管を迫られる展開がある。移管が決まるや、政府要人や職員は官邸から退避し、立川市に設置された政府対... 続きを読む
中国から目をそらす日本人、貪欲に日本情報を吸収する中国人 - ジセダイ総研 | ジセダイ
気がつけば「中国専用物書き」として、かれこれ十数年もキャリアを積んできてしまった。政治・経済はもちろん、社会問題や文化まで、面白い話題にはなんでも首を突っ込み、調査と取材を続けてきた。 中国の検索サイト最大手「百度」でエゴサーチをかけると、私が日本語メディアで発表した記事がばらばらと出てくるが、そのテーマは日中関係、反日デモ、AKB、福原愛、大学受験、中国農村の戸籍問題……と、もう何をやっている人... 続きを読む
金正男VX暗殺から紐解く科学の二面性 - ジセダイ総研 | ジセダイ
金正男氏がマレーシアの空港で暗殺されてから、早くも一ヶ月が経とうとしている。その間、正男氏の検死で目の粘膜や顔の皮膚から、高い毒性を持つ神経剤VXが検出されたことで、俄に騒がしくなっている。インドネシア国籍とベトナム国籍の女2名が、空港で正男氏にクリーム状の物質を塗りつけ、これにVXが含まれていたとみられている。 猛毒の化学兵器であるVXを個人の殺害に用いた事は衝撃を持っ... 続きを読む
オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか - ジセダイ総研 | ジセダイ
文学者たちのあっけない「転向」 1964年10月の東京オリンピックは、「筆のオリンピック」とも呼ばれた。小説家や評論家など物書きの多くが、まるで競うようにオリンピックのことで筆を執ったからである。 当時はまだテレビタレントがいなかった時代。文学者は文化人の代表格であり、その観戦記は、今日のテレビ番組のレポートやコメントのように広く消費された。こうした文学者たちの文章は、同年12月刊行の『東京オリ... 続きを読む
多くの国民が無関心だった? 1964年のオリンピックはこんなにもダメだった - ジセダイ総研 | ジセダイ
理想化された1964年の東京オリンピック 東京オリンピックは、3つ存在する。1940年の大会、1964年の大会、そして2020年の大会だ。このうち、1964年のそれは過剰に理想化されている。 日中戦争の影響で返上した1940年の大会は戦時下を象徴し、目下様々なトラブルを引き起こしつつある2020年の大会は「失われた20余年」を象徴する。この2つの東京オリンピックはいわば「暗黒時代」を背負っており... 続きを読む
日本で「俗流台湾論」があふれる不思議 台湾総統選に見る「上から目線」 - ジセダイ総研 | ジセダイ
2016年1月16日、台湾(中華民国)において総統及び立法院(国会)議員を選ぶ同時選挙がおこなわれた。結果は、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席が約689万票を集め、与党・中国国民党候補の朱立倫主席に300万票以上の差を付け圧勝。民進党は立法院でも、1986年の結党以来初の過半数の議席を獲得し、国会とのねじれのない完全な政権交代をはじめて成し遂げた。台湾は中国大陸との関係改善をより志向する「藍営」(... 続きを読む
ドイツは難民排斥に向かうのか? ケルン集団暴行事件とペッパースプレー - ジセダイ総研 | ジセダイ
昨年の大晦日から元旦にかけて、ドイツのケルンで起きた、大規模な窃盗・痴漢・レイプ事件。この事件は、ドイツ国内での移民に対する不信感を、一気にあおる結果となった。 これまで、どちらかと言えば移民受け入れに積極的だった世論は一気に冷え込み、女性たちは護身用のペッパースプレーを買いあさっている。 しかし、昨年だけで110万人もの難民を受け入れたドイツにおいて、彼らはもはや「隣人」になろうとしている。... 続きを読む
F-35戦闘機導入に武器輸出三原則見直しが必要だったワケ - ジセダイ総研 | ジセダイ
2015年を象徴する漢字に「安」が選ばれるなど、2015年は安全保障関連法制を始めとする安全保障問題に揺れた年であった。 その2015年も暮れに差し掛かった12月15日、航空自衛隊の次期戦闘機であるF-35の組み立てが日本国内で開始されたと、アメリカ空軍が発表した。 F-35の導入を巡っては、製造から運用に至る様々な面で壁があった。F-35導入を巡る政権の動きは、近年進められた安全保障政策の転... 続きを読む
