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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users川淵さん、この仕事はあなたには向いていません: 武藤文雄のサッカー講釈
川淵三郎氏が、東京五輪の組織委員会会長に就任するらしい。私は憂いている、過去多くのことをなしとげてきたこの元日本サッカー協会会長だが、この仕事は向いていない。下手をすると、氏の晩節を汚すものにもなりかねないと。 私の心配の理由は明白だ。川淵氏は「こちらに進むことが正しい」と明確な状況で、格段の推進... 続きを読む
明日なき死闘を満喫するも: 武藤文雄のサッカー講釈
チャンピオンシップ準決勝、ガンバが延長終了間際にレッズを振り切った。 両軍とも疲労困憊した延長終盤、これまで見事な強さと気迫でレッズの猛攻をはね返し続けていたガンバ丹羽が信じ難いバックパスミス。ここまで奇跡的なセーブで再三チームを救っていた東口が「間に合わない」と判断し、自暴自棄なオーバヘッドキックを試みるも空振り。「この見事な試合が、こんな終わり方をするのか」と誰もが思った瞬間、ボールはポスト... 続きを読む
クラマーさん、ありがとうございました: 武藤文雄のサッカー講釈
デッドマール・クラマー氏逝去。 いつかこのような日が来るのはわかっていたし、90歳での逝去と言えば、天寿を全うされたと言う事だろう。心からご冥福をお祈りします。そして、ありがとうございました。 ともあれ、自分なりの想いを書かなければなるまい。 コーチとしての日本サッカーに提供していただけた直接的貢献は言うまでもない。東京五輪準備段階からメキシコ五輪まで、断続的に日本代表長沼監督を補佐する形態... 続きを読む
ハリルホジッチさん、わかっているよね: 武藤文雄のサッカー講釈
ハリルホジッチ氏はアジアを舐めている。 シンガポール戦にせよ、この北朝鮮戦にせよ、相手の能力を軽視し、自分の都合だけで試合に臨んでいる。さらに、状況の悪さの修正を怠っている。 誤解しないで欲しいが、私はアジアサッカーの特殊性を指摘しているのではない。むしろ、正反対だ。日本の戦闘能力はアジア屈指だから、シンガポールが守備を固めてくるのも、北朝鮮がシンプルだが高さを前面に押し立ててくるのも当然の話... 続きを読む
遠藤爺不在でも: 武藤文雄のサッカー講釈
正直言って、スタメンを知った時に「今野はどうなるのだ!」と憤りを感じました。今野は宮城県出身力士。残念ながら現時点ではベガルタとは縁がないが、宮城県のサッカー界で青春を送った身としては、やはり今野は特別な存在。「広義には俺の後輩」なのです。あくまでも「広義」にはですが(笑)。 その今野が、後半から登場し、試合の流れを完全に変えて圧倒的攻勢の要因となったのみならず、得点を決めたのですから痛快な試合... 続きを読む
究極の幸福: 武藤文雄のサッカー講釈
他力本願なのは残念だが、コートジボワールが容易にはギリシャに勝てない事は間違いない。日本は淡々とコロンビアに2点差の勝利を狙うのみである。 2006年と状況は全く異なる。当時は「優勝候補筆頭のブラジルに3点差で勝つ」と言う不可能に近いミッションだった。それに対して今回は24年振りに2次ラウンド進出を決めているコロンビアに2点差で勝つ事。現実性が全く異なるのは、言うまでもない。 元々このチーム、... 続きを読む
自滅だから立て直しは容易だ: 武藤文雄のサッカー講釈
思うに任せないからサッカーはおもしろい。ただ、ここまで思うに任せないサッカーを見せられるとは思ってもいなかった。 初戦で負けたと言う結果はとても残念だ。しかし、結果以上に残念だったのは、この4年間継続して強化してきた、素早いパスを回すサッカーを放棄してしまった事だ。対戦相手のコートジボワールがよさを消してきた訳でもない。ただ、日本の各選手が、押上げを怠り、パスコースを作る努力をせず、自分たちが得... 続きを読む
コートジボワール戦前夜2014: 武藤文雄のサッカー講釈
まだ出発していません。 トーナメントの最後の最後まで付き合うために、初戦は回避したのです。ギリシャ戦からの参戦となります。 もう半月も前の事だが、キプロス戦翌日に、某有名新聞社会面に登場させていただいた。記事全体は「50過ぎのサッカー狂が、強くなった代表チームに目を細めるさま」を描写しており、実物よりも随分と上品なおじさんとなっていた。不満はない。実際、私はこんなに立派なおじさんではないし、も... 続きを読む
憲剛と寿人のために: 武藤文雄のサッカー講釈
