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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users有田芳生×藤井誠二『誰も書かなかった統一教会』刊行トーク - 集英社新書プラス
安倍元首相銃撃事件から2年。 統一教会問題に対する新たな「空白=無関心」が生まれている。 だが、これまで報じられたのは問題のごく一部にすぎない。 安倍晋三元首相の銃撃事件から2年。事件の発端となった統一教会に関する報道は減っており、事件は忘れ去られようとしている。教団と与党政治家の癒着、被害者救済な... 続きを読む
コスパとタイムラインに抗えるのは読書だけ? 大島育宙と読む『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 - 集英社新書プラス
「仕事に疲れて休みの日もスマホばかり見てしまう……」「働き始めてから趣味が楽しめなくなった……」。そうした悩みの根本を読書と労働の歴史から解き明かし、発売1週間で10万部を突破した『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆 著)。 その刊行を記念して、芸人・YouTuber・ラジオパーソナリティとして活... 続きを読む
吉田豪がジャニーズ問題とマギー司郎の事例から本書を読みとく。 - 集英社新書プラス
芸能事情に明るく、ジャニーズ性加害問題当事者の会ともイベントを開催しているプロインタビュアーの吉田豪さんは、男性が性暴力に遭うことの意味や心身への影響などを一冊にまとめた宮﨑浩一さん、西岡真由美さんの共著『男性の性暴力被害』をどう読んだのでしょうか。 我が家は子供の頃なかなかの貧乏だったのであまり... 続きを読む
2000年代の労働と読書―仕事がアイデンティティになる社会 - 集英社新書プラス
1.労働で「自己実現」を果たす時代 自己実現の時代 自己実現、という言葉がある。 その言葉の意味を想像してみてほしい。すると、なぜか「仕事で自分の人生を満足させている様子」を思い浮かべてしまうのではないだろうか。 趣味で自己実現してもいい。子育てで自己実現してもいい。いいはずなのに、現代の自己実現と... 続きを読む
閉ざす小集団と、開く心 - 集英社新書プラス
メンバーが互いをよく知っているような小規模で親密な集いには、親密でよく通じ合っているが故に発生してしまう「毒」があります。 その集いは人々の間のミクロな違い、その隙間に巣くうコミュニケーションによって「有害な小集団」と化し、わたしたちを日々毒します。 ロシア由来の小集団「サークル」をさまざまな題材... 続きを読む
立ち去るために質問するな - 集英社新書プラス
これまで女性を物語の主軸に据えた人気作品を多く生み出し、『私の男』では直木賞を受賞した桜庭一樹さんは、周司あきらさんと高井ゆと里さんの共著『トランスジェンダー入門』(集英社新書)をどう読んだのでしょうか。 まず架空の〝わたし〟がどのようにこの『トランスジェンダー入門』を読んだかを書いていきたいと思... 続きを読む
「知っているつもり」の人こそ読んでほしい本 - 集英社新書プラス
いま一部フェミニストによるトランスジェンダーに関する言説がSNS上で物議を醸すことも多い中、これまで日本のフェミニズム理論に大きな役割を果たした江原由美子さんは、周司あきらさんと高井ゆと里さんの共著『トランスジェンダー入門』(集英社新書)をどう読んだのでしょうか。 本書は、タイトルの通り、「トランス... 続きを読む
昭和戦前・戦中:本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス
1.日本で最初の「積ん読」本こと「円本」全集 ●円本の成功と驚異の初版部数 1923年、関東大震災が日本を襲った。 それは出版業界にも、当時広がりつつあった民衆の読書文化にも、大打撃を与えた。火災によって書籍も、書籍になる前の紙も、たくさん燃えた。書籍の値段も上がる。そもそも第一次世界大戦後の物価高騰に... 続きを読む
学校の先生もテレビも「西成を差別と偏見の目で見ている!」と憤る生徒たち - 集英社新書プラス
大阪府立西成高校。「西成」という、差別や貧困など社会問題が凝縮される場所にある同校で2007年、全国のどこにもないオリジナルな授業がスタートした。<反貧困学習>だ。西成高校の生徒たちに否応なく覆いかぶさる「貧困」という現状に、正面からアンチを突き付ける<反貧困学習>の目的はただ一つ、「貧困の連鎖を断... 続きを読む
なぜ働いていると本が読めなくなるのか - 集英社新書プラス
