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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users宅配業者は「過重労働の矛盾」に直面している | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
アマゾン、ユニクロと業界覇者の暗部を暴いてきたジャーナリストが次に光を当てたのが宅配ビジネス。日本人が受け取る宅配便の数は1人平均年28個。もはや生活に欠かせないネット通販の「送料無料」「即日配達」が意味するものとは。このほど出版された『仁義なき宅配 ヤマト vs 佐川 vs 日本郵便 vs アマゾン』の著者、横田増生氏に話を聞いた。 ──今回、執筆したきっかけは? たまたま家人が靴の通販を利用し... 続きを読む
池上彰が斬る!「朝日より読売、産経が問題」 | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
従軍慰安婦と福島第一原発事故に関する一連の誤報、著者のコラム掲載拒否騒動、続く社長の引責辞任と、朝日新聞が大きく揺れた1年。折しも国会では安全保障法制審議がヤマ場を迎え、その報じ方に各紙の違いがより先鋭化している。『池上彰に聞く どうなってるの? ニッポンの新聞』著者の池上彰氏に聞く。 朝日新聞の誤報問題から1年、新聞は変わったのか ──まず朝日問題ですが、この1年を振り返ってどうお感じですか? ... 続きを読む
今の日本が「滅びた国々」に酷似しているワケ | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
日本は今、歴史の「特異点」を越え、1500年以上継続した国家が存続しうるかさえ心配になるという。『日本が世界地図から消滅しないための戦略』の著者、月尾嘉男氏に聞いた。 ──古代のカルタゴやベネチア共和国にそれほど似ているのですか。 歴史上長期にわたって安泰で、大いに繁栄を謳歌していたのに消えてしまった国々だ。カルタゴは紀元前に建国後670年ほどでローマに、ベネチアは1100年ほどでナポレオンによっ... 続きを読む
日本はなぜ、危険ドラッグ蔓延を防げたのか | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
日本でも社会問題化した危険ドラッグ。その依存性は覚醒剤や大麻と変わらないという(SAWAGUCHI/PIXTA) ──撲滅作戦が成功したのですか。 諸外国でも危険ドラッグ蔓延に対しては手を焼いている。日本は唯一、危険ドラッグに勝ちそうな状況が今できている。 危険ドラッグ商売を担っているのは、暴力団ではなく半グレといわれるような、一般人と暴力団の中間のような人たち。薬物の知識がなく、単に売れればいい... 続きを読む
人工知能制覇を狙うグーグルの野望とは? | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
AI(人工知能)への関心が高まっている。自ら学び成長するAI搭載ロボット。その進化を注視してきたウォッチャーが豊富な事例とともに描く、AIの現在と未来。 ──近年のAIの「爆発的発達」とは何だったのですか? それは2006年、ニューラルネット(脳を構成する神経細胞ネットワークを工学的に再現したAI)が巻き起こしたブレークスルーです。それまで動作が遅く応用範囲も限定的で、単に"数学の産物"にすぎなか... 続きを読む
これが「意見を聞かない人」の精神構造だ | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
他人の意見を聞かない、自分の都合ばかり押し通す人が増えているという。その精神構造について、『他人の意見を聞かない人』を書いた京都大学非常勤講師の片田珠美氏に聞いた。 ──安倍晋三首相の真骨頂なのですか。 あの方は他人の意見を聞かない典型だ。象徴的なのは、昨年12月の衆議院選挙開票の特別番組での言動だ。質問にいきなりイヤホンを外した。自分の言いたいことだけを言っているように見受けた。聞きたくないとい... 続きを読む
イスラム教徒は、好戦的でも排他的でもない | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
唯一神アッラーに帰依するムスリム(イスラム教徒)は、本来好戦的でも排他的でもないという。ムスリムの死生観とは。『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社新書)を書いたイスラム学者の中田考氏に聞いた。 ──「剣か、『コーラン』か」がムスリムの常套句ではないのですか。 本来は「『コーラン』か、税か、剣か」が正しい。イスラームはむしろ商業と相性がよく、好戦的ではない。預言者ムハンマドも商人だった。商業的に栄え... 続きを読む
国宝に中国の漆を使うと、何が問題なのか | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版)の著者である成毛眞氏と、『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』(講談社+α新書)の著者であるデービッド・アトキンソン氏による“ビジネスマンへの「日本文化入門」”をテーマにしたトークイベントの後半をお届けする。進行は、元NHKエグゼクティブアナウンサーで古典芸能に詳しい葛西聖司氏。 葛西:成毛さんは、アトキンソンさんの書いた本を読まれましたか。 成毛:... 続きを読む
