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新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users川淵さん、この仕事はあなたには向いていません: 武藤文雄のサッカー講釈
川淵三郎氏が、東京五輪の組織委員会会長に就任するらしい。私は憂いている、過去多くのことをなしとげてきたこの元日本サッカー協会会長だが、この仕事は向いていない。下手をすると、氏の晩節を汚すものにもなりかねないと。 私の心配の理由は明白だ。川淵氏は「こちらに進むことが正しい」と明確な状況で、格段の推進... 続きを読む
もう土下座の機会は来ない: 武藤文雄のサッカー講釈
いつも、いつも、私の期待を、全く予想外の斜め上に外してくれる選手だった。そして、最後の最後まで、信じられない外し方をして、私たちから去って行ってしまった。 いつも、いつも、「おい、何をやっているんだ」と野次を飛ばしたくなる選手だった。そして、最後の最後まで、「おい、何をやっているんだ」と叫ばれながら、私たちから去って行ってしまった。 いつも、いつも、「まだやれる、もっとやれる」と思わせてくれる... 続きを読む
知恵が足りない: 武藤文雄のサッカー講釈
Jリーグが2015年シーズンより、新方式を導入するらしい。「らしい」と表現したのは、情報の露出が少ない事、あまりに愚かしいので結局成立しないのではないかとの希望的観測、カエサルから見れば凡人でしかない私は「見たいものしか見えない」から目を背けている、など色々な事情から。 本件については、以前述べた事がすべて。あまりに筋が悪いと考えている。短期的なキャッシュインを除くメリットが見当たらないからだ。... 続きを読む
ザッケローニ氏の選択: 武藤文雄のサッカー講釈
細貝の落選はビックリした。全く予想していなかった。 過去5回のワールドカップメンバ発表で、一番のサプライズではないか。2002年の波戸落選にも驚いたが、このケースは「なぜフィリップは明神ではなくて、波戸を起用するのだろうか?」と言う疑問が常にあった。しかし、今回の細貝落選は全く予想していなかった。長谷部の負傷もあったから、青山の選考は驚きではないが、その場合はボランチを5人選び、センタバックかサ... 続きを読む
韓国の健闘を称えて: 武藤文雄のサッカー講釈
昨日も述べたが、今の日本と韓国を単純に比較するのは公平ではない。 先方はアジアカップでのピーク狙いでチーム作りをしていたのに対し、当方は既にブラジルに向けて積み上げて来ているのだから。そう言う意味では、PK戦に持ち込まれると言う失態を演じたものの、アジアカップ準決勝で勝利していた訳で、今日完勝するのは、当然だったと言えよう。 むしろ、3点差になってから、よく粘り、ポストの助けも借りながら、日韓... 続きを読む
原博実の勝利: 武藤文雄のサッカー講釈
2011年01月(18) 2010年12月(12) 2010年11月(12) 2010年10月(14) 2010年09月(12) 2010年08月(11) 2010年07月(19) 2010年06月(22) 2010年05月(18) 2010年04月(16) 2010年03月(20) 2010年02月(20) 2010年01月(12) 2009年12月(17) 2009年11月(19) 2009年... 続きを読む
自滅だから立て直しは容易だ: 武藤文雄のサッカー講釈
思うに任せないからサッカーはおもしろい。ただ、ここまで思うに任せないサッカーを見せられるとは思ってもいなかった。 初戦で負けたと言う結果はとても残念だ。しかし、結果以上に残念だったのは、この4年間継続して強化してきた、素早いパスを回すサッカーを放棄してしまった事だ。対戦相手のコートジボワールがよさを消してきた訳でもない。ただ、日本の各選手が、押上げを怠り、パスコースを作る努力をせず、自分たちが得... 続きを読む
日本一と連投: 武藤文雄のサッカー講釈
イーグルスが日本選手権を制し、日本チャンピオンとなった。故郷の野球チームの日本一。心底嬉しい。 しかし、最後の最後に、イーグルス星野監督が前日160球投げていた田中を起用した事で、歓喜が随分と薄いものになってしまった。 誤解しないで欲しいが、投手の酷使を気にしているものではない。それはそれで、いかがなものかとは思う。けれども、「目先の勝利」と「各選手の永続性」のバランスは中々難しいのは否定しな... 続きを読む