ザンビア戦、3対3になる同点弾を食らった直後、何とも言えない「ああ、またか」的な重苦しい雰囲気が漂った。 そこからのキックオフ。遠藤爺と交代した青山の「一発やってやろう」と言う表情は、中々のものだった。そして、キックオフ直後の、青山得意の鋭く深い縦パス、大久保の完璧なトラップからの一撃。凄い得点だった。もうあれを見てしまうと「守備がどうのこうの」と言った議論は飛び去ってしまったのは、1つ前のエン... 続きを読む
ザッケローニ氏の選択: 武藤文雄のサッカー講釈
細貝の落選はビックリした。全く予想していなかった。 過去5回のワールドカップメンバ発表で、一番のサプライズではないか。2002年の波戸落選にも驚いたが、このケースは「なぜフィリップは明神ではなくて、波戸を起用するのだろうか?」と言う疑問が常にあった。しかし、今回の細貝落選は全く予想していなかった。長谷部の負傷もあったから、青山の選考は驚きではないが、その場合はボランチを5人選び、センタバックかサ... 続きを読む
リトルなでしこ世界制覇: 武藤文雄のサッカー講釈
気持ちよい世界制覇でした。 何とも日本らしい、判断力と技巧を活かしたボール回し。組織的な守備。よいチームだった。 ただこのチームが従前のチームと異なっていたのは、いつもいつも特に若年層で日本の欠点とされているGK、CBの中央が、非常に強かった事。ベストGKに選考された松本の安定感、大熊と市瀬の的確な読みと位置取り、様々な世代、様々なレベルのチームでよく見られた「自陣前における不測の事態」が、ほ... 続きを読む
2014開幕前夜: 武藤文雄のサッカー講釈
本業多忙で、すっかりサボってました。まあ、53歳になって、相応に切った張ったで忙しい日々を過ごせる事に多謝。 ともあれ、さすがに開幕前夜、書きます。 さて、今期のベガルタ。 残念ながら、客観的な下馬評はあまりよろしくなく、残留争いに巻き込まれるのではないかとの風評がもっぱら。 実際、負の要素は多い。長期政権を担っていた手倉森氏が去った。再三奇跡的なセービングで窮地を救ってくれた守護神の林も... 続きを読む
2013年ベスト11: 武藤文雄のサッカー講釈
毎年恒例のいい加減な選考基準のベストイレブンです。今年は久しぶりに、ベガルタの選手を選ぶ気にならなかったのが寂しい。 GK 西川周作 あの準決勝のPK戦を見せられてしまっては。代表でも、あれだけ幾度も川島におバカを見せられているだけに、西川に定位置を委ねるべきだと思うのだが。ボール扱いがよいだけに、組み立ての精度も上がると思うのだが。 DF 小林祐三 元々、大好きな守備者。もう少し上背があれば... 続きを読む
後半の守備は何分可能なのか: 武藤文雄のサッカー講釈
不思議な事に、比較的最近まで、オランダ代表とは戦う機会がなかった。最初の対戦は、4年前の準備試合、終盤ガタガタにされたあの試合だ。それ以前は若年層の大会。北京五輪の敗退が決まってからの3試合目の本田のおバカ、あるいはクインシーにチンチンにされた2005年ワールドユースくらい(おお、この時も本田がいたな、そう考えると、この男のわずか5年での出世はすばらしいな)。ところが4年前のガタガタの後、南アフリ... 続きを読む
日本一と連投: 武藤文雄のサッカー講釈
イーグルスが日本選手権を制し、日本チャンピオンとなった。故郷の野球チームの日本一。心底嬉しい。 しかし、最後の最後に、イーグルス星野監督が前日160球投げていた田中を起用した事で、歓喜が随分と薄いものになってしまった。 誤解しないで欲しいが、投手の酷使を気にしているものではない。それはそれで、いかがなものかとは思う。けれども、「目先の勝利」と「各選手の永続性」のバランスは中々難しいのは否定しな... 続きを読む
中毒患者必敗の理: 武藤文雄のサッカー講釈
現場を押さえている連中には勝てないのだよ。でも、心配は無用だ。40年間、堪能し続けてきた。この程度の愚行はいくらでも経験してきた。 ワールドカップ予選に、直前の準備試合で選抜チームに完敗するような、およそベストとは言えないメンバで立ち向かった事もある。アジアカップに学生選抜を派遣した事もある。連戦連敗の上、一言の反省も語らない代表監督を抱き続けた事もある。ジーコに全てを委ね、ドイツで自爆したのも... 続きを読む
知恵が足りない: 武藤文雄のサッカー講釈
Jリーグが2015年シーズンより、新方式を導入するらしい。「らしい」と表現したのは、情報の露出が少ない事、あまりに愚かしいので結局成立しないのではないかとの希望的観測、カエサルから見れば凡人でしかない私は「見たいものしか見えない」から目を背けている、など色々な事情から。 本件については、以前述べた事がすべて。あまりに筋が悪いと考えている。短期的なキャッシュインを除くメリットが見当たらないからだ。... 続きを読む