黒い噂に染められた笹川良一の実像とは? | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
圧倒的な差別の中を生きた早世のハンセン病作家や部落解放の父など、社会的弱者を描いてきた作家が次に選んだのは、世界最大級の資金力を誇る財団トップだった。『宿命の子 笹川一族の神話』(小学館)を書いた髙山文彦氏に聞いた。 ──日本財団の笹川陽平会長と最初に会った目的は、やはりハンセン病制圧活動に関してですか? そうですね。世界中、アフリカの奥地まで足を運んで活動しておられることは知ってました。そこまで... 続きを読む
日本人は、「本当の戦争の現場」を知らない | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
平和を訴えても、悪を排除しても、戦争はなくならない──。『本当の戦争の話をしよう』の著者に、日本人と戦争のこれからを聞いた。 ──「紛争屋」なのですか。 今教えているのは「平和と紛争」学、つまり国際関係論。僕自身、現場にいたが、学者の書いたものを現場にいる人は読まない。読まないから国際関係がおかしくなると学者は思いがちだが、現場のほうはそれが現実離れしていて役に立たないと言っている。僕は両方をリン... 続きを読む
「トヨタ生産方式」は、ほぼ誤解されている | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
──「トヨタ生産方式(TPS)」という言葉が好きでない、とあります。 もともと大野(耐一)さんやおやじ(鈴村喜久男氏)たちは「トヨタ方式」と呼んでいた。最初は「スーパーマーケット方式」と言っていた。当時は、トヨタ社内でもほとんどの人が知らなかった。ある役員に説明したところ、「生産工学の一種だな」ということで「“生産方式”と後ろにつけなさい」と言われて、トヨタ生産方式となった。これはおやじから聞いた... 続きを読む
「能率的に死なせる社会」が必要になる | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
自己決定の尊重という大原則が医療現場を、そして患者本人をも縛っている。人間の死と日々向き合う医師がただす大いなる矛盾と、逡巡の先に到達した着地点。『医師の一分』を書いた里見清一氏に聞く。 ──20年前はタブーだったがんの告知。今はもう当たり前ですね。 1990年、横浜の病院勤務時に、「さすがに言わなきゃいけねえよな」と部長が肺がん患者に告知しました。当時その病院で告知したのは僕らだけ。全員に言うか... 続きを読む
一流の人は、ハードワークでも心が折れない | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
逆境や困難、強いストレスに直面したとき、竹のようにしなる弾力性、適応力、そしてネガティブ感情を断ち切って次に向かう回復力──。そんな心の筋力「レジリエンス」強化の実践本が人気を得ている。『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?』(SBクリエイティブ)を書いた久世浩司氏に話を聞いた。 ──欧米では30年以上前から研究されているそうですが、日本で認知が進んだのは最近のことです。 忍耐や我慢... 続きを読む
アマゾン、セブンの寡占化が進む理由 | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
時間効率化から時間快適化へ。企業も個人も「創造時間価値」を追求する時代が来たという。 ──時間が資本になるわけですね。 時間は買うものから売るものになり、誰もがわずかな時間を切り売りして活用する時代がやってきた。その影響は消費行動、個人の働き方、企業のあり方にまで及ぶ。 時間を経営資源であり資本だとすると、余分なことに使わず、いかに創造的で豊かな価値のあることに使うのかが大事になる。事業に例えて言... 続きを読む
アマゾン、セブンの寡占化が進む理由 | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
時間効率化から時間快適化へ。企業も個人も「創造時間価値」を追求する時代が来たという。 ──時間が資本になるわけですね。 時間は買うものから売るものになり、誰もがわずかな時間を切り売りして活用する時代がやってきた。その影響は消費行動、個人の働き方、企業のあり方にまで及ぶ。 時間を経営資源であり資本だとすると、余分なことに使わず、いかに創造的で豊かな価値のあることに使うのかが大事になる。事業に例えて言... 続きを読む
身勝手な日本人が、日本の国宝をダメにする | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
David Atkinson●1965年生まれ。オックスフォード大学で日本学を専攻。アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザーズを経て、92年ゴールドマン・サックス入社。2006年にパートナーとなり、07年退社。09年小西美術工芸社に入社、10年に会長、11年から社長兼務。裏千家茶名「宗真」を持つ。(撮影:梅谷 秀司) バブル崩壊後、不良債権問題が深刻さを増す一方の時代、いち早く警鐘を鳴ら... 続きを読む
身勝手な日本人が、日本の国宝をダメにする | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
