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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「日本の子どもは知識があるが、応用力がない」というのは本当なのか? / 川口俊明 / 教育学・教育社会学 | SYNODOS -シノドス-
はじめに シノドス編集部より、「『日本の子どもは知識があるが、応用力がない』という俗説は本当でしょうか」という質問をいただいたので、私に答えられる範囲で回答します。 まず確認しておくことは、「日本の学校教育は知識の詰め込みに偏っており、これから必要なのは自ら学ぶ力(あるいは活用する力)だ」といった... 続きを読む
分析美学ってどういう学問なんですか――日本の若手美学者からの現状報告 / 森功次 / 美学者 | SYNODOS -シノドス-
シノドス編集部から「分析美学について記事を書いて下さい」と依頼を受けたとき、困ったな、というのが正直な感想だった。ある学問について、よくわからないので知りたいと思うことはある。とりわけ新興の、目新しい学術分野が出てきたときはそうだ。神経倫理学とは? 人口経済学って何? 今回の「分析美学ってどういう学問?」という質問もおそらくこの種の質問だろう。 たしかに近頃、「分析美学」という学問分野は、新しく、... 続きを読む
アメリカが創り出した原爆言説――70年にわたる日米共犯関係を直視するために | シノドス編集部
シノドスは、ニュースサイトの運営、電子マガジンの配信、各種イベントの開催、出版活動や取材・研究活動、メディア・コンテンツ制作などを通じ、専門知に裏打ちされた言論を発信しています。専門性と倫理に裏づけられた提案あふれるこの場に、そしていっときの遭遇から多くの触発を得られるこの場に、ぜひご参加ください。 シノドス編集長・荻上チキ「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」これは、広島市の原爆死... 続きを読む
そこは地上の楽園か?――『動物園の文化史 ひとと動物の5000年』(他) / 今週のオススメ本 / シノドス編集部 | SYNODOS -シノドス-
『動物園の文化史 ひとと動物の5000年』(勉誠出版)/溝井裕一 今回紹介する本は動物園にスポットを当てた『動物園の文化史』です。先史時代から古代ローマ、中世ヨーロッパ、ナチスドイツ、現在まで、動物園を通してヨーロッパの自然観、動物と人間との関係を紐解いています。 そう書くと、ちょっと難しそうですが、特筆すべきは、随所にちりばめられているユーモラスな(ちょっと残酷な)エピソードの数々です。 たとえ... 続きを読む
アスペルガー症候群研究のスタートラインに立つ――『アスペルガー症候群の難題』(他) / 今週のオススメ本 / シノドス編集部 | SYNODOS -シノドス-
『アスペルガー症候群の難題』(光文社新書)/井出草平 すでに市民権を得た「アスペルガー」という言葉だが、実際のところそれが何を指すのか、正確な定義を踏まえて理解している人は数少ない。 ウェブで見かける際に使われる俗語「アスペ」と、本書の指す学術的な「アスペルガー症候群」はまったく異なるものだ。前者は人付き合いの苦手な人間に向けて気軽に使われるものだが、後者はなにぶんいろいろとややこしい定義がある(... 続きを読む
魅惑の<アルヨことば>――『コレモ日本語アルカ?――異人のことばが生まれるとき』(他) / 今週のオススメ本 / シノドス編集部 | SYNODOS -シノドス-
『コレモ日本語アルカ?――異人のことばが生まれるとき』(岩波書店)/金水敏 「あなた、この薬のむよろしい。とっても効くアルヨ。」 このセリフから、多くの人は中国人を思い浮かべるのではないだろうか。ちょっぴり、怪しく胡散臭いタイプのような感じがする。この薬、飲んだらちょっとやばいんじゃないの!? とはいえ、実際に、そんな喋り方をしている中国人を、現実で目にすることはない。では、この<アルヨことば>の... 続きを読む
「セーリ」も「シャセー」も知らなかった――『男子の性教育』(村瀬幸浩)他 / 今週のオススメ本 / シノドス編集部 | SYNODOS -シノドス-
『男子の性教育 柔らかな関係づくりのために』(大修館書店)/村瀬幸浩 小学校高学年のときだったと思う。女子だけが別の教室に集められ、男子はそのまま待機する時間があった。たぶん「道徳」か「保健・体育」の授業だった。 なぜ女子だけが集められるんだろう? 女子の間でいじめがあって誰かが怒られてる? あれ、ぼく、なんか悪いことしたっけ? 女子が集められた教室の近くにあるトイレの前をそわそわ行ったりきたり。... 続きを読む
飲み会で歴史談義をぶつ上司に贈る本――『エドノミクス 歴史と時代劇で今を知る』(飯田泰之・春日太一)ほか / 今週のオススメ本 / シノドス編集部+浅羽祐樹 | SYNODOS -シノドス-
『エドノミクス 歴史と時代劇で今を知る』(扶桑社)/飯田泰之・春日太一 歴史の話はたいていつまらない。特に、飲み会で上司からされる歴史の話はなおさらである。話もだいたい似通っている。しかし、つまらなそうな顔をしたら「見どころがない」と判断されてしまう。飲み会の歴史の話は「忠義」のリトマス紙なのだ。我々に与えられた道は「へぇ、すごいですね」と感心するしかない。なんという不毛な時間。せめて面白い歴史の... 続きを読む
リフレ・レジームと消費増税 | SYNODOS -シノドス-
●本記事は三菱UFJリサーチ&コンサルティング公式HPからの転載となります(シノドス編集部) 8月12日に2013年4-6月期GDP一次速報値が公表され、一気に消費増税についての論争がヒートアップしている。そして8月26日から31日まで「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」が開催され議論が行われた。報道によれば、安倍首相は様々な情報を勘案しながら10月上旬に消費増税についての最終決定を下す... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : 震災後の日本社会と若者(最終回) 小熊英二×古市憲寿
2012/1/1910:14 震災後の日本社会と若者(最終回) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html 「... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : 震災後の日本社会と若者(3) 小熊英二×古市憲寿
2012/1/189:56 震災後の日本社会と若者(3) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html 「震災後... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : 震災後の日本社会と若者(2) 小熊英二×古市憲寿
2012/1/179:40 震災後の日本社会と若者(2) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html ■若者論... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : 震災後の日本社会と若者(1) 小熊英二×古市憲寿
2012/1/169:46 震災後の日本社会と若者(1) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「3.11で社会は変わった」という言説に根本的な疑問を投げかけ、震災後の若者たちの反応は「想定内」だった、と喝破した若き社会学者・古市憲寿さん。人... 続きを読む