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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「WEAR」の偉業 | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題(小島ファッションマーケティング代表)
スタートトゥデイは昨日、ファッションコーディネイトSNSアプリ「WEAR」のバーコードスキャン機能を4月30日で中止し、同時にパルコや各ブランドの路面店で行って来たバーコードスキャンによるショッピング体験も終了すると発表した。 昨年の10月31日に運用を開始して4月3日までにダウンロードが200万、3月の利用人数は250万人を数え、これまでコーディネイト投稿は40万に達してスタイリングSNSアプリ... 続きを読む
ジーンズブランドは再生出来るの? | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題(小島ファッションマーケティング代表)
ビッグジョンの経営が行き詰まって創業家社長が退任し、地元の官民一体中小企業再生ファンドたる「おかやま企業再生ファンド」が債権を引き取って立て直しを図るそうだ。ファンドは引き取った債権の大半を放棄し、中国銀行が新たに約三億円を融資し、40億円にも膨らんだ借入金の圧縮を図ると報道されているが、地元財界による救済劇の色彩が濃い。 09年11月に行き詰まった旧「ボブソン」の事業を民間ファンドが引き継いだ新... 続きを読む
スタートトゥデイ社への提言 | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題(小島ファッションマーケティング代表)
広告宣伝費の肥大や販売手数料率の度重なる切り上げ、6時間勤務制の導入による業務の混乱など、経営者の軽卒な判断やツイッター発言などが重なって顧客や取引先、株式市場の信頼を損ない、成長が壁に当たっているスタートトゥデイ社。おそまきながら広告宣伝費を抑制して配送料の完全無料化に踏み切ったのは評価出来るが、ポイント還元率の10%への引き上げはコストと販売手数料率の高止まりを招くのみならず、競合する駅ビルな... 続きを読む
トレンドが切り替わらない | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題(小島ファッションマーケティング代表)
数日前の某新聞文化欄に長年ストリートスナップを撮って来た編集者の実感がコメントされていた。彼の使った言葉は忘れたが、要は『近年、ブランドのマーケットイン姿勢が強まって売れ筋迎合に流れた結果、去年も今年も大差ないルックばかりで変化に乏しい』という指摘であった。『毎年変わるべきトレンドが二年続きになっている』といった言い回しだったように記憶している。 では、毎年のようにトレンドがパキパキと入れ替わって... 続きを読む
優越的地位の濫用? | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題(小島ファッションマーケティング代表)
有力セレクトショップのラインナップを軸に急成長している某ネットモール業者が受託販売手数料を急ピッチで値上げしているという関係者の話を聞いて、ここももうベンチャー精神を失って「優越的地位濫用」の誘惑に負けたのかと残念に思った。 モールの開設当初、頭を下げて有力セレクトショップを引き込んだ時の手数料は20%程度だったと聞くが、急成長が注目され始めた4年ほど前には24%になり、一昨年頃は26%になったと... 続きを読む
H&M遠からず日本撤退か | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
H&Mの日本での売上が伸び悩んでいるとレポートしたのも束の間(5月25日過去ログ「ファストファッション終焉宣言」)、11年上半期決算では稼働売場面積が54%も増えたのに売上は21.5%も減少(震災で関東10店舗が休業した第二四半期は32.6%も減少)するなど、もはや末期症状を呈しています。店を増やしても売上が減少するようでは日本市場撤退も時間の問題かも知れませんよ! 08年9月にH&Mが銀座に上陸... 続きを読む
貧困時代に回帰する日本 | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
最近復活しているトリスや角のCMを見る度、日本がまだ貧乏だった50年代を思い出します。60年代は経済成長とともに角からオールドへ、70年代はジョニ赤、80年代はジョニ黒かチバス、90年代になったらシングルモルトと思ったのも束の間、再びトリスと角の時代に戻ってしまうなんて想像も出来ませんでした。トリスなど貧乏だった遠い昔を懐かしむ博物館物でしかないと思っていたら、今や若者の飲み会では第一線に復活して... 続きを読む
ファストファッション終焉宣言 | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
H&Mの11年度第1四半期(10年12月〜11年2月)売上は287.08億SEKと前年同期の290.95億SEKから1.3%減少、本国決算から推計される日本売上も3.51億SEKと同3.53億SEKから0.6%減少した。INDITEXの最新四半期決算(10年11月〜11年1月)売上は前年同期より10.1%伸びているから、H&Mの失速は際立っている。とは言ってもこれは為替のマジックであって、11年度... 続きを読む
ユニクロ帝国の光と影 | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
「ユニクロ帝国の光と影」なる新刊書が売れているとかで、早速購入して読んでみた。アマゾンの物流センターにアルバイトとして潜り込んで本を書いた横田増生さんというルポライターが書いた内幕ものだが、実に本質に肉薄している。ビジネスモデルがどうのマーケティングがどうのという検証はともかく、元ユニクロの店長とかバイトとかの本音をインタビューで引き出し、果ては中国の協力工場を探し出して従業員に突撃インタビューを... 続きを読む
やっぱり怪しい? | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
最近、等身大女優を起用したTVCMがヒットして急成長しているカジュアルチェーンが注目されているが、どの業界紙誌も誉め囃すばかりで正確な実態を伝えようとせず、その急成長が継続可能なものなのか私も判定しかねている。 店頭で何度見ても商品構成やVMDは凡庸で、強いて言えばライバルブランドに較べて品質が一回り良い商品や手頃なコラボ商品が見られるに留まり、秀でた存在とも思われない。品質にしても、ライバル某社... 続きを読む
109も終わったネ | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
渋谷109の凋落振りは何度も指摘して来たけれど、森ビルが運営するお台場ヴィーナスフォートのアウトレットフロアに109系ブランドが幾つか出店したのは仕方ないとしても、自分(東急モールズデベロップメント)が運営する港北東急SCにまで「シブヤ109アウトレット」なるフロアを開業すると聞くに及んでは、109もホントに終わったという感がありますネ。 港北東急SCは商圏を田園都市線水準と勘違いして上質な百貨店... 続きを読む
駅ビルの一番店まで閉店! | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題
長引く百貨店の低迷で昨年は今世紀に入って最大の10店が閉店したが、今年も早、博多大丸長崎店など5店舗に続いてそごう八王子店が12年1月末で閉鎖されると決まった。全国の百貨店数はピークだった99年の311店から昨年末には261店まで減少したが、閉鎖された店舗の多くは郊外店や駅から離れたダウンタウン店、競争から脱落した小型店で、駅ビルの核店舗で3万1800平米もある地域一番店が閉鎖されるというニュース... 続きを読む