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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users演出メモ/『22/7』7話 絵コンテ・演出/森大貴 - boogyman's memo
性質的にTVアニメは予期せぬ出会いが起こりやすい。 『22/7』(ナナブンノニジュウニ)第7話「ハッピー☆ジェット☆コースター」は集団食中毒という突発的でエキセントリックな導入から、まさしく予期せぬ物語になった好例だ。主役は一人食中毒を免れた戸田ジュン。倒れたメンバーの穴埋めに東奔西走する羽目に陥っても、ジ... 続きを読む
話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選 - boogyman's memo
年の瀬が近づくと始まる企画、今年放送されたTVアニメの中からエピソード単位で10本選ぶ、「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」。 以下、コメント付きでリストアップ。 ■『風が強く吹いている』 第23話「それは風の中に」 脚本/喜安浩平 絵コンテ・演出/野村和也 作画監督/千葉崇洋、名倉智史、折井一雅、高橋英樹、鈴... 続きを読む
木上益治とプロレス - boogyman's memo
詳しい素性はわからない。けれど、非の打ち所がないその実力はファンならだれでも知っている――それが木上益治という人だった。 監督を務めた『MUNTO』シリーズのDVD特典でオーディオコメンタリーに出演したり、メイキング映像に顔出しをしている以外、ほとんど露出がなく*1、京都アニメーションに来た経緯などをわずかに... 続きを読む
東京、選択、反射――『天気の子』感想 - boogyman's memo
新海誠最新作『天気の子』は身も蓋もなく言えば、「東京」の映画だ。「東京」と「新海誠」の関係は過去の作品群を振り返っても明らか。時に憧憬として、時に焦燥として、そして交差する場所として扱われている。もしかしたら、新海誠という人を映す鏡のような場所なのかもしれない。 『天気の子』の始まり方で印象的だっ... 続きを読む
『恋は雨上がりのように』12話の詩情 - boogyman's memo
2018 - 03 - 31 『恋は雨上がりのように』12話の詩情 格別な詩情が溢れ出したアニメ、そう呼びたくなる。先日、完結を迎えた原作の最終回も読んでいたが、TVアニメ『 恋は雨上がりのように 』の締め括り方はテーマの抽出に優れた、澄明な感慨を抱かせるものだった。 徹夜で執筆活動を行う近藤と起き抜けにストップウォッチアプリを操作するあきら、ふたりの朝を描くところから始まる最終回は、自分の中に生... 続きを読む
高木弘樹さんのエミ - boogyman's memo
2018 - 02 - 08 高木弘樹さんのエミ アニメーターの高木弘樹さんが亡くなられたという話を聞いた。正直、信じられない思いで一杯だ。あまりにも突然で心がざわめき立っている。 高木さんの膨大な仕事の中で一番心に残っているのは、 ぴえろ魔法少女シリーズ 、とくに『 魔法のスター マジカルエミ 』だ。15話「風が残したかざぐるま」の可憐な シェリ ー、ドタバタコメディのパワフルさが魅力の20話「... 続きを読む