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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users『贋作『坊っちゃん』殺人事件/柳広司』:坊ちゃんの三年後を描いた本格ミステリー♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2001年刊行、柳広司作「贋作『坊っちゃん』殺人事件」をご紹介します。本作は、朝日新人文学賞を受賞した作品です。 夏目漱石の「坊っちゃん」の登場人物と文体をそのまま借りて、ミステリーに仕立て上げた本作。作者の「夏目漱石愛」が伝わってくる非常に完成... 続きを読む
『屍の命題/門前典之』:「こうやっても誰もいなくなるのか!」という驚きのミステリー - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2010年刊行、門前典之作「屍の命題」をご紹介します。『建築屍材』で第11回鮎川哲也賞を受賞しデビューした門前典之さんの作品です。 バカミス of バカミス作品として非常に有名である本作。これまでもご紹介している通り、「バカミス」とは、「そんなバカな!... 続きを読む
『むかしむかしあるところに死体がありました。/青柳碧人』:驚愕のロジカル日本昔ばなしミステリー♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2019年刊行、青柳碧人作「むかしむかしあるところに死体がありました。」をご紹介します。本作は、日本昔ばなしを題材とした本格ミステリー5編を収録した短編集です。 魅力的なタイトルに惹かれて手に取った本作。日本昔ばなしをベースとしつつも、あくまで本... 続きを読む
『或るエジプト十字架の謎/柄刀一』:エラリー・クイーン「国名シリーズ」の良質オマージュ作品♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちはRKOです。本日は2019年5月刊行、柄刀一作「或るエジプト十字架の謎」をご紹介します。本作は表題作「或るエジプト十字架の謎」と他3作、「或るローマ帽子の謎」・「或るフランス白粉の謎」・「或るオランダ靴の謎」を含む連作短編集になります。 タイトルからピンと来た方も多... 続きを読む
『ぼくを忘れないで/ネイサン・ファイラー』:コスタ賞新人賞・大賞同時受賞作品♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2019年5月刊行、イギリス人作家・ネイサン・ファイラー作の「ぼくを忘れないで」をご紹介します。本作はイギリス・アイルランド在住の作家に与えられる文学賞であるコスタ賞の新人賞と大賞を同時に受賞した作品です。 非ミステリー作品ですが、「ぼくを忘れな... 続きを読む
『ラブ・ケミストリー/喜多喜久』:ファンタジー×有機化学×ラブコメディー♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2011年刊行、喜多喜久作「ラブ・ケミストリー」をご紹介します。本作は、第9回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞を受賞した作品です。 『このミステリーがすごい!』大賞では、ミステリーとしては弱いという事で残念ながら大賞受賞とは成らなかった本作... 続きを読む
『私のイサベル/エリーサベト・ノウレベック』:最後の最後まで楽しめるサイコサスペンス - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日はエリーサベト・ノウレベック作「私のイサベル」をご紹介します。スウェーデン・ストックホルムを舞台にしたサイコサスペンスです。 「私のイサベル」という非常にシンプルなタイトルの裏には、450ページを超えるボリュームで描かれる究極の心理サスペンスが潜... 続きを読む
『ビール職人の醸造と推理/エリー・アレグザンダー』:ビールとソーセージが欲しくなる食事ミステリー - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2019年刊行、エリー・アレグサンダー作「ビール職人の醸造と推理」をご紹介します。アメリカ・シアトルの田舎町・レブンワースを舞台にした殺人事件に、女性ビール醸造家の主人公・スローンが挑むビールミステリーです。 前回は、国内ミステリーである西澤保彦さ... 続きを読む
『育休刑事/似鳥鶏』:父親、ときどき刑事の本格ミステリー - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2019年刊行、似鳥鶏作「育休刑事」をご紹介します。人気若手作家・似鳥鶏さんの最新作は、育休を取った男性刑事が赤ちゃんと共に事件を解決する本格ミステリーです。 本作は「男性の育児×刑事」という新しい題材をテーマとした作品。お子さんがお生まれになっ... 続きを読む
『鏡面堂の殺人/周木律』:特殊系館シリーズ第6弾♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は周木律作「堂」シリーズ第6作、「鏡面堂の殺人」をご紹介します。超特殊建築物で発生する殺人事件を描いた「堂」シリーズ。毎回驚きの構造をした建築物が登場しますが、本作は「鏡」をテーマとした建物です。最終作へ向けてラストスパートですね。 本シリーズ... 続きを読む
『千年図書館/北山猛邦』:最後の一行は、物語の折り返し地点。 - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2019年刊行、北山猛邦作「千年図書館」をご紹介します。本作は、5つの物語が収録された短編集です。 最後の一行は、物語の折り返し地点。(北山猛邦) 本作のキャッチコピー通り、各話最終ページまでラストが読めない展開が続きます。5つのお話全てで独自の... 続きを読む
『ZOO/乙一』:独特の不気味さと怖さを感じられる短編集♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は乙一さんの2003年発表短編集、「ZOO」をご紹介します。乙一さんの作品でしか味わえない、残酷さ・不気味さ・怖さ・切なさをすべて堪能できる短編集となっています。 ※本ブログでは「ZOO1 」(5編)と「ZOO2 」(5編)を合わせた「ZOO」としてご紹介することに致し... 続きを読む
『ニャン氏の事件簿 /松尾由美』:猫と和解せよ!実業家ネコのニャン氏が謎を解く♪ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は2017年刊行の松尾由美作「ニャン氏の事件簿」です。この本を読んだきっかけは、なんたって表紙が可愛らしいことです。猫が出るんだろうな~、事件簿っていうタイトルだし創元推理文庫だからミステリーだろうな~、という軽い感じで読んでみることにしました。これ... 続きを読む
『名探偵は嘘をつかない / 阿津川辰海』:超特殊設定だけどミステリ愛溢れる作品♬ - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
個人的こんな方におススメ♬ こんにちは、RKOです。本日は 阿津川辰海2017年デビュー作、「名探偵は嘘をつかない」をご紹介したいと思います。 光文社のミステリー作家発掘プロジェクト「KAPPA-TWO」の入賞作品ということで、特に前情報なく読み始めました。また、2018年版本格ミステリー第3位の作品でもあります。 読ん... 続きを読む
【音楽】現代ジャズの薦め③:ジャズを聴かない人にこそ読んでほしい(Brad Mehldau編) - rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~
はじめに こんにちは、RKOです。本日は第3回「ジャズの薦め」です。私はジャズギターをやっているのですが、ジャズ=オシャレな音楽というイメージが強いというように感じています。そこで、このブログでは、ジャズというのは"スリリング"且つ"熱い音楽"だという事を感じてほしいということでこのシリーズをスタートし... 続きを読む
【音楽】現代ジャズの薦め②:ジャズを聴かない人にこそ読んでほしい(Kurt Rosenwinkel編) - 読みたい本が見つかる!〜RKOの小説を愛して小説を紹介するサイト〜
今日も音楽の話をします こんにちは、RKOです。本日も特別編として音楽紹介をしたいと思います。前回のTigran Hamasyanはいかがだったでしょうか。彼の演奏は誰にも真似できない境地に達していますが、本日ご紹介するギタリストも誰も真似できないであろうスタイルで現代のジャズギタリスト界を席巻しております。 その... 続きを読む