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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersビットコインは皆が駄目だと思ったら死ぬ - 投資の消費性について
タイトルだけで終わってしまう記事なのだが、じゃ円は皆が駄目だと思ったら死ぬのかといえば、まず死なない。あるいは皆が駄目だと思うことさえ簡単でない。なぜか。 もう3年ほど前、ルーブルが売られた際の記事だが、自国通貨買い介入の定理 *1 について思い出していただけると幸いである。要するに発行体がバランスシートの右側を安く買い戻せるとき、その財務は改善し、当該通貨を売る理由は加速度的に減少していく。 国... 続きを読む
相場操縦、モメンタム、情報開示 - 投資の消費性について
こんなのどうでもいいと思うんだが、村上ファンドの村上氏が売って、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反容疑で強制調査だそうだ。 村上元代表を強制調査 アパレル株の株価操作の疑い:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25HCJ_V21C15A1EA2000/ 関係者によると、村上元代表は2014年6月から7月にかけて、証券会社などからTSIホー... 続きを読む
岩田規久男日本銀行副総裁は辞任せよ - 投資の消費性について
第183回国会 議院運営委員会 第12号(平成25年3月5日(火曜日))http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/002018320130305012.htm○津村委員 二%ということを先ほどおっしゃられていましたが、岩田さんは、全責任を負う、マンデートだ、それを市場が信頼するからこそインフレ期待が上がる... 続きを読む
アントンのやさしい線型代数 - 投資の消費性について
書店で、つい初学者向けの教科書に手を伸ばしてしまうのは、お客さんの前に立って声を出して説明しながらも、あれ、これホントかなとか、あるいは別の表現もある気がしてきたぞとか、知っているつもりのトピックにも発見は常に山盛りで、気の利いた道筋や地図のような目線は、いつだってそれ自身が喜びである。そして久々に、実に素晴らしい本に出会えば、どうしたって紹介したくなってしまう。 アントンのやさしい線型代数作者:... 続きを読む
日銀が追加緩和で「マイナス金利」のECBをぶっとばす方法 - 投資の消費性について
ECBが「マイナス金利」だそうですが*1、こんなものね、屁のツッパリにもなりません。カネを預ける側から見れば、要するに利息が付かないばかりか、逆に利息を取るってんだから、だったら預けねえよって話ですよ。それだけ。じゃ代わりに誰に貸すのかって、手っ取り早いのは各国政府だ。量的緩和の逆。これに毛が生えたような案も、なんぼか出てくるかもしれないが、生えたとしても毛くらいのもので。 でね、焦ってると思うん... 続きを読む
「物価の安定」を再定義する - 投資の消費性について
何かと騒がしい外野の間だけでなく、先月の金融政策決定会合の議事要旨*1の中でも、その「目標」が示されたこともあってか、「物価の安定」について大いに議論が行われた様子が伺える。が、ゴチャゴチャしていて、率直に言って捉えどころがない。何を言っているのか、よくわからない。そもそも日銀法に定められた目的すら、議論の対象になってしまう現在の状況は、まさに混迷であって、ついでに言えば諸悪の根源であるようにも思... 続きを読む
無料で読める最高の金融政策講義七選 - 投資の消費性について
日本銀行の白川総裁が、二人の副総裁の任期満了に合わせて、つまり新しい体制のスタートを向いた形で、三月に辞任する。特に最近は、政府から強い批判を浴びる中で、日本および世界経済の現状と金融政策について、丹念な説明を繰り返していた。その内容は、彼の外見の印象とは対照的に、実に骨太の、知識と経験とに裏打ちされた、いつでも力強いものだ。それらを目にしたこと、耳にしたことのない方も多いと思うので、数多ある彼の... 続きを読む
「国債の日銀引き受け」を読み解く際の注意点 - 投資の消費性について
