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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users中年に「ドラゴンクエスト3」をクリアする元気と時間はあるのか|伊藤聡
リメイクが発売されたさて「ドラゴンクエスト3」である。1988年(昭和ラストイヤー)にファミコンで発売されたロールプレイングゲーム。以降、複数のハードにまたがって何度となく再発表された作品で、私もファミコン版、3DS版でプレイしたが、今度は映像もHD-2DとなってSwitchやPS5などでリリースされた。まあ、HD-2Dが... 続きを読む
恋愛の苦手なところ|伊藤聡
恋愛は構造に欠陥がある私はずっと恋愛が苦手で、まったく克服できないまま歳を取ってしまった。昔からうっすらと感じていた恋愛への違和は、本日に至るまで拭えないままである。こう、いろいろとしっくりこない。個人的な意見だが、恋愛という風習には仕組み的に上手く成り立っていない部分があるし、構造に欠陥がある... 続きを読む
「世間のスニーカーブームが急に終わった」という記事が話題に。一体何が起きた?「めちゃくちゃ実感してる」
伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair 世間のスニーカーブームが急に終わって、びっくりしたことについて書きました。あんなに売れていたスニーカーが、急に在庫山積み、ショップが軒並み閉店、行列もなくなり…。スニーカー界隈の人以外は意外と知らない、ブームの終焉についての記事です。 note.com/campinthe... 続きを読む
世間のスニーカーブームがいきなり終わってしまったのですが|伊藤聡
スニーカーに熱狂した日々の終わり2023年、驚くべきことにスニーカーブームが終わってしまった。本当に終わったのだ。これはなにも「私自身がスニーカーに飽きてしまった」「マイブーム終了」という意味ではない。世間的に、そして何人かの識者の意見によればおそらく全世界的に、あれほど熱狂的だったスニーカーブーム... 続きを読む
「マンガとは卵かけごはんである」理論|伊藤聡|note
マンガが読めない、という私の悩みについて、マンガ好きの知人と話した内容を再現しました。発言中の「◆」は知人、「伊」は私です。 ◆「伊藤さんはマンガ読めないって言ってましたよね」 伊「読めないです」 ◆「でも『スラムダンク』は、映画見てハマって、そこから原作も全巻読んだって言ってたじゃないですか」 伊「そ... 続きを読む
原作を1ページも読んでいない『スラムダンク』弱者の目から見た『THE FIRST SLAM DUNK』はどのような映画だったか|伊藤聡|note
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 ◆ふむ、この背の小さい子が主人公か ◆沖縄出身か~。沖縄の子が将来プロ選手になった話かな ◆身長のハンデを努力とセンスでおぎなう主人公、なるほど ◆優しいお兄ちゃんだ ◆オープニング、手書きの登... 続きを読む
コスメとギターエフェクターのビジネスモデルはほぼ同一|伊藤聡|note
商品が多すぎて選べない半年ほど前である。鏡にうつる自分の顔のみすぼらしさに嫌気がさし、スキンケアをきちんとしなければと思い立った。私の顔は全体的にひどかった。仕事帰り、電車の窓にうつった私はいかにも生気がなく、まるで「会社の金を横領してつかまった経理部の中年男性」といった独特の陰鬱さがあった。わ... 続きを読む
『竜とそばかすの姫』と、細田監督はダメ出ししてくれるスタッフを雇いましょうの巻|伊藤聡|note
※結末を含む内容について触れていますので、未見の方はご注意ください まず書いておきたいのは、私は今作で主人公役の声優をつとめたミュージシャンの中村佳穂を、デビュー当時から熱心に追いかけてきたファンだということです。彼女が『竜とそばかすの姫』の声優をつとめるというニュースを知ったのも、渋谷で行われた... 続きを読む
『映画:フィッシュマンズ』と、どうしても解き明かせない音楽の謎|伊藤聡|note
なぜ172分なのかバンドの歴史をどう語り終えればいいのか、作り手が困惑しているような映画でした。1987年に結成された日本の音楽グループ、フィッシュマンズのドキュメンタリー作品『映画:フィッシュマンズ』は、ほぼ3時間(172分)という長尺で、バンドの歴史を追ったフィルムです。現メンバー、元メンバーや関係者の... 続きを読む
