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タグ マガジン航

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削除から考える文芸時評の倫理 « マガジン航[kɔː]

2021/02/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 17 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 文芸時評 倫理 削除

月評の文章が削除される 今年から文藝春秋の文芸誌『文學界』で「新人小説月評」を担当している。純文学世界に精通してない方に少しシステムを説明しておくと、『文學界』編集部がセレクトした新人、具体的には芥川賞をまだとっていない純文学作家の小説を、いいとか悪いとか、評していくという仕事だ。文芸時評自体は、... 続きを読む

ニューヨーク公共図書館の映画、本、トークイベントなどを通じ、パブリックの意味について考える | HON.jp News Blog

2019/11/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 37 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip パブリック 原題 エクス hon.jp 岩波新書

映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」(監督:フレデリック・ワイズマン、原題:Ex Libris – The New York Public Library)のヒットに伴い、2003年に岩波新書から出版された『未来をつくる図書館』が再評価されているという。  この本の著者で在米ジャーナリストの菅谷明子氏と、「マガジン航」編集発行人... 続きを読む

デモのなかで生まれる香港のポリティカル・ジン « マガジン航[kɔː]

2019/10/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 19 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 香港 デモ 台北 逃亡犯条例 なか

香港で逃亡犯条例に反対する百万人デモが行われた6月9日、私は小出版物のイベントnot big issueに参加するため台北にいた。 さっそく「香港がたいへんなことになっているね」と、何人かの現地の知人に言うと、言葉少なに頷き少し表情を曇らせた。 一国二制度の香港と両岸問題の台湾では事情は違うが、ともに中国と緊張関... 続きを読む

あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」攻撃に抗議する « マガジン航[kɔː]

2019/08/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 36 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip あいちトリエンナーレ 趣旨 不自由展 攻撃 国際芸術祭

8月1日に開幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つとして、メイン会場の愛知芸術文化センターで開催されていた「表現の不自由展・その後」の展示が3日いっぱいをもって中止された。 展示されていた作品の概要はいまもこのサイトで見ることができる(8月4日時点) この企画展の趣旨は上記のページで... 続きを読む

インディペンデントな文芸同人誌を作ってSNSで売るということ――『かわいいウルフ』製作日誌 « マガジン航[kɔː]

2019/07/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 16 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ウルフ エッセイ インディペンデント 翻訳 同人誌

はじめに 今年5月、私は『かわいいウルフ』という同人誌を発売した。20世紀の作家ヴァージニア・ウルフのファンブックだ。彼女の作品の紹介や、翻訳、ウルフの文章を実際に訳した方のインタビューやエッセイを掲載した。それだけでなく、友人・知人21名にウルフ作品を鑑賞してもらい、その感想を自由な形で書いてもらっ... 続きを読む

無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話 « マガジン航[kɔː]

2019/06/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 647 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 無名 舞姫 版元 新人 分野

ある日、いつものようにツイッターを立ち上げてタイムラインをぼんやり眺めていたら、なんだかとてつもなく長いタイトルの本についてのツイートが流れてきた。発信者はその本の版元の編集者で、題名は『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて... 続きを読む

人文書の灯を絶やさないために « マガジン航[kɔː]

2019/05/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 36 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 刊行 著者 厳しい現状 人文書 危機感

このままでは人文書の刊行が存続できなくなる。私はそんな危機感をずっと抱いている。なぜか。人文書の刊行は、あまりに大きな経済的負担を著者に強いるからだ。人文書の灯を絶やさないためにどうすればよいのか考えてみた。 人文書出版の厳しい現状 経済的負担がほとんどなくてすむ幸運な著者もいる。著者が有名であっ... 続きを読む

民主主義を支える場としての図書館 « マガジン航[kɔː]

2019/05/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 48 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 民主主義 図書館 フレデリック 貸出 違和感

「図書館」という言葉から最初に連想するものはなんですかと問われたなら、本の貸出、新聞や雑誌の閲覧、調べもの、受験勉強……といったあたりを思い浮かべる人が多いのではないか。もしそこに「民主主義」という言葉が加わったら、はたして違和感はあるだろうか。 図書館を舞台にしたドキュメンタリー フレデリック・ワ... 続きを読む

献本の倫理 « マガジン航[kɔː]

2019/04/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 110 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 倫理 献本 Twitter 慣習 コネ

元『ユリイカ』編集長の郡淳一郎氏が、4月22日、自身のTwitterにて「「御恵贈(投)頂き(賜り)ました」ツイートの胸糞わるさ」から始まる「はしたない」御礼ツイートを批判したことで、献本という出版界の慣習に多くの関心が集まった。 郡氏によれば、この種の御礼ツイートには「わたしには、「皆の衆、俺(私)はコネ... 続きを読む