無防備、しかし幾度も「崩しかける」: 武藤文雄のサッカー講釈
2対4で完敗したウルグアイ戦は、強力な敵が本腰で戦ってくれた事もあり、攻守それぞれの課題が明確になり、来年のブラジル大会に向けて格好の強化試合となった。 フォルランとスアレスの2トップに対し、あそこまで無防備に戦う代表チームは世界でも珍しいだろう。一方、ルガーノとゴディンが中央を固める守備ラインを、あれだけ何回も崩しかける事ができる代表チームも、これまた世界にそうは存在しないはずだ。 そして、... 続きを読む
岡崎と香川と本田への要求: 武藤文雄のサッカー講釈
悔しいよ。とにかく悔しいよ。 私は完全に間違えていた。世界中に遠藤を見せびらかす事はできたけれども、何も嬉しくなんかないわ。冷静に考えてみれば、私の日本代表選手達が、この位やれるのは当たり前なのだ。ブラジル人の絶賛など、一切不要。こんな悔しくて悔しくて悔しくて仕方がない快感など、クソ食らえだ。 もちろん、来年の本番を考えれば、悪くなかったよ。 ブラジル戦と異なり、「どうしようもない失点」では... 続きを読む
イタリア戦前夜2013: 武藤文雄のサッカー講釈
敵地でブラジルに完敗しただけで「この世の終わり」と語る人は、4年前に敵地でオランダに完敗し、その1年後に何が起こったかくらいは、思い出すとよいのではないか。 私だって悔しくて仕方がない。しかしながら(執拗に繰り返すが)、私が悔しくてのは3失点目につきる。もちろん、とてもではないが完璧な試合とは言い難い。しかし、あれで0-2で終えていれば、悪いなりに相応にまとめた試合だった。 まあ、それはそれ。... 続きを読む
20歳。おめでとう。そして、ありがとう。: 武藤文雄のサッカー講釈
2013年05月(2) 2013年04月(8) 2013年03月(11) 2013年02月(8) 2013年01月(3) 2012年12月(6) 2012年11月(14) 2012年10月(9) 2012年09月(13) 2012年08月(7) 2012年07月(4) 2012年06月(14) 2012年05月(6) 2012年04月(8) 2012年03月(10) 2012年02月(10) 20... 続きを読む
すばらしい試合だった: 武藤文雄のサッカー講釈
悔しい。 日本の戦い方は、実に理に叶っていた。 予想通り、引き気味に戦ってくるヨルダンに対し、前線から組織的なプレスをかけ、中盤でボールを奪う。そこから、香川と清武の個人技、岡崎の突破、前田のキープで、鋭い速攻を仕掛ける。グラウンドは相当悪かったようだが、これは日本に幸いした。ヨルダンは、単純に蹴っては崩せない事がわかっているので、短くつなごうとする事が多く、結果僅かなコントロールミスが目立ち... 続きを読む
タイムマシン: 武藤文雄のサッカー講釈
2013年03月(1) 2013年02月(8) 2013年01月(3) 2012年12月(6) 2012年11月(14) 2012年10月(9) 2012年09月(13) 2012年08月(7) 2012年07月(4) 2012年06月(14) 2012年05月(6) 2012年04月(8) 2012年03月(10) 2012年02月(10) 2012年01月(10) 2011年12月(19) 2... 続きを読む
年またぎ開催と原技術委員長の苦渋の表情: 武藤文雄のサッカー講釈
2013年02月(4) 2013年01月(3) 2012年12月(6) 2012年11月(14) 2012年10月(9) 2012年09月(13) 2012年08月(7) 2012年07月(4) 2012年06月(14) 2012年05月(6) 2012年04月(8) 2012年03月(10) 2012年02月(10) 2012年01月(10) 2011年12月(19) 2011年11月(7) 2... 続きを読む
そうか、もう君はいないのか: 武藤文雄のサッカー講釈
本業都合で2週間ばかり異国に滞在していた。 もっとも、よい時代になったもので、日曜日のサンフレッチェ対アルアハリは、遠く異国から生中継を愉しむ事ができた。悔しい気持ちを抱きながら、寿人の鮮やかな同点弾に快哉を送り、抜け出しながらの逸機に嘆息したものだった。 ともあれ。現地でネットであれこれ日本の現状を知る事ができた訳だが、何よりも一番衝撃的だったのは、朴柱成とベガルタが再契約しなかった事だ。 ... 続きを読む