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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users山場を迎えたイタリアの組閣、『5つ星運動』と『同盟』か、あるいは『民主党』との連帯か。それとも・・ | Passione
イタリア国内の政治地図を塗り替えた3月4日の総選挙の後、もはや50日もの膠着状態が続いたイタリアの組閣が、マッタレッラ大統領の采配で、大詰めに近づく気配は、なんとなく漂っています。過半数に満たない第1党『5つ星運動』が、他勢力とのドイツ式の契約連帯による組閣を模索し続けてはいても、あちらを立てればこちらが立たず、次から次に情報が錯綜し、何がどうなっているのか混乱が続いています。ついにイタリアに政府... 続きを読む
『鉛の時代』イタリアの知の集積 フェルトリネッリ出版と、極左武装グループ『赤い旅団』の深い関係 | Passione
1970年、急激に存在感を増した、その『赤い旅団』に興味を持って近づいてきたのが、70年当時、武装パルチザングループ『GAP』を結成した、現在、イタリア各都市に大型書店を展開するフェルトリネッリ出版の創始者、ジャンジャコモ・フェルトリネッリでした。フェルトリネッリは当時、学生や労働者たちに、過激な革命思想を吹き込むインテリとされ、長きに渡り、イタリア当局にマークされる人物でした。2018年 3月1... 続きを読む
2018年3月、どうなるイタリアの春。雪と選挙とポピュリスト、まさかの『5つ星運動』大躍進 | Passione
2月末から欧州中に吹き荒れたシベリア寒風ブリアンが、地中海沿岸地域の南国をも掠めて大雪となり、雪慣れしていないイタリアは、鉄道も高速道路も乱れに乱れ、大騒ぎになりました。そんな氷点下週間が過ぎ去ったのち行われた『イタリア総選挙』で、今度はイタリア全国が大激震に襲われた。現政権PD、民主党が大敗、単独政党として市民運動『5つ星運動』がイタリアの第一勢力となりました。それでも絶対数が足りず、組閣できな... 続きを読む
2017年 11月25日 『女性への暴力に反対する』ローマの広場、15万人のフェミニストたち | Passione
11月25日は、国連が1999年に定めた『女性への暴力に反対するメモリアルデー』です。世界各国の女性たちがストリートに飛び出して、DV、レイプ、ストーキングなど、近年いよいよ増加の傾向にある『女性への暴力」に断固、NOを突きつけ、それぞれの社会における女性やトランスたちへの、不当な待遇や不条理な性差別も含めて、We11月25日 は、国連が 1999年 に定めた『 女性への暴力に反対する メモリアル... 続きを読む
ローマのイスラム教と欧州一のグランド・モスク Grande Moschea | Passione | Passione
最近、多くの移民、難民の人々が訪れ、イスラム文化の存在感が日に日に増すローマ。前々から一度は訪問したい、と思っていたローマ北部にあるグランド・モスクを訪ねました。このモスクはイタリアの国家に認定された、欧州最大の規模を誇るポストモダン建築のモスク。毎週土曜日の朝、イスラム教徒ではない人々のためにも解放されています。わたしはイスラム教のことをほとんど知りません。マグレブの音楽には多少馴染みがあっても... 続きを読む
2017 ローマ 灼熱の夏:水不足、ヴァカンス客、モヴィーダetc. | Passione
日本も暑い毎日が続いているようですが、今年のイタリアは6月中旬から35℃に達するという例年にない灼熱の日々が続いています。8月初旬には熱嵐『ルシフェル』の急襲で、40℃超え!という砂漠予報が続いているにも関わらず、今年はローマの中心街、どこを歩いても、昼も夜も人があふれている、という印象です。日本も暑い毎日が続いているようですが、今年のイタリアは6月中旬から35℃に達するという例年にない灼熱の日々... 続きを読む
有名アーティストの作品に囲まれて人々が暮らす現代美術館、Metripoliz-MAAMのそれから | Passione
このサイトで、以前紹介したローマ郊外の『人が暮らす現代美術館 Metropoliz-MAAM』が5周年を迎えました。開館と同時に国内外のアーティストたち、美術批評家やアート通、アート通でない市民の間で『世界で最もクールな美術館!』と絶賛され、その名声は瞬く間に広まり、遂にはローマ市政のハートをもギュッと掴んだ。このサイトで、以前紹介したローマ郊外の 『人が暮らす現代美術館 Metropoliz-M... 続きを読む
イタリア『鉛の時代』、CIAとイタリア軍部諜報秘密組織SIFARがしかけた諸刃の剣、グラディオ作戦 | Passione
多くの無辜の市民の生命を奪い、若者たちの人生を狂わせた、陰謀と流血、虚栄と野望と絶望が渦巻くイタリアの『鉛の時代』。その物語を現在から俯瞰するうちに、先進国と言われる国々に住むわれわれが、かつて『終戦』を迎えた、というのは、実は幻想なのではないのだろうか、という感覚に陥ります。多くの無辜の市民の生命を奪い、若者たちの人生を狂わせた、陰謀と流血、虚栄と野望と絶望が渦巻くイタリアの 『鉛の時代』 。そ... 続きを読む
巡る世界を創り続けるフェミニストたち、ローマの女性アーティスト・デュオ、Grossi Magliani | Passione
日本における、女性たちの個性と自由を阻む社会環境と偏見もさることながら、少しは改善したとはいえ、イタリアにおける女性たちを取り巻く社会のあり方もかなり苛酷。幼い子供を育てながら、刻々と流動するインスタレーションをプロジェクト、まさに「現代社会をコンセプチュアルに表現した」フェミニストでもある、ふたりの新進女性アーティス常に吹き荒れる社会の逆風をものともせず、果敢に、しっかり未来に向かって歩く女性た... 続きを読む
ローマ、スパドリーニ広場の難民の人々と市民支援団体、Baobabのボランティアたち | Passione
テルミニ駅に続きローマで2番めに大きなティブルティーナ駅。近代的なその駅の、ガランと人通りの少ない東出口にあるスパドリーニ広場が、ここ数ヶ月間、自発的に形成された市民ボランティア難民サポートグループBaobab (バオバブ)の、緊急難民支援センターとなっています。主要各紙も報道する彼らのきめ細かい支援活動を追いました。テルミニ駅に続きローマで2番めに大きなティブルティーナ駅。最近改修され、近代的な... 続きを読む
イタリアのハード&ヘヴィー・サウンドトラック急先鋒 "FUZZ ORCHESTRA" 遂に日本上陸。 | Passione
FUZZ ORCHESTRA(ファズ・オーケストラ)の行くところ、唸りのような人の群れ、エネルギーが充満し、場の温度が3℃は軽く上昇する。イタリアのインディ・シーンでは、もはや知らない人はいないFUZZ ORCHESTRAが、2017年桜咲く3月、初のジャパンツアーを敢行します。FUZZ ORCHESTRA(ファズ・オーケストラ)の行くところ、唸るようなエネルギーが充満し、場の温度が3℃は軽く上昇... 続きを読む
ローマのユダヤ人と地中海を渡って訪れる難民の人々 | Passione
イタリアでは毎年、1月27日が近づくと、新聞、テレビをはじめとするマスメディアから、いまや高齢となられたアウシュビッツの生還者の方々の証言やエピソード、絶望、拷問、無造作に積み上げられた亡骸の山、と直視することがきわめて困難な、衝撃的な映像や写真が繰り返し流れてくる。しかしそれらはまた、ひとたび常軌を逸すると、狂気と残ソ連の兵士たちによりアウシュヴィッツー強制労働収容所の扉が開かれ、囚われの人々が... 続きを読む