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タグ Devil’s Own

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初恋の呪い―『ローラ』(ジャック・ドゥミ) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2015/01/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 15 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 初恋 残骸Calling2 呪い ローラ LOLA

Lola/1961/FR 『ローラ』はジャック・ドゥミ監督の長編第1作だ。ドゥミと聞くと『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』に代表されるめまいがするような色彩感覚と甘いメロディーに彩られたミュージカル映画を思い起こす人も多いとおもう。『ローラ』はモノクロ映画でミュージカルでもないが、港町、水夫、シングルマザー、踊り子などドゥミ作品における主要なモチーフは、ほぼすべてそろっている。今... 続きを読む

ジジはなぜ言葉を失ったままなのか―『魔女の宅急便』(宮崎駿) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2015/01/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 639 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ジジ 島田裕巳 残骸Calling2 宮崎駿 魔女

Kiki's Delivery Service/1989/JP 『魔女の宅急便』について書きたいと、かれこれ3年くらい思い続けていました。宮崎駿の監督作の中でも屈指の人気作だから、特別な思い入れを持つ人も多いとおもう。私なんかよりもずっと多くの回数を繰り返し見ている人だっているだろう。私がこの作品について深く考える直接のきっかけとなったのは宗教学者、島田裕巳の『映画は父を殺すためにある―通過儀礼と... 続きを読む

2013年によく聞いた音楽 - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/12/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 40 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 音楽 面白み ひっそり 趣味

例のごとく音楽もひっそりとふりかえります。あいかわらず発見や面白みのないラインアップです。なにしろ10代のころから音楽の趣味がほとんど変わらないのです。Comedown Machineアーティスト: Strokes出版社/メーカー: RCA発売日: 2013/03/26メディア: CDクリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見るストロークス起死回生の5作目。まだ自分がストロークスに夢中... 続きを読む

2013年映画ベスト - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/12/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 61 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2

best 鉄板だったはずのベストAVエントリの伸び率がいささか悪いことに困惑しつつ、今日は映画を振り返ります。今年もいろいろありました。恋人ができたと思いきやあえなく破局したりとか。それからラジオで映画のことをしゃべる機会もありました。でも私はやっぱり書く方が向いているなあとおもった。今年の新作観賞本数は少し少なめで76作。例年どおり悩みに悩みこねくり回した挙句に選んだ10本はこちらです。1.『横... 続きを読む

『ペコロスの母に会いに行く』(森崎東)―歌と記憶とこのまちと - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/12/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 12 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ペコロス 残骸Calling2 マチ 記憶

"Pecoross Meets His Mother"2013/JP 『007 スカイフォール』のエンドクレジットに「長崎市 軍艦島」の文字が日本語で登場したときは、客席がにわかにどよめいた。『横道世之介』から『ウルヴァリン:SAMURAI』に至るまで、私の地元長崎は今、ちょっとした「まつり」のさなかにある。映画の中で見慣れた(あるいは見慣れない)風景や聞き慣れた地名、方言が登場するのはふしぎでこ... 続きを読む

Bボーイじゃない私が好きだった日本語ラップ16曲プラス1 - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/09/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 338 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 Zeebra ふだん 連中 フレーズ

私が中高生だった2000年代前半は、日本語ラップがすごく流行っていました。日本語ラップというと「悪そうな奴はだいたい友達」というZEEBRAの有名なフレーズを連想する人も多いとおもいます。確かに学校内のイケてる連中はみんなだぼだぼの服を着て、日本語ラップを聞いてカラオケでもラップしてました。私はというとふだんからsyrup16gを聞いているような鬱屈した高校生でしたが、実は日本語ラップもわりとよく... 続きを読む

『マン・オブ・スティール』(ザック・スナイダー) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/09/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 16 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 大作 スナイダー監督 スナイダー 当初 ジョン・ウィリアムズ

"Man of Steel"2013/US 更新が空いてしまったが、夏休みシーズンに公開された「下敷きほしくなる系」の大作は一通り見た。わけても一番面白かったのは、スーパーマンの物語をクリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダー監督でリブートした『マン・オブ・スティール』だった。ノーラン製作のハードかつ「リアル」な方向性に当初は不安もあった。なにしろ私にはジョン・ウィリアムズのあのテーマ曲のな... 続きを読む