ハリルホジッチさん、わかっているよね: 武藤文雄のサッカー講釈
ハリルホジッチ氏はアジアを舐めている。 シンガポール戦にせよ、この北朝鮮戦にせよ、相手の能力を軽視し、自分の都合だけで試合に臨んでいる。さらに、状況の悪さの修正を怠っている。 誤解しないで欲しいが、私はアジアサッカーの特殊性を指摘しているのではない。むしろ、正反対だ。日本の戦闘能力はアジア屈指だから、シンガポールが守備を固めてくるのも、北朝鮮がシンプルだが高さを前面に押し立ててくるのも当然の話... 続きを読む
憲剛と寿人のために: 武藤文雄のサッカー講釈
ザンビア戦、3対3になる同点弾を食らった直後、何とも言えない「ああ、またか」的な重苦しい雰囲気が漂った。 そこからのキックオフ。遠藤爺と交代した青山の「一発やってやろう」と言う表情は、中々のものだった。そして、キックオフ直後の、青山得意の鋭く深い縦パス、大久保の完璧なトラップからの一撃。凄い得点だった。もうあれを見てしまうと「守備がどうのこうの」と言った議論は飛び去ってしまったのは、1つ前のエン... 続きを読む
中毒患者必敗の理: 武藤文雄のサッカー講釈
現場を押さえている連中には勝てないのだよ。でも、心配は無用だ。40年間、堪能し続けてきた。この程度の愚行はいくらでも経験してきた。 ワールドカップ予選に、直前の準備試合で選抜チームに完敗するような、およそベストとは言えないメンバで立ち向かった事もある。アジアカップに学生選抜を派遣した事もある。連戦連敗の上、一言の反省も語らない代表監督を抱き続けた事もある。ジーコに全てを委ね、ドイツで自爆したのも... 続きを読む
20歳。おめでとう。そして、ありがとう。: 武藤文雄のサッカー講釈
2013年05月(2) 2013年04月(8) 2013年03月(11) 2013年02月(8) 2013年01月(3) 2012年12月(6) 2012年11月(14) 2012年10月(9) 2012年09月(13) 2012年08月(7) 2012年07月(4) 2012年06月(14) 2012年05月(6) 2012年04月(8) 2012年03月(10) 2012年02月(10) 20... 続きを読む
澤の同点弾: 武藤文雄のサッカー講釈
先般の女子ワールドカップ決勝、澤の同点弾について。あの劇的な得点、澤はいったい足のどこでシュートしたのだろうか。 勝利後も、幾度も再生映像が流れたが、私にはさっぱりわからなかった。トーなのか、アウトフロント(足の甲の外側)なのか、アウトサイド(足の外側)なのか、ヒールなのか。さらに言えば、当てて方向を変えただけなのか、足首を捻ってスナップを利かせたのか、あるいは膝を使って能動的に方向を変えたのか... 続きを読む
豪州代表の矜持: 武藤文雄のサッカー講釈
最初にニール選手にお詫びいたします。恐れ入りました、あなたのプレイは今なお最高級で、一方我らが香川はまだまだでございました。 日本代表サポータとしては不満の大きい試合だった。ただ、誤解して欲しくないが、審判への不満ではなく日本代表への不満である。詳細は後述する。そして、サッカー狂としては、ニール達の勇気と奮闘に、心底感動する試合でもあった。 とても悔しい試合だったが、引き分けは妥当、いや幸運だ... 続きを読む
岡崎と香川と本田への要求: 武藤文雄のサッカー講釈
悔しいよ。とにかく悔しいよ。 私は完全に間違えていた。世界中に遠藤を見せびらかす事はできたけれども、何も嬉しくなんかないわ。冷静に考えてみれば、私の日本代表選手達が、この位やれるのは当たり前なのだ。ブラジル人の絶賛など、一切不要。こんな悔しくて悔しくて悔しくて仕方がない快感など、クソ食らえだ。 もちろん、来年の本番を考えれば、悪くなかったよ。 ブラジル戦と異なり、「どうしようもない失点」では... 続きを読む
究極の幸福: 武藤文雄のサッカー講釈
他力本願なのは残念だが、コートジボワールが容易にはギリシャに勝てない事は間違いない。日本は淡々とコロンビアに2点差の勝利を狙うのみである。 2006年と状況は全く異なる。当時は「優勝候補筆頭のブラジルに3点差で勝つ」と言う不可能に近いミッションだった。それに対して今回は24年振りに2次ラウンド進出を決めているコロンビアに2点差で勝つ事。現実性が全く異なるのは、言うまでもない。 元々このチーム、... 続きを読む
