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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users公明党が自民党と連立を組んでいく経緯 - やしお
この前、魚住昭『野中広務 差別と権力』(講談社文庫)を読んでいたら、公明党が自民党と連立を組んでいった経緯と、その中で野中広務が果たした役割について書かれていて、とても面白かったから忘れないうちにまとめ直しておこうと思って。 公明党が自民党と連立を組むのは1999年で、以降ずっと自民党と協力関係にある... 続きを読む
日本軍の「虐殺者」はこうして生まれた 〜悪魔のエリート参謀・辻政信と皇族の関係 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
辻流の「鍛錬」理論 比類のない残忍さと道義性をあわせもつ辻政信のような「怪物参謀」が、なぜ、昭和の陸軍に生まれたのだろうか。その辻をもう少し追ってみたい。 私の胸には「辻は美しい理念の虜になったからこそ、あれほど残忍になったのでは」という思いがあるのだが、いきなり言うと混乱を招くから、たわ言だと思って聞き流してほしい。 さて、今回は、戦時中の辻と交流のあった皇族に登場してもらおう。 今月、100歳... 続きを読む
日本陸軍の腐ったリンゴ~悪魔のエリート参謀・辻政信はいかにして軍を懐柔したのか | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
▼日本軍に漂っていた「狂気」の正体 ~悪魔のエリート参謀・辻政信が地獄に引きずり込んだ 誰も辻には逆らえない 半藤一利さんが「絶対悪」と評した元陸軍参謀・辻政信の話をつづけたい。私が会った、ある元参謀はこう語っていた。 「辻さんは強いですよ。徹底的に言うから。ちょっとでも消極的なことを誰か言うと、どやし上げるから辻さんの前ではみんなまともにものを言わない。軍司令官だって師団長だってみんな黙ってます... 続きを読む
日本軍に漂っていた「狂気」の正体 ~悪魔のエリート参謀・辻政信が地獄に引きずり込んだ | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
軍のなかの腐ったリンゴ このところずっと船戸与一さんの『 満州国演義 』や辺見庸さんの『 1★9★3★7 』を読んでいたせいだろうか。先の戦争のことが妙に気にかかる。 前にふれたが、私は20年前、太平洋戦争に至る経緯を調べたことがある。陸軍の元エリート参謀たちに話を聞いて回った。そのとき痛感したのは、軍隊とは、正気と狂気の間をさまよう集団だということだった。 もし彼らが正気を保っていたら、あんなに... 続きを読む
安保法制、デモ隊も見逃した「陰の主役」〜外務省条約局マフィアの狙いと画策 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
デモ隊も見逃した「陰の主役」たち 外務省の超エリート 条約局マフィアという言葉を聞かれたことがおありだろうか。外務省の超エリート・旧条約局(現国際法局)の局長経験者を中心に形成された人脈のことだ。 たとえば安保法制懇の柳井俊二座長。国家安全保障局の谷内正太郎局長。外務省一の切れ者とされる兼原信克内閣官房副長官補。安倍首相が法制局長官に起用した小松一郎氏(昨年病死)。みんな条約局長(国際法局長)経験... 続きを読む
「本土」の人間よ! 日米安保を支持するのであれば、基地を引き取れ 沖縄は本土のためにあるのではない | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
これは歴史に残る本になる。東大教授・高橋哲哉さんの『沖縄の米軍基地「県外移設」を考える』(集英社新書)を読み終えて、ふとそんな気がした。 表題は地味だが、中身は衝撃的だ。それも生半可な覚悟で書ける内容じゃない。リスクを冒しても言うべきことを言う。本物の知識人の気迫に打たれた。 岡本喜八監督の映画『激動の昭和史沖縄決戦』(1971年)の一場面が冒頭に登場する。 沖縄守備隊・第三二軍は、米軍との決戦を... 続きを読む
「僕らは戦後100年になったとき、100年間戦争してこなかったという祝いの鐘を鳴らしたい」 SEALDsデモの現場で何が起きているか | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
歴史を変えるリズム まるでロックコンサートのようなデモ 現場に身を置かないと、わからぬ熱気というものがある。衆院特別委で安保法案が強行採決された7月15日の夜、国会正門前の集会でそれを痛いほど感じた。ひょっとしたら、この熱気は歴史を変えるかもしれない。 主催者は、安保法案を「♯本当に止める」を合言葉に集まったSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)だった。合言葉の「♯」(ハッシュタグ)は... 続きを読む
「戦後50年決議」をめぐる右派団体「日本会議」の暗躍 そして戦後70年の今、彼らは何をしようとしているか? | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
←【1】日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係 ←【2】安倍政権の背後にいる右派団体「日本会議」のルーツ 「侵略戦争と認めるなど断じてできない」 かつて「参院の法王」と呼ばれた村上正邦さん(82歳)は面白い人である。幼いころから筑豊の炭鉱で苦労してきたせいか、人情味があって懐が深い。政治信条は筋金入りの右派なのだが、主義主張の違いを超えて人を惹きつける何かがある。 前に少し触れた... 続きを読む
安倍政権の背後にいる右派団体「日本会議」のルーツ 魚住昭の誌上デモ「わき道をゆく」連載第134回 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
「参院のドン」が明かした日本会議結成の内幕 先週号で日本最大規模の右派団体・日本会議と安倍政権のただならぬ関係について触れた(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44029)のを覚えておいでだろうか。 日本会議の中核メンバーが目指すのは、端的にいうと、戦前の皇国日本の“栄光”を取り戻すことだ。彼らは何十年も前から周到な計画を練り、着実に布石を打ってきた。もし、こ... 続きを読む
日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係 みんな、そこでつながっている | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
安倍政権の"黒幕“!? ちょっと前の話になるが、6月15日、日本外国特派員協会での記者会見で面白いやりとりがあった。質問者はエコノミスト誌のマクニール記者。答えたのは慶応大名誉教授の小林節さん(憲法学)である。 小林さんは例の憲法審査会で安保法制を「違憲」と言い切った3学者の1人だ。もともとは憲法学会で改憲派を代表する存在だったが、今回の安倍政権の解釈改憲については、立憲主義の根幹を揺るがすものだ... 続きを読む
腹を括った憲法学者たちの〝叛乱〟 〜権力者は今、ネス湖でネッシーを探している〜 魚住昭の誌上デモ「わき道をゆく」連載第131回 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [
「記者はおのれを権力と対置させなければならない」 戦後の日本を代表するジャーナリストは? と訊かれたら、私は即座に3人の名を挙げる。 読売社会部出身でノンフィクション作家になった本田靖春さん。大阪読売社会部の「黒田軍団」を率いた黒田清さん。朝日の天声人語で洛陽の紙価を高めた深代惇郎さんである。 そのうちの一人である本田さんは生前こう語っていた。 「記者はおのれを権力と対置させなければならない。これ... 続きを読む