『風立ちぬ』(宮崎駿) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/07/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 57 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 宮崎駿 結論 風立ちぬ 予告編

"The Wind is Running"2013/JP ここ数週間、映画を見に行けば、ほとんど強制的に『風立ちぬ』の予告編を見せられたわけだが、それでも4分間の映像には並々ならぬ力を感じずに入られなかった。矢も盾もたまらずひさしぶりに公開初日に早起きして映画館に向かったのだった。結論からいうと私は『風立ちぬ』という作品の魅力がいまいちわかりませんでした。わからなかったのだけど、今後2度、3度と見... 続きを読む

覚書(『フライト』『シュガー・ラッシュ』『リンカーン』など) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2013/05/14 このエントリーをはてなブックマークに追加 14 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip リンカーン 覚書 残骸Calling2 フライト

月に最低1回は更新を目指しているが、結局4月はそんな余裕もなかった。昨年も4月だけぽっかり空いていたのでそんなものかともおもう。へたくそなりにも文章で飯を食うようになって3年目になる。だんだんと文章を書くことが恥ずかしくなってきた。文章を書くと恥をかくことは同義だという人がいて、まったくそのとおりだと思った。このブログに書いている文章など読み返していると、なんて押し付けがましく鬱陶しいんだろうとす... 続きを読む

さようなら2012(映画編) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2012/12/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 58 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 映画編

best 今年の劇場観賞本数はちょうど延べ100本、再見やリバイバル上映を差し引いて93本でした。学生のころ以来、久々に年間100本を達成できた(対象作品はこんな感じ)。今年も良作が多くて本当に悩みました。ではことしの10本を。1.『桐島、部活やめるってよ』(吉田大八)"The Kirishima Thing"2012/JP2.『サニー 永遠の仲間たち』(カン・ヒョンチョル)"써니(Sunny)"... 続きを読む

さようなら2012(AV編) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2012/12/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 213 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2

ただでさえ忙しい師走に衆院選まで重なり、ここ数週間ネット社会とは隔絶状態であった。気づけば空中キャンプさんのベストにも参加できず…悲しさと疎外感に打ちひしがれている。しかし年末恒例の振り返りエントリだけは欠かせない。人間は、振り返る生きものなのである。たとえ誰も見ていなくとも、振り返りへのあくなき欲求を満たすべく、去年から始めたこのテーマで決然と今年の総決算をスタートするのである。そう、1日目は今... 続きを読む

映画『先生を流産させる会』の改変問題について考える - Devil’s Own −残骸Calling2−

2012/03/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 105 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 改変問題 先生 映画 カナザワ映画祭

f:id:DieSixx:20120312025815j:image 内藤瑛亮監督の自主映画『先生を流産させる会』の一般公開が決まった。剣呑としたタイトルから公開は危ぶまれていたが何とかがんばってくれたようだ。私は昨年のカナザワ映画祭で大畑創監督の『へんげ』(こちらも公開が決定。大のつく傑作です。)と2本立てで見て、このブログにも書いた。『先生を〜』は昨年の極私的な映画ベスト10の中に唯一ランクイ... 続きを読む

『恋の罪』(園子温) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2012/01/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 33 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 園子温 残骸Calling2 ブンガク 題材 平塚ら

"Guilty of Romance"2011/JP かねてから苦手意識を持っていた園子温ではあるが、ここへきてはっきりと「嫌い」まで振り切れる作品に出合ってしまった。題材への浅はかさ、男根主義的なセックス観、過剰な露悪性、中途半端にブンガクをたしなむ俗物根性・・・すべてが辛かったですね。特に女性に対する勘違いぶりが本当に気持ち悪かった。平塚らいてうが憤死するレベルですね。このブログで否定的な感想... 続きを読む

さようなら2011(映画編) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/12/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 29 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 映画編