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではない。しかし、それは現代だけの悩みなのだろうか。書評家・批評家の三宅香帆が、明治時代から現代にかけての労働と読書の歴史を振り返ることで、日本人の読書観を明らかにする。 続きを読む
労働と読書は両立しない? - 集英社新書プラス
●労働と読書は両立しない? 麦「俺ももう感じないのかもしれない」 絹「……」 麦「ゴールデンカムイだって七巻で止まったまんまだよ。宝石の国の話もおぼえてないし、いまだに読んでる絹ちゃんが羨ましいもん」 絹「読めばいいじゃん、息抜きくらいすればいいじゃん」 麦「息抜きにならないんだよ。頭入んないんだよ。(... 続きを読む
教養があるとインフルエンサーにはなれない?宇野維正と読むファスト教養 - 集英社新書プラス
「役に立つ」知識を手っ取り早く身につけ、他者を出し抜き、ビジネスパーソンとしての市場価値を上げたい。そんな欲求を抱えた人たちによって、ビジネス系インフルエンサーによるYouTubeやビジネス書は近年、熱狂的な支持を集めている。 一般企業に勤めながらライターとして活動するレジー氏は、その現象を「ファスト教... 続きを読む
新海誠を知ればアニメーションの本質がわかる? - 集英社新書プラス
『君の名は。』『天気の子』が大ヒットを記録し、日本を代表するクリエイターになった新海誠。 11月11日には最新作『すずめの戸締まり』が控えている。新海はなぜ、「国民的作家」になり得たのか。評論家であり自ら代表を務める会社ニューディアーの事業を通じて海外アニメーション作品の紹介者としても活躍する土居伸彰... 続きを読む
科研費をめぐる新聞記者と杉田水脈議員との不思議な関係 – 集英社新書プラス
地方局の報道記者ながら、「あの人の番組なら、全国ネットされたらぜひ観てみたい」と広く期待を担っているテレビドキュメンタリストがいます。毎日放送の斉加尚代ディレクターです。同局で制作された『沖縄 さまよう木霊』(2017)、『教育と愛国』(2017)、『バッシング』(2018)はいずれもそのクオリティと志の高さ... 続きを読む
緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列 – 集英社新書プラス
大阪市中央区、地下鉄の谷町六丁目駅からほど近い場所に「ちんどん通信社」の事務所がある。太鼓や鉦(かね)を鳴らしながら町を歩く「ちんどん屋」を派遣しているらしい。私がその事務所の前を初めて通りかかったのは数年前のことだったが、その時は失礼ながら「ちんどん屋さんってまだ残っているんだな」と意外に思いな... 続きを読む
椎名林檎を論じて見えてきた現代の大衆と文化 – 集英社新書プラス
2017年に創設された「すばるクリティーク賞」。評論の新人賞が減少傾向にあるなか、文芸誌「すばる」の編集部が主催し2021年で4回目を迎える。1月6日発売の「すばる2月号」で発表された2021年の受賞作は、西村紗知さんによる「椎名林檎における母性の問題」だ。 この論考では、J-POPのフロントランナーの一人、椎名林檎... 続きを読む
男性は女性をどう見なしてきたのか? 北村 紗衣 – 集英社新書プラス
「女性問題」という言葉がある。この言葉は女性に対する差別や抑圧などの問題を指して使われることが多いが、実は核心を避けている。というのも、世間で「女性問題」と言われているものは、実はこれまでの歴史において男性が女性をどう考え、どう扱ってきたかということに起因するものなので、実質は「男性問題」と言っ... 続きを読む
コロナ危機 精神の毒にワクチンを – 集英社新書プラス
コロナウイルスによる新型肺炎が世界を揺るがしている。ウイルスによって多くの人の命が奪われているだけでない。不況になり、仕事を失う人々も増え、さらには、アジア人に対する人種差別も増加している。ヨーロッパでは「戦争」のメタファーが用いられ、リベラル派のリーダーたちでさえも、まるでつい先日までの右派ポ... 続きを読む
関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?【第2回】 – 集英社新書プラス
M-1が始まった年にコンビ結成。08年には優勝まであと一歩というところで苦杯をなめるも、そのタイトルに挑み続けた「裏・M-1の申し子」、ナイツ。ネタを書く塙は、M-1特有の性質に加え、関東芸人にありがちな、ある「癖」が優勝を難しくしているという。芸人にとって、M-1王者とは何を意味するのか。これ... 続きを読む
関東芸人はなぜM-1で勝てないのか? - 集英社新書プラス
今年も8月1日から、いよいよお笑い界の最大の祭典「M-1グランプリ」の予選が始まった。M-1の13回の歴史の中で、関西出身以外の芸人が優勝したのは、04年のアンタッチャブル(関東出身)、07年のサンドウィッチマン(東北出身)、09年のパンクブーブー(九州出身)の3例だけ。そこで関東芸人の聖地・浅草を本拠... 続きを読む