──本の中に「ミステリアスジャパニーズ現象」が出てきます。 非科学的なことを大まじめに語る、数字を直視せず精神論になる…。 最近では例の「おもてなし」です。日本では財布を落としてもほぼ確実に戻ってくるってよくいうでしょ。でも警視庁の数字では、現金では届け出があった額の40%にすぎない。残り60%にはいっさい触れず、都合のいい少数を大げさに持ち上げる。サッカーW杯のとき、日本人観客のゴミ拾いが日本人... 続きを読む
身勝手な日本人が、日本の国宝をダメにする | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
David Atkinson●1965年生まれ。オックスフォード大学で日本学を専攻。アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザーズを経て、92年ゴールドマン・サックス入社。2006年にパートナーとなり、07年退社。09年小西美術工芸社に入社、10年に会長、11年から社長兼務。裏千家茶名「宗真」を持つ。(撮影:梅谷 秀司) バブル崩壊後、不良債権問題が深刻さを増す一方の時代、いち早く警鐘を鳴ら... 続きを読む
「マッサン」の孫、NHK朝ドラの英断を語る | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
たけつる・こうたろう●1953年北海道余市にニッカウヰスキー創業の竹鶴政孝・リタ夫妻の初孫として生まれる。父は養子で政孝のおい。少年期まで夫妻と同じ屋根の下で過ごす。青山学院大学経営学部を卒業後、ニッカウヰスキーに入社し、約20年間勤務した後、退社。個人で会社を創設し、2005年にアマナに合流。(撮影:大澤 誠) 朝のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「マッサン」で話題の、日本ウイスキーの「生みの親」... 続きを読む
「フラッシュ・ボーイズ」は日本にもいる! | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
マイケル・ルイス(Michael Lewis)は1960年生まれのノンフィクション作家。プリンストン大学で芸術史の学士号を、ロンドン大学で経済学の修士号を取得した後に、ソロモン・ブラザーズで債券セールスマンとして活躍した。その経験をもとに、1989年に『ライアーズ・ポーカー』で作家としてデビュー。日本でもヒットした作品としては、ネットスケープ共同創業者のジム・クラーク氏を描いた『The New N... 続きを読む
『沸騰!図書館』に描かれた自治体の闘い | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
人口5万、佐賀県武雄市の図書館再生の軌跡。閉鎖的でしゃくし定規、少ない利用者の無言にあぐらをかく旧図書館・市教育委員会を相手に市長が放った切り札は、民間事業者TSUTAYAへの全面運営委託だった。館内にスターバックスも併設、ブック&カフェを地で行く図書館はリニューアルオープン1年で来館者100万人を突破した。 ──公立図書館という静寂空間を“沸騰”させてしまったんですね。 僕自身本好きで1日1冊読... 続きを読む
「元来の日本は、オープンかつ競争志向だ」 | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
コモディティ化、ブラック企業と、時代を読み解くキーワードを示した著者が、本書ではチームアプローチにこだわる。「ビジネス書のようだが、実は日本社会論。文芸書のような楽しさも込めた」と言う。 カバーには、黒澤映画『七人の侍』の一場面から抜き出した7人の人物が配され、グラビアっぽい。電子書籍の時代に紙の本で残すのだから、本であることにこだわりがあるものにしないと意味がない。雑誌のような発想で作っている単... 続きを読む
富士フイルムはなぜ、大改革に成功したのか | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
1978年神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。 06年東洋経済新報社に入社。書籍編集部、「週刊東洋経済」編集部を経て、12年4月より精密機器・電子部品業界担当記者。 コア事業だった写真フィルムの大幅縮小という「本業消失」の危機に直面した富士フイルムで当時社長として構造改革を断行。事業構造を転換させ成長軌道に導いた経営の神髄とは。 ──写真フィルム事業が絶好調だった19... 続きを読む
「ホウレンソウ」は、人の成長の芽を摘む | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
「決まったことを、決まったとおり、キチンとやる」だけで生産性は3倍になるという。13分冊、計1994ページの店舗マニュアル(MUJIGRAM(ムジグラム))の秘密を公開した。 ──無印良品では新人でもマネキンのコーディネートができるのですか。 MUJIGRAMでたった1ページの中にポイントを絞り込んでいる。「シルエットを△形か▽形にする」「使う服の色は3色以内」。基本はこの2点だけだ。極端にいえば... 続きを読む
”局アナ”から始まる「終身雇用崩壊」 | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
若年層に押し付けられる「世代間のツケ」が深刻になる一方で、「若者の未来を奪ってきた」終身雇用も崩れつつある。そんな時代を、若者はどう生き抜くべきか? 『若者を殺すのは誰か?』の著者である、人事コンサルタントの城繁幸氏に聞いた 雇用規制はすべて緩和するといい ──若者の存在感が薄くなってきていませんか。 政策を決める側の視点に若者が入っておらず、また政策に対する若者の反応も鈍いので、そちらになかなか... 続きを読む