タグ 虚馬ダイアリー
人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users奇跡は映画館で起こってる。2016年映画ベスト10 - 虚馬ダイアリー
どうも。あけましておめでとうございます。 ぐずぐずしていたら、年が明けてしまいました。更新量としては相変わらず微妙ですが、ぼちぼち生きてます。 毎年言っていることですが、年末にベストを選ぶ段になるとつくづくイイ映画が多い年ですが、今年は日本映画が席巻した印象の多い年ですね。楽しい映画がいっぱいありましたが、今年「出会えた」映画の中から「たった」10本だけ、「あー・・・これはどうしても選びたい」と思... 続きを読む
世界を遠くに見つめながら「この世界の片隅に」 - 虚馬ダイアリー
監督・脚本:片渕須直 原作:こうの史代『この世界の片隅に』 この物語はフィクションである。 作中の如何なる人物、思想、事象も、全て紛れもなく、貴君の現実に存在する人物、思想、事象とは無関係だ。 以上のことに同意した者にのみ、このゲームに参加する権利がある。 同意する/しない ゲーム「ペルソナ5」より。 私は、ついこの間まで「ペルソナ5」というゲームを熱心やっていた。「女神転生」シリーズから派生した... 続きを読む
善き保険は人を救う。「ブリッジ・オブ・スパイ」 - 虚馬ダイアリー
原題:Bridge of Spies 監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚本 :マット・チャーマン/イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン 「鏡に映った己」を見る。その行為は年齢を負うごとに残酷になっていくものだ。 その姿を淡々と見つめ、丹念に自画像を描いていく初老の男。彼は、東西冷戦まっただ中の1950年代のアメリカ、その社会の一角で市井の中に生きながら、淡々と諜報活動を続けていた。その男の... 続きを読む
映画は死なないよ。2015年映画ベスト10 - 虚馬ダイアリー
どうもです。今年も終わりますね。更新量としてはやや落ちてますが、ぼちぼちとやっています。 しかし・・・今年の豊作ぶりは異常ですね。毎年ベストはどうしようかと思ってるんですが、体感的に見る映画見る映画、ベスト級に面白い映画の頻度が高すぎじゃないですか?もちろん、鑑賞量は格段に上がってるわけではないので、見逃してる映画も多いはずなんですが、それでも、今年は10本選択するのに「え・・・?これも外さなき... 続きを読む
映画は死なないよ。2015年映画ベスト10 - 虚馬ダイアリー
どうもです。今年も終わりますね。更新量としてはやや落ちてますが、ぼちぼちとやっています。 しかし・・・今年の豊作ぶりは異常ですね。毎年ベストはどうしようかと思ってるんですが、体感的に見る映画見る映画、ベスト級に面白い映画の頻度が高すぎじゃないですか?もちろん、鑑賞量は格段に上がってるわけではないので、見逃してる映画も多いはずなんですが、それでも、今年は10本選択するのに「え・・・?これも外さなき... 続きを読む
凧と蛸。「007/スペクター」 - 虚馬ダイアリー
原題:Spectre 監督 サム・メンデス 脚本 ジョン・ローガン 「みんな言ってるわ。メキシコの件であなたは終わりって。」「君はどう思う。」「これが始まりなんでしょ?」 ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド第4作。 ボクが「007」に初めて興味を持ったのは、このダニエル・クレイグのシリーズが始まってからである。シリーズ自体はいくつか見たことはある。個人的に007として長く印象にあるのはピア... 続きを読む
ここは宇宙。「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー
脚本と監督:三谷幸喜 脚本・監督三谷幸喜最新作。 ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 64回この商品を含むブログ (130件) を見る「たとえば、テレビドラマでSFをやるとしますよね。アメリカ映画に負けない映像を作るとしたら、SFXやらコンピューターグラフィックやら、やたらお金がかか... 続きを読む
歴史と接続されていく戦後「日本のいちばん長い日」 - 虚馬ダイアリー
監督:原田眞人原作:半藤一利脚本:原田眞人 1975年8月15日、ポツダム宣言受諾を決断した日本政府の大混乱に迫ったドキュメント、半藤一利原作「日本のいちばん長い日」二度目の映画化作品である。 1967年版の岡本喜八監督版がまさに8月15日という日の日本中枢で起こった狂奔をドキュメントタッチで迫った作品であったわけだが、本作はポツダム宣言を受諾を決断することになる鈴木貫太郎内閣の戦いと昭和天皇の... 続きを読む
神様、もう一歩だけ。「百日紅」 - 虚馬ダイアリー
原作:杉浦日向子監督:原恵一脚本:丸尾みほ百日紅 (上) (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (115件) を見る 葛飾北斎の娘とその周辺の日々を人々を描いた杉浦日向子による同名連作短編漫画を、原恵一監督がアニメーション映画化。「クレヨンしんちゃん」「河童のクウ」がシンエイ動画... 続きを読む
僕らがいつか見る戦場。「アメリカン・スナイパー」 - 虚馬ダイアリー
原題:American Sniper監督:クリント・イーストウッド脚本:ジェイソン・ホール原作:クリス・カイル 久しぶりの更新、今年最初の更新です。明けましておめでとうございます。(遅い) 約2ヶ月近く更新をしないなんてことは、ここ数年なかったことである。正直な事を言えば映画は見てきているんだけど、ブログの記事を書くほどに心がフィクションの世界に耽溺出来るような状況になかったというべきか。 き... 続きを読む
今年はGの年!2014年映画ベスト10 - 虚馬ダイアリー
どうもです。気がつけば年末です。 てなわけで、今年見た映画の中から「良かったな」とおもうものを10本選んでみました。今年もいい映画との出会いがありました。とにかく楽しい映画が次から次へと出てきて、もっともっと選びたいのですが、その中から、泣く泣く削りながら10本選んでみました。お付き合いください。 10位「舞妓はレディ」舞妓はレディ スタンダード・エディション(DVD1枚組)出版社/メーカー: ... 続きを読む
マラソン、チャンバラ、プリティ・ウーマン - 虚馬ダイアリー
監督:本木克英 脚本・原作:土橋章宏 俺は昔から深田恭子が好きである。 以前、割と普通に愛をこめたエントリを書いたこともある。 深田恭子が放つ、「変」オーラという宇宙。-虚馬ダイアリー 昔の深田恭子はどちらかというと、周囲から「浮き立つ」ことが最大の個性であった。とにかく彼女がいるとふっと彼女の、いい意味で「空気を読まない」圧倒的な存在感が、「違和感」として作用する稀有な存在であった。彼女が登... 続きを読む
合い言葉は狂気 - 虚馬ダイアリー
監督:中島哲也原作:深町秋生脚本:中島哲也/門間宣裕/唯野未歩子 ♪そう!家は楽しいところ。笑顔の集まる楽しいところ。大和ハウスは楽しいところ♪(「大和ハウス」CMダイワマンシリーズより。)*1 中島哲也監督の新作である。 僕は中島監督を天才だと思っている。 第2作「下妻物語」で人気監督に一気に上りつめた、CMディレクター出身の彼が突き詰めたスタイルはある種独特であり、そのスタイルは多くのファ... 続きを読む
また映画館で会いましょう。2013年映画ベスト10 - 虚馬ダイアリー
どうもです。紆余曲折ありながら、今年もなんとかかんとか更新してます。 てなわけで、今年見た映画の中から「良かったな」とおもうものを10本選んでみました。今年は本当に、様々な傑作秀作と出会えた年で、本来なら20本30本くらい紹介してもいいのですが、キリがなくなるので、あえて選んだ10本、と思って見てくだされば幸いです。 泣く泣く削りながら、自分が「本当に好きな」映画を選んだ10本ということで。「あ... 続きを読む