BEYOOOOONDS 『LIVE BEYOOOOONDS 1ST』と、誰も見たことのない度胸だめし|伊藤聡|note
遠いと思っていたアイドル文化 マンガやアイドルなど、個人的にいままで全く触れてこなかったジャンルを知る必要性を感じ、いま意識的に勉強しています。ハロープロジェクト(モーニング娘。などが所属しているアイドルグループの大きな団体)に詳しい会社の同僚から講義を受けつつ学んできた私ですが、同僚オススメのグ... 続きを読む
私はテレワークに向いていませんでした、という話|伊藤聡|note
会社に戻れてよかった約11ヶ月のテレワークを経て、会社通勤に戻った。安心したというのが率直な気持ちだ。もうこれ以上自宅勤務を続けたら、頭がばかになってしまうのではないかと不安にさいなまれていたところだった。朝起きて着替え、玄関を開けて外に出ることがこれほど大事だとは思わなかった。世間的には今後、テ... 続きを読む
なぜエヴァはパチンコになってもすり減らないのか|伊藤聡|note
パチンコになって失われるものどうも賭博に興味がわかず、パチンコも未経験のままなのだが、世の中にはパチンコをきっかけに『エヴァンゲリオン』を知った人も多いらしい。膨大な額のロイヤリティ収入が見込まれるというパチンコのライセンスだが、パチンコメーカーに作品の使用許可を出すかどうかは、作者として非常に... 続きを読む
『あのこは貴族』と、車窓から見えるさまざまな風景について|伊藤聡|note
ジェンダーと階層「元旦に高級ホテルですか。お客さん、東京の人でしょう。こんなホテル、私一度も入ったことないですよ」と、タクシー運転手に失礼な皮肉を言われる主人公、華子(門脇麦)。彼女が眺める閑散とした正月の都心から、映画は始まります。華子が向かっているのは、高級ホテルの料亭で開かれる家族の食事会... 続きを読む
【雑記】なぜお笑い芸人の多くは、批評を嫌う傾向があるか|伊藤聡|note
お笑いと批評の関係性私は以前から、お笑い芸人さんの多くが自分の漫才やコントを批評されることに拒否反応を示す傾向があるのではないか、という印象を持っていました。そのことについてSNSに投稿をしてみたところ、いくつか反応をいただいたので、今回この疑問についてもう少し深く考えてみます。なお私は、芸人さんの... 続きを読む
追悼デヴィッド・グレーバー:コロナ以降の新しい世界を想像するために (1/2)
記事 伊藤聡 2020年09月09日 11:00 追悼デヴィッド・グレーバー:コロナ以降の新しい世界を想像するために 1/2 Tweet Getty Images 去る2020年9月2日、アメリカの文化人類学者デヴィッド・グレーバーが急逝した。59歳の若さであった。今年、日本でも4月に『民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義』... 続きを読む
『ジョーカー』 社会の枠から人がこぼれ落ちてしまう瞬間|およそ120分の祝祭 最新映画レビュー|伊藤聡|cakes(ケイクス)
バットマンの敵役として知られるジョーカーを主役に据えた話題作。ホアキン・フェニックスの迫真の演技が絶賛されています。本作の見所をブロガーの伊藤さんが解説します。 ※本記事では物語のあらすじ、および核心部に触れています。 アメリカの人気コミック『バットマン』の悪役として、1940年に初めて世に登場したキャ... 続きを読む
『アラジン』 成功の要因は軽さと過剰サービス|およそ120分の祝祭 最新映画レビュー|伊藤聡|cakes(ケイクス)
1992年に公開されたディズニーのアニメ映画から四半世紀以上を経て、実写版の『アラジン』が公開。ガイ・リッチー監督による本作は、何が魅力なのか? ブロガーの伊藤聡さんが迫ります。 ディズニーが『アラジン』を実写化するというニュースは、俳優ウィル・スミス扮するランプの魔人ジーニーのユニークなビジュアルと... 続きを読む
『運び屋』 私に残された時間はないのかもしれないし、あるのかもしれない|およそ120分の祝祭 最新映画レビュー|伊藤聡|cakes(ケイクス)
クリント・イーストウッドが監督・主演を務める映画『運び屋』。老いてから麻薬の運び屋となった男の晩年から、残された時間を自覚することの重要性について、伊藤さんが考えます。 2008年の監督・主演作『グラン・トリノ』で、俳優としては引退すると宣言したクリント・イーストウッドだったが、2012年『人生の特等席』... 続きを読む
