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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。4 | 放送作家 細田哲也 | note
【放送作家(22歳) 2002年 】 そんな僕の性根を叩き直そうとしてくれたのがディレクターのCさんです。この人は30代前半で、ラジオ局員には珍しくノリが軽く(今でいうチャラい)女にモテそうで、いい車に乗ってそうな遊び人風の人でした。噂によれば、ある大企業の社長の隠し子で、学生時代は渋谷のチーマーに属し、あのZeebraさんともツーカーの仲だとか。事実はどうあれ、本当にそうであってもおかしくない... 続きを読む
ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。3 | 放送作家 細田哲也 | note
クリスマスが過ぎて大晦日になりました。僕は「こんな不安な気持ちでは年は越せない」と思い、作家のAさんに電話しようと決めました。こちらから電話をかけるのは初めて。相手は業界の人、何時に電話をかけるのが失礼にならないか、そもそも電話をかけて第1声、何て言おう。 「Bさん、まだ怒ってますかね?」 別にそんなことが聞きたいのではありません。 当時、僕は千葉市川市にある京成線の国府台という駅の近くに住んで... 続きを読む
ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。 | 放送作家 細田哲也 | note
2017年8月5日は、僕が人生で2番目にたくさん泣いた日です。 同棲していたカノジョが言った「お金、足りてるの?」という一言がきっかけでした。それは僕自身がここ1年ずっと気に掛かっていたことで、怖くて目を背けていた深刻な問題でした。カノジョにしたら、週に2日しか仕事に出ていかない僕を見て心配にならない方が不自然です。しかし、僕の仕事がフリーランスの放送作家という特殊な収入形態であること。つまらな... 続きを読む