「いのちの記憶」に出会うまで - 虚馬ダイアリー
監督:森崎東原作:岡野雄一脚本:阿久根知昭 いのちの記憶 (かぐや姫の物語・主題歌)アーティスト: 二階堂和美出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ発売日: 2013/07/24メディア: CDこの商品を含むブログ (5件) を見るあなたに触れた よろこびが 深く 深くこのからだの 端々に しみ込んでゆく ずっと 遠く なにも わからなくなってもたとえ このいのちが 終わる時が... 続きを読む
うごめく世界の片隅で - 虚馬ダイアリー
原作・脚本・監督:宮崎駿 以前。まだこの作品の製作が発表されていない頃。あるイベントで鈴木敏夫プロデューサーがぽろっと本作についてコメントしたことがある。その時、鈴木敏夫はこう表現した。 今度の宮崎駿の新作は「自伝」の映画であると。 宮崎駿監督の新作は自伝!鈴木敏夫プロデューサーがイベントで明かす - シネマトゥデイ しかしふたを開けてみると、それは堀越二郎という飛行機設計者の人生を描く映画で... 続きを読む
そして、俺たちは雲をつかむ - 虚馬ダイアリー
原題:Arrugas監督:イグナシオ・フェレーラス原作:パコ・ロカ脚本:アンヘル・デ・ラ・クルス/イグナシオ・フェレーラス/パコ・ロカ 俺はまだ、大丈夫だ。 「そこ」へ息子夫婦に連れてこられた事は屈辱でしかなかった。エミリオはスペインで余生を過ごす元銀行支店長で、定年退職を迎えてしばらく経つ。だが、時折ふいに「銀行支店長」の頃に戻って、息子夫婦相手に融資の相談をしている、自分に気づいたりした。... 続きを読む
モテキもアゲインもない世界で - 虚馬ダイアリー
監督:山下敦弘原作:西村賢太脚本:いまおかしんじ 人間死ぬときは死ぬ。落ちぶれるときは落ちぶれる。あっという間だ。 生まれた時はみんなと同じ。「平等」だ。しかし、なんかのはずみで人生は容易に狂う。いくらでも沈む。その沈む時期が早すぎると、取り返しがつかなくなる。どこまでもどこまでも、はてしなく孤独。それに身体を慣らしても、やがて、やがて、欲することになる。孤独を癒してくれる、何かを。 苦役列車... 続きを読む
アニメのミカタはどこにいる - 虚馬ダイアリー
「映画マニア」と呼ばれるような方々はこの手のアニメを見る人が基本的にそんなに多くはないと思う。映画好きの人が指す「アニメ」とはあくまで劇場でかかるような2時間の作品であり、それも映画の一種として見ているので、いわゆるひとつの「アニメ好き」と呼ばれる方々とは相容れない部分があるのではないだろうか。そんなようなことを常日頃から勝手に感じているぼくが巷で話題になってる“タイバニ”こと『TIGER & B... 続きを読む
久米宏と池上彰の「ニュースなんですけど」 - 虚馬ダイアリー
毎週土曜日午後1時からTBSラジオで絶賛放送中の「久米宏のラジオなんですけど」の人気コーナー「今週のスポットライト!」のコーナーに、わかりやすいニュース解説で、去年大ブレイクした池上彰さんが登場して、「ニュースステーション」でニュース番組の歴史を変えた久米宏さんと対談しておりまして、大変興味深い内容だったので、全編書き起こしてみました。 池上彰と久米宏、初対面久米宏:池上さんです。こんにちは。池上... 続きを読む
久米宏と池上彰の「ニュースなんですけど」 - 虚馬ダイアリー
毎週土曜日午後1時から絶賛放送中の「ラジオなんですけど」の人気コーナー「今週のスポットライト!」のコーナーに、わかりやすいニュース解説で、去年大ブレイクした池上彰さんが登場して、「ニュースステーション」でニュース番組の歴史を変えた久米宏さんと対談しておりまして、大変興味深い内容だったので、全編書き起こしてみました。 池上彰と久米宏、初対面久米宏:池上さんです。こんにちは。池上彰:あ、こんにちは。は... 続きを読む