日銀が国債を買う日銀が国債の保有残高を増やす日銀が国債のリスク負担を増やす この三つは、それぞれ意味が異なるのだが、パッとイメージが湧いてくるだろうか。日頃から債券に慣れ親しんでいるひとには当たり前の話でもあるのだが、このところの安倍総裁による、おかしな日銀法改正にかかる議論の中では、これらが混同されている場面も非常に多いので、解説しておきたい。 さて一般に、借金には期限がある。期限のない借金は、... 続きを読む
居酒屋政談のための簡潔な「安倍総裁による日銀批判」批判アンチョコ - 投資の消費性について
n%のインフレターゲット「物価目標?未達の目標引き上げたら、営業成績上がるの?」 目標に達しないのは真面目にやってないからだという、駄目な支店長の典型みたいな小理屈は、未来に向かってロクな「改革」を生んだ試しがない。この手の「わかりやすい」号令を出す指揮官は、いつだって外から来たビビりの大将で、現場を知らないがゆえにチクリ屋の課長代理にコロリと乗せられ、つい吠えてしまう。結果的には皆の総スカンを喰... 続きを読む
日銀解散 - 投資の消費性について
「お金の量は中央銀行が調節しろ」みたいな素っ頓狂を、さも普遍的な事実であるかのように吹く学校の先生が複数いる(これ*1とかこれ*2とか)事実に驚き、そんなところじゃ何も学べないから俺のところへ来いと言いたくなる気持ちを抑えて、なぜそれが馬鹿馬鹿しいのか、端的に示す例を挙げよう。日銀解散だ。 日程の話だが、明日ではちょっと急すぎるので、明後日に解散することにしよう。そのために明日準備すべきことは何か... 続きを読む
長期金利上昇時の対応マニュアル - 投資の消費性について
あるいは国債価格下落時と表現した方がキャッチーだったかもしれないが、ともあれ財政破綻だとかハイパーインフレーションだとか、いきなり随分と向こう側を攻める論調ばかりを見かけるので、もうすこし手前のマイルドなところ*1を、そして対応策について簡単に考えてみたい。 長期金利とは何かさて長期金利は文字通り、金を借りる側にとっても貸す側にとっても同じ、事前に決める期間中の金利のことだ。政府が借りる水準で表現... 続きを読む
チャレンジの三角形 - 投資の消費性について
CAPMの逆襲全国の啓蒙書ライターの皆様には是非パクっていただきたい、ビジネスのリスクにかかる直角三角形について、ご紹介しよう。とてもシンプルで、きっと示唆に富んで、素敵な酒の席と、そして明日を提供するはずだ。あらゆるビジネスのリスクは、1)市場リスクと、2)独自のチャレンジの、2つのコンポーネントに分解されるが、両者は常に直角に交わっている。図示しよう。例えばバブルの波に乗って、借金して自社ビル... 続きを読む
資金調達市場 - 投資の消費性について
株式市場が資金調達の市場であること*1は、教科書に書かれているにもかかわらず、実際に数多く実行されているにもかかわらず、ほとんどあまり理解されていない金融の不思議のひとつだ。いま一度強調しておこう。チャレンジの志はあるものの、そのリスクを負担する資金が不足しているとき、「頑張ってみろ」と懐の深いスポンサーを募る場所が株式市場である。もちろん、その恩を(意図的に)忘れることなど不可能であるような法整... 続きを読む
日銀券の受け取りを拒否できる世界 - 投資の消費性について
日本銀行が発行するお札は、法貨として強制通用力が付与されており、公私一切の取引において無制限に受け取ってもらえます(日本銀行法第46条)。http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/05100003.htm/ こんなもの要らない。そもそも我々の日常の決済のためには、銀行振込でもクレジットカードでも、スイカでもパスモでも、ツケ... 続きを読む
404 Blog Not Found:生産性より消費性
そしてその社会の平均的な生産性というのは、何が決めるのだろうか? 山形浩生 の「経済のトリセツ」 Supported by WindowsLiveJournal - 生産性の話の基礎賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ どう考えても、「その社会の総消費量で決まる」という結論になると思う。 ちなみにここでは、貯蓄も消費に含めている。お金の行き先を決める... 続きを読む