バングラデシュ・ブロガー連続殺人事件 経済成長がイスラム過激派を育てる - ジセダイ総研 | ジセダイ
2月 Avigit Roy ダッカ市内で殺害 4月 Oyasiqur Rahman ダッカ市内で殺害 5月 Nanta Bijoy Das シレット市内で殺害 8月 Niladri Chattopadhyay Niloy ダッカ市内で殺害 10月 Avigit Royの著作を出版した発行人2名がほぼ同時刻にダッカ市内の別々の場所で襲撃( Faisal Arefin Dipan 1名死亡) また、ま... 続きを読む
日本は「歴史戦」に負けたのか? 南京大虐殺資料の記憶遺産登録から学ぶ教訓 - ジセダイ総研 | ジセダイ
2015年10月9日、2016年に登録されるユネスコ記憶遺産47点が発表された。その中には中国が申請した「Documents of Nanjing Massacre」(南京虐殺の資料)が含まれている。日本政府は強く反発。菅義偉官房長官は国連教育科学文化機関(ユネスコ)への分担金・拠出金停止を示唆したほか、自民党外交部会も分担金拠出停止を求める決議を可決した。 一部の日本メディアは、中国の申請を「... 続きを読む
バングラデシュ、世界最貧国からの脱出へ大きな課題 邦人殺害事件とその背景 - ジセダイ総研 | ジセダイ
2015年10月3日午前10時頃、バングラデシュ北部ロングプールで現地在住の日本人・星邦夫さん(66)が何者かに待ち伏せされ、銃で撃たれて亡くなるという痛ましい事件が発生、大きな波紋を呼んでいる。 この事件の数日前には、バングラデシュの首都ダッカで、イタリア人男性が同様に銃殺されている。 両方の事件とも、ISILのバングラデシュ支部を名乗る組織がインターネット上で犯行声明をだしており、様々な憶測を... 続きを読む
「なんかSEALDs感じ悪いよね」の理由を考える ──中国や台湾の学生運動との比較から── - ジセダイ総研 | ジセダイ
今年9月19日未明、安全保障関連法が参議院で可決され、成立した。それに先立ち、同法の廃案を求める抗議行動(以下、反安保デモ)が大規模に展開されてきたことも記憶に新しい。今回の抗議行動は、脱原発関連デモをはじめ2010年代に盛り上がりを見せてきたリベラル系の社会運動の集大成といった観があった。 反安保デモの特色のひとつは、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)という学生組織が盛んにメディ... 続きを読む
械闘と日中歴史問題 ~広東省から考える「ムラの戦争」と「国家の戦争」~ - ジセダイ総研 | ジセダイ
2015年は、第二次大戦の終結から70年目の節目の年だ。日本のみならずアジアの各国は、この夏、各国それぞれの経験に基づいて歴史を振り返っている。中国においても、「抗日戦争勝利」を記念するパレードが9月3日に挙行予定だ。もっともこのパレードについては、日中戦争の話題それ自体よりも各国のどのクラスの代表者が出席するかの方が内外のメディアの関心が集めている点からもわかるように、その濃厚な政治性は明らかで... 続きを読む
「窓の外には地獄が広がっていた」SNSが伝える天津塘沽爆発事故 - ジセダイ総研 | ジセダイ
またSNSや中国メディアでは次々と被災者の声が伝えられている。 「爆音を聞いて、慌てて窓の外を見たら地獄が広がっていた。」 「死者は17人(12日時点での発表)どころじゃない。うちのマンションでガラスに串刺しになって死んだのは17人を超える。現場から半径1キロで生きている者はいない。」 「テレビを見ていたら突然大きな爆発音。そして窓ガラスが割れた。日本が攻めてきたのかと思った。」 (動画)13日に... 続きを読む
中国の支配者・習近平が引用する奇妙な古典 ――「紅い皇帝」のダヴィンチ・コード―― - ジセダイ総研 | ジセダイ
2013年春に中国の国家主席に就任して以来、汚職摘発政策や愛国主義キャンペーン・個人崇拝の提唱など、強面(こわもて)の政策を打ち出し続ける習近平。そんな彼に、今年2月28日から新たな話題が加わった。党中央機関紙『人民日報』の出版部門が、『習近平用典』なる書籍を刊行したのだ。 これは習が過去の著書や講話で引用した中国古典の、典拠と解説を135本(重複があるため、典拠は139本)も集めて紹介する一冊。... 続きを読む
