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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users『大衆の侮蔑』を読んで - 大惨事!過下郎日記
初心者のための歴史学講座を書き終えた後、実は次に書こうとしていたのがこのエントリでした。時間がなかったり、ファブヨンくんをなぶっていたりして延び延びになってしまいました。先日、読んだ本が以下。大衆の侮蔑―現代社会における文化闘争についての試論作者: Peter Sloterdijk,ペータースローターダイク,仲正昌樹出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2001/08メディア: 単行本この商品... 続きを読む
過去の事実をどのように認定するか - edo04の日記
初心者のための歴史学講座でちょっと刺激を受けたので書いてみました。 まだ、浅いのですが、時間がないので、とりあえず、アップします。 現在に生きる我々は、過去の事実をどのように認定しているのであろうか? まず、「過去の事実」とは何かを定義しておこう。 ここで問題にするのは、10年とかの過去ではなく、少なくとも二世代前、50年から60年以上前の事実である。 通常こうした事実認定は、歴史学という... 続きを読む
初心者のための歴史学講座4 〜歴史学は役に立つのか 後編〜 - 大惨事!過下郎日記
僕はグローバル規模で加速する市場主義の中、これは言い換えると大衆化と言ってよいと思います、金にならない人文学は早晩滅びると思っていました。しかし、つい先日、『中央公論』2月号の特集「大学改革の混迷」の2つの記事を読み、少し認識が変わりました。まず紹介したいのは、上山隆大上智大教授の「すべての大学人は市場の中で生きるしかない」という評論です。氏が第一に指摘するのは、日本の大学には公共的使命の意識が決... 続きを読む
初心者のための歴史学講座3 〜研究発表編〜 - 大惨事!過下郎日記
学部生もゼミで卒論の準備のための発表をしますが、修士課程での修論準備のための研究発表は、学部生のそれとは全く違うものでした。僕が修士課程に入った時に、ゼミには博士論文提出予定、ほぼ大学の専任の職も決まっているという超優秀な方がいらっしゃいました*1。そして、この方が情け容赦ない。研究発表のたびに、その未熟さを僕は徹底的に指摘され、絞っても油の一滴も出ないほどに絞られまくられました。僕の同期には、一... 続きを読む
初心者のための歴史学講座2 〜史料批判編〜 - 大惨事!過下郎日記
あまりブクマもつかないかと思っていましたが、読んでいただいた方もそこそこいるようでうれしい限りです。ぜひ、歴史修正主義者の方々の目につくようにしていただければ、と思います。先行研究編に少し補足しますと、直接は関係ないけれども読んでおいたほうがよい論文もたくさんあり、これはきりがないのでどこかで切らないといけないのですが、そこの線引きが難しいです。僕が修論を書いた時に読んだ論文で、一番レヴェルが高い... 続きを読む