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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users『ヨーロッパは中世に誕生したのか?』by 出口 治明 - HONZ
ヨーロッパは中世に誕生したのか? 作者:ジャック・ル=ゴフ 出版社:藤原書店 発売日:2014-11-22 人間は、「パウロの回心」のように、何か画期的な出来事があって初めて次のステージへ進めるという思考に囚われ易い。「起業を目指したそもそものきっかけは何か」などの質問や「ヨーロッパでは、西ローマ帝国が滅びて暗黒の中世が始まり、輝かしいルネッサンスが起こって近代が始まる」といった思考がその典型だろ... 続きを読む
『進化とは何か?』by 出口 治明 - HONZ
『ニッポン景観論』by 出口 治明 - HONZ
ニッポン景観論 (集英社新書) 作者:アレックス・カー 出版社:集英社 発売日:2014-09-17 人間誰しも、自分のことは実はよく分からない。第3者の目を通して、初めて自分のことがよく分かる。本書は、日本をこよなく愛するアメリカ人が、日本の景観を「国際的な目線」で、縦横に論じたものである。指摘が全て的確で痛快極まりなく、またそれだけに読み終えて、とても恥ずかしくなった。 日本で暮らしているとな... 続きを読む
『江戸しぐさの正体』by 出口 治明 - HONZ
江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) 作者:原田 実 出版社:講談社 発売日:2014-08-26 『知ろうとすること。』を読んで、僕の心に一番強く残ったのは、「トンデモ論に対して、正しいデータを出して、誠実で揺るぎない態度で撃破することが大切だ」という趣旨のところだった。まさにそれを文字通り実践した本に出合った。それが本書である。 「江戸しぐさ」については、昔、確か地下鉄の... 続きを読む
『かくして「源氏物語」が誕生する』by 出口 治明 - HONZ
かくして『源氏物語』が誕生する: 物語が流動する現場にどう立ち会うか 作者:荒木 浩 出版社:笠間書院 発売日:2014-03-17 僕は、確か小学生の頃、平家物語を読んで感動し、同じ感動を味わおうと思って源氏物語に取り組んだ。田舎の少年は、源氏物語は武家としての源氏の盛衰を描いたものに違いないと勝手に決め込んでいたのである。読み始めて、おそろしく拍子抜けしたことが記憶に残っている。途中で投げ出し... 続きを読む
『システム×デザイン思考で世界を変える』by 出口 治明 - HONZ
システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」 作者:前野隆司 出版社:日経BP社 発売日:2014-03-12 日本一小さな大学院、慶應SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)のPR本である。しかし、PR本でありながら、とても面白いし、またストンと腹落ちするのだ。これから社会に巣立とうとしている若い皆さんはもちろん、社会人にも本書の一読をお薦めしたい。この本に... 続きを読む
『男性論 ECCE HOMO』by 出口 治明 - HONZ
男性論 ECCE HOMO (文春新書 934) 作者:ヤマザキ マリ 出版社:文藝春秋 発売日:2013-12-18 人間が一番分からないのは、自分自身である。そして、男性が永遠に分からないのは、女性である。逆もまた真である。僕は、本の中では、「ハドリアヌス帝の回想」を偏愛しているが、ハドリアヌスが大好きだと広言している「テルマエ・ロマエ」の著者、ヤマザキマリさんが、男性論を書いたと聞けば、これ... 続きを読む
『ヴェニスの商人の異人論―人肉一ポンドと他者認識の民族学』by 出口 治明 - HONZ
ダークスーツを颯爽と着こなしたビジネスパーソンが、ビジネスバッグを手に所狭しと歩きまわる、電話を掛ける、キーボードをたたく――20年ほど前にロンドンで観たRSCのヴェニスの商人は、確かそのように始まった記憶がある。本書は、人口に膾炙したこのシェイクスピアの名作を俎上に載せ、片方ずつではあるが聴力と視力を失うという病にみまわれた1人の言語学者が、渾身の力を振り絞って、「人肉一ポンドとは何か?」を執拗... 続きを読む
『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 by 出口 治明 – HONZ
読了時間: 約 1分48秒 自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか posted with ヨメレバ 作者:キャロル・キサク・ヨーン 出版社:エヌティティ出版 発売日: 2013-08-28 Amazon 7net honto e-hon 紀伊國屋書店 知的興奮を覚える、とても面白い本だ。冒頭から(第1章)「科学者はなぜ魚という群の実在性を否定するのか?」という挑戦状が叩きつけら... 続きを読む