ベストセラーから読者直販へ――ORブックスのジョン・オークス氏に聞く « マガジン航[kɔː]

2019/04/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 7 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ジャーナリスト ベストセラー ノンフィクション作品 会場 東京

2019年1月31日、来日中のジョン・オークス氏(OR ブックス共同経営者)と、彼を長い時間をかけて取材し『ベストセラーはもういらない』というノンフィクション作品を執筆したジャーナリストの秦隆司氏を招いての講演会「生き残るための出版マネージメントとは?」が東京の日比谷図書文化館にて行われた(当日に会場で配... 続きを読む

第2回 ブックオフ・図書館・コンビニ « マガジン航[kɔː]

2019/03/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 22 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ぼくたち ブックオフ コンビニ 図書館 角度

図書館とブックオフはどう違うのか? 前回、ぼくたちは本をめぐる風景の中に突如として入りこんできた、「ブックオフ」という奇妙な書店について、それを「図書館」としてとらえ直すことができるのではないかと考えてみた。今回からは実際にいろいろな角度からブックオフについて考えてみよう。 さっそくぼくたちが考え... 続きを読む

所感:2010年代の日本の商業出版における著者と編集者の協働について、営業担当者と書店との協働について « マガジン航[kɔː]

2019/03/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 51 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 誤字 本稿 所感 了解 一生

*本稿は2019年3月10日に東京堂書店にて開催されたイベント「哲学者と編集者で考える、〈売れる哲学書〉のつくり方」において配布された資料を、著者の了解を得て明らかな誤字等を修正して転載したものです。 「俺の一生をかけて、全精力全財産を費やして、自分の意思どおりに歴史を捻じ曲げようと努力する。又、そうで... 続きを読む

本を残す、本を活かす、本を殺す « マガジン航[kɔː]

2019/03/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 32 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 文物 蔵書 書物 後世 往復書簡

このところ、「本をどう残すか」ということをよく考える。個人の蔵書をどうするかといったレベルの話ではなく、物理的な書物だけの話でもない。本とはようするに「残された記録」のことだとすれば、考えるべきはさまざまな著作や文物を後世に伝えるための仕組み全体だ(往復書簡で藤谷治さんが書いていたとおり、本のな... 続きを読む

第1回 ブックオフという「図書館」の登場 « マガジン航[kɔː]

2019/02/14 このエントリーをはてなブックマークに追加 71 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブックオフ 図書館 登場 第1回

二種類の「古本屋」から考える 突然だけれど、「古本屋」といわれたとき、あなたの頭にはどういった風景が思い浮かぶだろうか。 薄暗く狭い店内にぎっちりと本が重ねられ、店の奥ではこわそうな店主のおやじがぶすっとした顔で座っている―― あるいはこうだろうか? 蛍光灯で明るく照らされた店内にはぴっしりと本が並べ... 続きを読む

あらためて、「浮上せよ」と活字は言う « マガジン航[kɔː]

2019/02/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 33 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 活字 翻案 中央公論 単行本 評論

先月末に小説家の橋本治さんが亡くなられた。謹んでご冥福をお祈りいたします。 小説だけでなく評論やエッセイ、古典の翻案・現代語訳など多彩な本を著した橋本さんには、出版論であり書物論といってもよい著作がある。1993年に雑誌「中央公論」に連載され、翌年に中央公論社から単行本として刊行された『浮上せよと活字... 続きを読む

出版ジャーナリズムの火を絶やしていいのか « マガジン航[kɔː]

2018/12/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 31 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

1949年の創刊以来、出版界が置かれている状況を刻々と報告しつづけてきた「出版ニュース」が2019年3月で休刊することが決まった。また『出版年鑑』も今年8月に出た2018年版で終了し、2019年版は刊行されないことも出版ニュース社のサイトと「出版ニュース」11月下旬号で正式に告知された。 「出版ニュース」は1949年に日... 続きを読む

編集を経なければ、文学は存在できない « マガジン航[kɔː]

2018/11/28 このエントリーをはてなブックマークに追加 22 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 文学 編集

第8信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 先日、仲俣さんから依頼された、「NovelJam」というイベントの審査員をやりました(実は「先日」どころではなく、これを書いている僕にとってはつい昨日のことなのですが)。 参加費を払って集まった数十人が、その場でお題を与えられ、2泊3日で短編小説を仕上げるだけでな... 続きを読む

技術書典は“エンジニアたちのコミケ”である « マガジン航[kɔː]

2018/11/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 60 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip コミケ TechBooster mhidaka 技術書典 技術

