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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users日本軍の「虐殺者」はこうして生まれた 〜悪魔のエリート参謀・辻政信と皇族の関係 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
辻流の「鍛錬」理論 比類のない残忍さと道義性をあわせもつ辻政信のような「怪物参謀」が、なぜ、昭和の陸軍に生まれたのだろうか。その辻をもう少し追ってみたい。 私の胸には「辻は美しい理念の虜になったからこそ、あれほど残忍になったのでは」という思いがあるのだが、いきなり言うと混乱を招くから、たわ言だと思って聞き流してほしい。 さて、今回は、戦時中の辻と交流のあった皇族に登場してもらおう。 今月、100歳... 続きを読む
日本陸軍の腐ったリンゴ~悪魔のエリート参謀・辻政信はいかにして軍を懐柔したのか | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
▼日本軍に漂っていた「狂気」の正体 ~悪魔のエリート参謀・辻政信が地獄に引きずり込んだ 誰も辻には逆らえない 半藤一利さんが「絶対悪」と評した元陸軍参謀・辻政信の話をつづけたい。私が会った、ある元参謀はこう語っていた。 「辻さんは強いですよ。徹底的に言うから。ちょっとでも消極的なことを誰か言うと、どやし上げるから辻さんの前ではみんなまともにものを言わない。軍司令官だって師団長だってみんな黙ってます... 続きを読む
日本軍に漂っていた「狂気」の正体 ~悪魔のエリート参謀・辻政信が地獄に引きずり込んだ | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
軍のなかの腐ったリンゴ このところずっと船戸与一さんの『 満州国演義 』や辺見庸さんの『 1★9★3★7 』を読んでいたせいだろうか。先の戦争のことが妙に気にかかる。 前にふれたが、私は20年前、太平洋戦争に至る経緯を調べたことがある。陸軍の元エリート参謀たちに話を聞いて回った。そのとき痛感したのは、軍隊とは、正気と狂気の間をさまよう集団だということだった。 もし彼らが正気を保っていたら、あんなに... 続きを読む
安保法制、デモ隊も見逃した「陰の主役」〜外務省条約局マフィアの狙いと画策 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
デモ隊も見逃した「陰の主役」たち 外務省の超エリート 条約局マフィアという言葉を聞かれたことがおありだろうか。外務省の超エリート・旧条約局(現国際法局)の局長経験者を中心に形成された人脈のことだ。 たとえば安保法制懇の柳井俊二座長。国家安全保障局の谷内正太郎局長。外務省一の切れ者とされる兼原信克内閣官房副長官補。安倍首相が法制局長官に起用した小松一郎氏(昨年病死)。みんな条約局長(国際法局長)経験... 続きを読む
「本土」の人間よ! 日米安保を支持するのであれば、基地を引き取れ 沖縄は本土のためにあるのではない | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
これは歴史に残る本になる。東大教授・高橋哲哉さんの『沖縄の米軍基地「県外移設」を考える』(集英社新書)を読み終えて、ふとそんな気がした。 表題は地味だが、中身は衝撃的だ。それも生半可な覚悟で書ける内容じゃない。リスクを冒しても言うべきことを言う。本物の知識人の気迫に打たれた。 岡本喜八監督の映画『激動の昭和史沖縄決戦』(1971年)の一場面が冒頭に登場する。 沖縄守備隊・第三二軍は、米軍との決戦を... 続きを読む
「僕らは戦後100年になったとき、100年間戦争してこなかったという祝いの鐘を鳴らしたい」 SEALDsデモの現場で何が起きているか | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
歴史を変えるリズム まるでロックコンサートのようなデモ 現場に身を置かないと、わからぬ熱気というものがある。衆院特別委で安保法案が強行採決された7月15日の夜、国会正門前の集会でそれを痛いほど感じた。ひょっとしたら、この熱気は歴史を変えるかもしれない。 主催者は、安保法案を「♯本当に止める」を合言葉に集まったSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)だった。合言葉の「♯」(ハッシュタグ)は... 続きを読む
「戦後50年決議」をめぐる右派団体「日本会議」の暗躍 そして戦後70年の今、彼らは何をしようとしているか? | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
←【1】日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係 ←【2】安倍政権の背後にいる右派団体「日本会議」のルーツ 「侵略戦争と認めるなど断じてできない」 かつて「参院の法王」と呼ばれた村上正邦さん(82歳)は面白い人である。幼いころから筑豊の炭鉱で苦労してきたせいか、人情味があって懐が深い。政治信条は筋金入りの右派なのだが、主義主張の違いを超えて人を惹きつける何かがある。 前に少し触れた... 続きを読む
安倍政権の背後にいる右派団体「日本会議」のルーツ 魚住昭の誌上デモ「わき道をゆく」連載第134回 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
「参院のドン」が明かした日本会議結成の内幕 先週号で日本最大規模の右派団体・日本会議と安倍政権のただならぬ関係について触れた(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44029)のを覚えておいでだろうか。 日本会議の中核メンバーが目指すのは、端的にいうと、戦前の皇国日本の“栄光”を取り戻すことだ。彼らは何十年も前から周到な計画を練り、着実に布石を打ってきた。もし、こ... 続きを読む
日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係 みんな、そこでつながっている | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社]
安倍政権の"黒幕“!? ちょっと前の話になるが、6月15日、日本外国特派員協会での記者会見で面白いやりとりがあった。質問者はエコノミスト誌のマクニール記者。答えたのは慶応大名誉教授の小林節さん(憲法学)である。 小林さんは例の憲法審査会で安保法制を「違憲」と言い切った3学者の1人だ。もともとは憲法学会で改憲派を代表する存在だったが、今回の安倍政権の解釈改憲については、立憲主義の根幹を揺るがすものだ... 続きを読む
腹を括った憲法学者たちの〝叛乱〟 〜権力者は今、ネス湖でネッシーを探している〜 魚住昭の誌上デモ「わき道をゆく」連載第131回 | わき道をゆく~魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [
「記者はおのれを権力と対置させなければならない」 戦後の日本を代表するジャーナリストは? と訊かれたら、私は即座に3人の名を挙げる。 読売社会部出身でノンフィクション作家になった本田靖春さん。大阪読売社会部の「黒田軍団」を率いた黒田清さん。朝日の天声人語で洛陽の紙価を高めた深代惇郎さんである。 そのうちの一人である本田さんは生前こう語っていた。 「記者はおのれを権力と対置させなければならない。これ... 続きを読む