ネット配信で復活した日本アニメ@中国、突発的政策変更というチャイナリスクで壊滅の危機 - ジセダイ総研 | ジセダイ
3月31日、中国文化部は未成年に違法行為・暴力行為・ポルノ・テロを推奨している、社会道徳を損なうとの理由で、『進撃の巨人』『寄生獣』『ソード・アート・オンライン2』など人気日本アニメ数十作品をブラックリスト入りした。これを受け中国の動画配信サイトでは公式配信の停止などの対策に踏み切っている。 海賊版時代を経てようやく正規ルートでの中国市場復帰を果たした日本アニメだが、政府の通達一発でビジネス環境が... 続きを読む
リー・クアンユーと「賢いじいさん」の時代の終焉 ─1923年世代の黄昏─ - ジセダイ総研 | ジセダイ
報道の少なさもあってか、一般の日本人の間では国情が十分に知られているとは言い難い国・シンガポール。琵琶湖とほぼ同じ面積の小国にもかかわらず、自由な経済・金融政策が奏功して一人当たりGDPはアジア1位。一方で政体は与党・人民行動党による事実上の一党独裁政治が敷かれ、口さがない外国人からは「明るい北朝鮮」とすら揶揄される――。そんなユニークな国家を作り上げたのが、同国の建国者(初代首相)のリー・クアン... 続きを読む
「外国」を理解することの難しさ~雨傘革命と台湾地方選挙を実例に - ジセダイ総研 | ジセダイ
「普通選挙を望む民衆の行動」と報じられた雨傘革命、「対中接近路線にノーが突きつけられた」と評価された台湾地方統一選......海外報道の切り口はいつも、実情とはずれている。 中国において「安倍政権の勝利は軍国主義の復活」と報じられるのと、実は同じ現象だ。 それは「自国民にとって理解しやすく、興味のある切り口で報じる」という、報道の主体が経済活動を行っているがゆえに避けられないバイアスによる。 ... 続きを読む
「家族が納得できる娯楽」としてのゲーム 『妖怪ウォッチ』成功の理由に迫る - ジセダイ総研 | ジセダイ
ゲームを皮切りに、社会現象となっている「妖怪ウォッチ」。 「妖怪ウォッチ」は、なぜ社会現象になったのか? そこには、開発者側の緻密な計算があった。 「ポケモン」以来の「集めゲー」の伝統を受け継ぎつつ、「日常との地続き感」をより一層強化したものとなっている。また、ゲーム内に社会道徳の要素を盛り込むことで、親にとっても受け容れやすいものとなっているのだ。 「ゲームはPTAの敵」と長らく言われてきた。「... 続きを読む
「草食恐竜」なんていない? 古生物学から見る、科学報道の不確性 - ジセダイ総研 | ジセダイ
先日、「世界最大の恐竜化石発見」のニュースが各メディアで一斉に報じられた。 しかし、この報道は根拠の非常に薄弱なものだった。 実は「草食恐竜」や「毛の生えたティラノサウルスの復元図」など、古生物学に限って言っても、不正確な科学報道は多いのだ。 このような不正確な報道が相次ぐ背景には、ソースとなるべき通信社が配信した記事を、専門家ではない記者たちが、そのまま孫引きしていくという、マスメディアの... 続きを読む
親世代から続く「3K」の呪縛と、女性に「5K」を求める男性たち。若者の結婚観から婚姻率改善策を考える - ジセダイ総研 | ジセダイ
東京都議会で質問中の女性議員に対し、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」とヤジが飛んだ問題は記憶に新しい。誰もが「結婚すること」が大前提で、それ以外の選択肢は考えなくて良いという社会であったのであれば、この問題はここまで大きくならなかったであろう。 男性の生涯未婚率が30年前の8倍にまでなった現代の日本。その裏側には、単に「若者にその気がないから」では済ますことのできない、構造的な問題が発生して... 続きを読む
ウイグル問題について知っておくべき2つのポイント、ジセダイ総研に寄稿しました(高口) : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)
「通り魔が出た!」とのデマに惑わされて、争うように逃げる人々。将棋倒しとなって負傷者多数。今年になって中国では何度か似たようなニュースが報じられました。 その背景にあるのは昨年末から相次ぐ「ウイグル人によるテロ」でしょう。天安門車両突入事件、昆明駅での通り魔事件、ウルムチでの自爆事件……相次ぐ事件が人々の心のどこかに「身の回りで通り魔やテロが起きても不思議ではない」という恐れを植え付けているかのよ... 続きを読む