ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。４ | 放送作家 細田哲也 | note

2017/09/04 23 users 廃業 Note ハガキ職人 チーマー ツーカー

【放送作家（２２歳）　２００２年 】 　そんな僕の性根を叩き直そうとしてくれたのがディレクターのCさんです。この人は30代前半で、ラジオ局員には珍しくノリが軽く（今でいうチャラい）女にモテそうで、いい車に乗ってそうな遊び人風の人でした。噂によれば、ある大企業の社長の隠し子で、学生時代は渋谷のチーマーに属し、あのＺｅｅｂｒａさんともツーカーの仲だとか。事実はどうあれ、本当にそうであってもおかしくない... 続きを読む

ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。3 | 放送作家 細田哲也 | note

2017/09/03 89 users 廃業 Note ハガキ職人 放送作家

クリスマスが過ぎて大晦日になりました。僕は「こんな不安な気持ちでは年は越せない」と思い、作家のAさんに電話しようと決めました。こちらから電話をかけるのは初めて。相手は業界の人、何時に電話をかけるのが失礼にならないか、そもそも電話をかけて第１声、何て言おう。 「Bさん、まだ怒ってますかね？」 別にそんなことが聞きたいのではありません。 　当時、僕は千葉市川市にある京成線の国府台という駅の近くに住んで... 続きを読む

ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。 | 放送作家 細田哲也 | note

2017/09/01 455 users カノジョ フリーランス 廃業 Note ハガキ職人

２０１７年８月５日は、僕が人生で２番目にたくさん泣いた日です。 　同棲していたカノジョが言った「お金、足りてるの？」という一言がきっかけでした。それは僕自身がここ１年ずっと気に掛かっていたことで、怖くて目を背けていた深刻な問題でした。カノジョにしたら、週に２日しか仕事に出ていかない僕を見て心配にならない方が不自然です。しかし、僕の仕事がフリーランスの放送作家という特殊な収入形態であること。つまらな... 続きを読む