タグ 細谷功
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users細谷功の逃げるか、残るか、老化企業での身の処し方 - 第9回 上流と下流はつながっていない?:ITpro
前回はICT企業の老化を加速するパラダイムシフトの一つとしてクラウド化の影響について解説しました。引き続き今回は、「下流から上流へ」というパラダイムシフトの影響を解説します。 例えばシステムインテグレータ(SIer)からは、しきりに「上流に行かなければならない」という言葉が聞かれます。ところがここには一つの大きな誤解があります。それは、「下流を連続的にさかのぼっていくだけでは上流にはたどりつけない... 続きを読む
細谷功の逃げるか、残るか、老化企業での身の処し方 - 第5回 外注化で人材の劣化は加速する:ITpro
前回まで「会社の老化」のメカニズムの二つのキーワード、「組織の不可逆性」と「資産のジレンマ」を基にした会社の「老化現象」について話してきましたが、引き続き数回にわたり、特にICT関連企業で見られる問題である不可逆性と老化現象について解説します。 ICT企業によく見られる「会社の不可逆課程」の例として今回は「外注化」を取り上げます。会社の中の様々な事業は、当初は新規事業や新しい製品・サービスの導入な... 続きを読む
細谷功の逃げるか、残るか、老化企業での身の処し方 - 第4回 思考停止も不可逆変化、老化を加速:ITpro
前回まで「会社の老化」のメカニズムの二つのキーワード、「組織の不可逆性」と「資産のジレンマ」について説明しましたが、今回はこれらを個人の思考回路と紐づけて考えていきます。 「水は低きに流れる」という言葉があります。水の流れも自然にしていれば、低い方へ流れて行き、特にそこに外からの力が加わらない限り勝手に逆流することはない。これを人間の行動に当てはめると、人間は黙っていると楽をする方向に流れていくと... 続きを読む
細谷功の逃げるか、残るか、老化企業での身の処し方 - 第1回 会社の老化とは何か?:ITpro
ICT(情報通信技術)は劇的かつすさまじいスピードで私たちの生活を変化させています。本連載では、「破壊的イノベーション」(連続的かつ小規模の「漸進的イノベーション」と比較して、抜本的かつ既存のシステムを置き換えてしまうほどのインパクトを持ったイノベーション)としてのICTが会社などの組織と個人をどう変化させ、世界を不連続に変えていくのかについて考えていきます。 単なる事象としての表面的な変化を議論... 続きを読む
細谷功の未来に飛躍する人と組織の羅針盤 - 新しい時代の人と組織に向けて、企業の“老化”対策7カ条のまと...:ITpro
新しい会社組織や個人の仕事のやり方を考えてきたこの連載は、今回で一区切りになります。これまでのポイントを整理することで、今後の仕事や働き方を考える指針を「7カ条」としてまとめました。皆さんに今後を考えるうえでの羅針盤としていただければと思います。 “老化”に対処するための7カ条 1つの組織は必ず“老化”していき、特に規模の拡大とともに、いわゆる「大企業病」が蔓延することで、創造性や効率性が削がれて... 続きを読む
細谷功の未来に飛躍する人と組織の羅針盤 - “個企”逆転の時代、個人と企業の力関係が変わる?:ITpro
今回から、新しい会社組織や個人の仕事のやり方を考える上での環境変化について考えていきます。始めに取り上げるのは、個人と企業との関係性の変化です。一昔前の「会社人間」は、すべての生活が会社中心でしたが、今日ではそうした価値観は徐々に少数派になり、それにつれて個人と会社との力関係も個人の位置付けが大きくなってきています。さらに一部の領域では個人と企業との関係が逆転しているところも出てきています。 IC... 続きを読む
細谷功の未来に飛躍する人と組織の羅針盤 - 「組織のアンチエイジング」への2つの視点、老化は「のこぎり曲...:ITpro
前回までお話してきた「大組織の宿命」とでもいうべき規模の拡大と歴史に伴う組織の劣化、つまり老化現象に対してはどう対策すればよいのでしょうか。 「老化は不可避の宿命である」というのは個人でも会社でも同じですが、だからといって対策がないわけではありません。必要なのは「うまくつきあう」ことです。今回からは「会社のアンチエイジング」をどう考えるかについて解説します。そのために必要なのが、(1)老化スピード... 続きを読む
細谷功の未来に飛躍する人と組織の羅針盤 - ソリューションビジネスの「死の谷」とは?:ITpro
「未来に飛躍する人と組織の羅針盤」というタイトルを付けた本連載は、様々なトピックを取り上げ、そこで起こっている人と組織の課題について考えていくものです。最初に本日から5回連続で、日本の様々な企業で起こっている「ソリューションビジネス化」に関する課題について考えてみましょう。 今、日本の製造業が岐路に立たされていることは報道などから認識されていることでしょう。これまでのように「個々の製品の性能の良さ... 続きを読む