技術書典は技術に関わる人にとってのコミケともいえる、年に2回のインディペンデントな本の即売会です。Techboosterと達人出版会が共催し、ボランティアベースで運営しています。Techboosterはmhidaka(@mhidaka)さんが主宰する技術書を書くサークル、達人出版会は高橋征義さんが代表の技術書専門の電子出版社です。 20... 続きを読む

出版流通はなんでもありの変革期を迎えた « マガジン航[kɔː]

2018/08/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 35 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 変革期 出版流通

「頭脳」がない。あるのは「身体」だけである。日本の出版業界のことだ。 出版界が「業界」、すなわち、経営的に回っている状態にあるか、と言われれば、それは「否」と答えざるを得ないだろう。1996年以来の売上高の減少に対し、無為無策のままで進行していることがその証左である。曰く「出版は文化的事業であり、他の... 続きを読む

出版業界は沈みゆく泥舟なのか « マガジン航[kɔː]

2018/08/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 266 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 泥舟 出版業界 ポジティ ジュンク堂書店 本屋

まるで沈みゆく泥舟のようではないか、と思う。日本の出版業界のことだ。 このコラムは毎月、基本的に月初に公開することにしている。毎月更新される小田光雄氏の「出版状況クロニクル」や、ジュンク堂書店の福嶋聡氏の「本屋とコンピュータ」といったコラムを意識しつつ書いているのだが、これまではできるだけポジティ... 続きを読む

ロジスティックス革命と1940年体制の終わり « マガジン航[kɔː]

2018/06/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 75 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip エディターズ 前提 限界 ノート 出版産業

マガジン航」のエディターズ・ノートは毎月1日に公開することにしているのだが、今月はどうしても考えがまとまらないまま最初の週末を越えてしまった。理由はほかでもない、出版物流の限界がはっきりと露呈してきたからであり、それを前提とした出版産業の未来をポジティブに考えることが難しいと思えたからである。 取次自身が認めたシステム崩壊 出版関係者の多くが読んでいると思われる二つのネット連載が、この問題に触れ... 続きを読む

出版業界はブロッキング問題で岐路に立っている « マガジン航[kɔː]

2018/05/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 70 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 岐路 推移 経緯 犯罪対策閣僚 議論

先月にまきおこった海賊版マンガ・アニメサイトに対する緊急ブロッキングをめぐる議論の推移をみていて、不思議に思ったことがある。展開があまりにも急だったこともあるが、決定までの経緯がクローズドなままなので憶測するしかないことも多く、余計に不明瞭な印象を強くした。なんのことかと言えば、出版業界の対応である。 これまでの経緯 経緯を簡単にふりかえろう。政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議(本部長・安倍... 続きを読む

神保町ブックセンターは本の町を再起動させるか « マガジン航[kɔː]

2018/02/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 30 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 一等地 急逝 跡地 行方 岩波ブックセンター

神保町交差点の角に立地し、ながらく「岩波ブックセンター」の名で親しまれてきた信山社は、同社の代表取締役会長だった柴田信さんの急逝により、2016年11月に休業・破産手続きにはいった。その後、用途が宙ぶらりになっていた「本の町」の一等地の行方には、多くの人が期待や不安とともに、関心を寄せていたことだろう。 この岩波ブックセンターの跡地に、「神保町ブックセンター with Iwanami Books」... 続きを読む

書誌情報の「脱アマゾン依存」を! « マガジン航[kɔː]

2017/08/31 このエントリーをはてなブックマークに追加 252 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 書誌情報 amazo Amazon.com 一節 Inc

去る8月25日、図書館蔵書検索サービス 「カーリル」 のブログに掲載された 「サービスに関する重要なお知らせ」 を読んで、驚いた人は多いと思う。この日のブログにこのような一節があったからだ。 カーリルでは、Amazon.com, Inc.が保有する豊富な書誌情報(本のデータベース)をAmazonアソシエイト契約に基づき活用することにより、利便性の高い検索サービスを実現してきました。現在、Amazo... 続きを読む

福岡の出版社、書肆侃侃房の挑戦 « マガジン航[kɔː]

2017/08/17 このエントリーをはてなブックマークに追加 23 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 書肆侃侃房 福岡 挑戦 出版社

いわゆる“本屋本”と呼ばれるジャンルが、近年では確立している。これは、書店経営者や書店員などの「本屋」に携わる人々の書く出版物として、大型書店などでは棚1本にまとめきれないほど数が増えている。直近の刊行物で言えば、大井実 『ローカルブックストアである:福岡ブックスキューブリック』 、辻山良雄 『本屋、はじめました』 、田口幹人 『まちの本屋』 などである。 列挙した上記三つの作品を通読してみると、... 続きを読む

 
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