死後強まるカリスマ性 伊藤計劃 病床で10日間で書き上げた作品 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版
「3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない」。宮部みゆきがその才能に嫉妬した、伊藤計劃。読めばあなたも、その息遣いを感じるはずだ。 その日の夕食がカレーだと聞いた伊藤聡は、「じゃあ、食べてみる」とベッド脇の母親に言った。もう何日も食欲がなかった。母の和恵(70)がスプーンでカレーを口元に運ぶと、伊藤はそれを口に含んだ。数さじ分だったが、和恵はそれでもうれしい。 「ああ、久しぶりに食事がで... 続きを読む
2014年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。今年もまた「ふりかえる」の季節がやってきました。今年公開された映画についてふりかえりつつ、いただいた回答をまとめていきたいとおもいます。地味に続いてきたこの企画も11年め、開始当時にはまだ生まれていなかった甥っ子は9歳になり、わたしはけがをしたり病気をしたりすると、治るまでにえらく時間がかかるようになりました。時間が経過したわけですね。... 続きを読む
2014年の映画をふりかえる - 空中キャンプ
みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡と申します。これから募集します「2014年の映画をふりかえる」は、今年見た映画のなかで好きだった作品を選んでもらい、全ての結果を集計することでランキングをつける企画です。地味に継続すること11年、毎年、どの映画がよかったかをみなさんに教えてもらい、リスト化してきました。今年も行いますので、映画ファンの方はぜひ参加してみてください。過去の結果は以下のよ... 続きを読む
2013年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
(写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。ついにこの企画も10年め。考えてみれば僕は10年もの長きに渡って、その年どの映画がおもしろいのかを問いつづけ、集計しつづけたわけです。年の瀬ですがお元気ですか。今年もたのしい映画がたくさんあったとおもいます。映画に順位をつけることの理不尽さを理解しつつ、あえてランキングという... 続きを読む
2013年の映画をふりかえる - 空中キャンプ
(写真は「ふりかえる」企画のマスコットキャラクター、オリーブさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。2013年におもしろかった映画について語る「ふりかえる」をしますよ。この企画もついに10年めになりました。根気のない僕の人生で、唯一10年つづいた行為、それがこの企画なのであり、本年も行いますので、映画が好きな方はぜひ参加してください。参考として、昨年までの結果がこち... 続きを読む
ずっと避けてきた恋愛映画に、向きあおうと思った。【前編】|『トラウマ恋愛映画入門』発売記念! 町山智浩インタビュー|町山智浩/伊藤聡の記事、コラムを読むならcakes(ケイクス
「男はみんな恋愛のアマチュアだ」。これまで、できるだけ恋愛映画を避けてきたという映画評論家・町山智浩さんが、その恋愛映画と真正面から向き合った評論集『トラウマ恋愛映画入門』(集英社)を上梓されました。発売を記念して、cakesで「およそ120分の祝祭」を連載している伊藤聡さんが町山さんをインタビュー! 「甘くない」恋愛映画ばかりを集めた本書から、我々はなにを学べばいいのか。男はいつまでたっても恋愛... 続きを読む
【番外】京都大学へ、村上春樹に会いにいく 後編|伊藤聡|およそ120分の祝祭|cakes(ケイクス)
およそ120分の祝祭 伊藤聡 < 前の記事 【番外】京都大学へ、村上春樹に会いにいく 後編 伊藤聡 村上春樹 カルチャー 評論 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 2013年5月24日 前編に続いて、「およそ120分の祝祭」の番外の後編は、京都大学で行われた村上春樹の公開インタビューに足を運んだ伊藤聡さんのエッセイです。壇上に現れた作家は、何をどのように語ったのか――ご一読ください。 2時間... 続きを読む