メリークリスマス。いえーい。最後に映画のベスト10です。転職に伴い私も地方ブロガーへ。都心に住んでいた頃とくらべ話題作を見逃すことも多く歯がゆい思いをすることも多かった。出張の合間に見に行ったり、たまの休日に福岡まで遠征してみたりもした結果今年の劇場観賞本数はのべ71本、リバイバル上映や再見を差し引くと新作は1月14日に見た『きみがくれた未来』から12月26日に見た『ミッション:インポッシブル ゴ... 続きを読む

さようなら2011(AV編) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/12/21 このエントリーをはてなブックマークに追加 93 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2

年末恒例のふりかえりエントリの第1弾。私がAVを映画並みに見ている人間だということは周知の事実だとおもうが、ツイッターのフォロワーさんとかに「AVのエントリ読みたいです!」と言われることがけっこう多く驚いた。本当にみなさんすけべなんですね。というわけで今年は音楽や映画とは別にAVを振り返るエントリを書いてみようかと。むろんこのここは非常にまじめなブログであるからして、あくまでも学術的に、近代映像文... 続きを読む

『SUPER 8/スーパーエイト』(J・J・エイブラムス) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/06/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 25 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2 スーパーエイト 言説 傑作 感想

"Super 8"2011/US ネタバレエイトです。 J・J・エイブラムスの最新作『Super 8』は、傑作と言ってしまっていいと私個人はおもっている。ただ、今この作品についてさまざまな言説が提示されることにどうも収まりの悪さを感じてしまうのだな。私たち大人がいろいろと感想を述べたとしても、10年後には今の子どもたち世代によってすべて塗り替えられてしまうのではないか。いやむしろそうであってほしい... 続きを読む

『ブラック・スワン』(ダーレン・アロノフスキー) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/05/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 20 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ダーレン・アロノフスキー スワン 残骸Calling2

アロノフスキーの最新作『ブラック・スワン』はバレエに取材したサイコスリラーといえる。物語構造上の『Perfect Blue』(今敏)との類似性も指摘されているとおりだし、『サンセット大通り』を思わせたりもするが、何よりも監督の前作『レスラー』を強く意識させるつくりになっている。なるほど本作ラストの演出が意図的に『レスラー』を踏襲していることは間違いないだろう。だが、単なる焼き直しだとはまったくおも... 続きを読む

『ローラーガールズ・ダイアリー』(ドリュー・バリモア) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/02/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 38 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ドリュー・バリモア 残骸Calling2 ホロ 傑作 年間

"Whip It"2009/US 昨年公開された映画の中でも、傑作として推す人も多かった『ローラーガールズ・ダイアリー』をDVDで再見した。私も大好きな映画で、年間ベストとしても挙げていたのだけれど、公開以来見返してちょっと尋常じゃないくらいぼろ泣きしてしまいました。この映画、見れば見るほど本当によく出来てるんだよね。公開当時にはこのブログでも感想を述べたが、書き足りない部分も多いので、振り返りつ... 続きを読む

『冷たい熱帯魚』(園子温) - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/02/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 10 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 園子温 残骸Calling2 垂涎 興隆 今村昌平

"Cold Fish"2009/日本 あの事件を園子温が映画化、というトピックだけで猟奇犯罪ファンには垂涎の一本だろう。もちろん私も劇場に駆けつけた。実録犯罪映画は70年代から80年代前半にかけてジャンルとしての興隆を極め、『復讐するは我にあり』(今村昌平)や『TATTOあり』(高橋伴明)あたりは有名だとおもう。実在の事件を扱った映画は作り手と受け手両者の興味を変わらず刺激しつづけ、今日も産み出さ... 続きを読む

今すぐ使える!映画ドラえもん全作品レビュー - Devil’s Own −残骸Calling2−

2011/01/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 217 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 残骸Calling2

あけまして、ぼくドラえも…すみません発作が。あけましておめでとうございます。ダイシックスです。今年もよろしくおねがいします。 かねて予告していた通り年末に劇場映画ドラえもん全30作を見終えました。作品ごとにtwitterで感想をつぶやいていたのですが、140文字では表現しきれない部分もあるので、これを基にした全作レビューをまとめておきます。一応、これが私の感想文決定稿です。冬休みの宿題や受験の手引... 続きを読む

 
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