まずは関塚氏更迭から: 武藤文雄のサッカー講釈
試合が1対1のまま進む。 ラスト5分になり、当然のようにシリアは猛攻をしかける。したがい、日本としては分厚く守って、落ち着いて時間を使いたいところだ。駆け引きや判断に不満山積のこのチームだし、この日もここに至るまでの試合運びには嘆息だらけだったが、敵地クウェート戦の終盤はちゃんと試合をクローズした実績もある。 実際敵エースのアルスマに対しては、粘り強くマークしていたし、こぼれ球も落ち着いて拾え... 続きを読む
年またぎ開催と原技術委員長の苦渋の表情: 武藤文雄のサッカー講釈
2013年02月(4) 2013年01月(3) 2012年12月(6) 2012年11月(14) 2012年10月(9) 2012年09月(13) 2012年08月(7) 2012年07月(4) 2012年06月(14) 2012年05月(6) 2012年04月(8) 2012年03月(10) 2012年02月(10) 2012年01月(10) 2011年12月(19) 2011年11月(7) 2... 続きを読む
究極の贅沢に乾杯: 武藤文雄のサッカー講釈
決勝前。 日本も合衆国も、組織的な攻守が売りで、精神的にも粘り強く、攻撃に切り札を持っている。最前線のタレントの体幹の強さ、平均体重と身長、世界での優勝経験などの差から、先方の戦闘能力が上な事は間違いないけれど。 日本のやり方は試合前から決まっていた。最前線からチェイシングを行い、敵の中盤から容易にパスを出させず、最終ラインで丁寧に受け渡しをして粘り強く守る。攻撃は中盤でボールを奪ってのショー... 続きを読む
後半の守備は何分可能なのか: 武藤文雄のサッカー講釈
不思議な事に、比較的最近まで、オランダ代表とは戦う機会がなかった。最初の対戦は、4年前の準備試合、終盤ガタガタにされたあの試合だ。それ以前は若年層の大会。北京五輪の敗退が決まってからの3試合目の本田のおバカ、あるいはクインシーにチンチンにされた2005年ワールドユースくらい(おお、この時も本田がいたな、そう考えると、この男のわずか5年での出世はすばらしいな)。ところが4年前のガタガタの後、南アフリ... 続きを読む
多くのサッカー狂に訴えます: 武藤文雄のサッカー講釈
2011年03月(5) 2011年02月(13) 2011年01月(18) 2010年12月(12) 2010年11月(12) 2010年10月(14) 2010年09月(12) 2010年08月(11) 2010年07月(19) 2010年06月(22) 2010年05月(18) 2010年04月(16) 2010年03月(20) 2010年02月(20) 2010年01月(12) 2009年1... 続きを読む
クラマーさん、ありがとうございました: 武藤文雄のサッカー講釈
デッドマール・クラマー氏逝去。 いつかこのような日が来るのはわかっていたし、90歳での逝去と言えば、天寿を全うされたと言う事だろう。心からご冥福をお祈りします。そして、ありがとうございました。 ともあれ、自分なりの想いを書かなければなるまい。 コーチとしての日本サッカーに提供していただけた直接的貢献は言うまでもない。東京五輪準備段階からメキシコ五輪まで、断続的に日本代表長沼監督を補佐する形態... 続きを読む
深刻な五輪代表: 武藤文雄のサッカー講釈
五輪代表は、非常に苦しい試合ながら、国立でシリアに重要な勝利。この手のタイトルマッチはとにかく結果が大事なので、本当によかった。本当によかったのだが... 内容は最低としか言い様のない試合だった。 日本選手の技術、フィジカルはすばらしい。すばらしいのだが、あまりに判断力が低いのだ。この判断力の低さは、先日のマレーシア戦でも見られたが、何ら改善されていない。ここまで、あまりに稚拙で愚かな試合... 続きを読む
スペイン戦勝利を喜ぶ: 武藤文雄のサッカー講釈
女子は、キッチリと1勝1分けのスタート。2試合とも、90分間のスタミナが続かなかったのは、準々決勝以降に合わせているからの好材料と見る。ただ、スウェーデン戦の終盤、全体がエネルギ切れになっていたにもかかわらず、前線の選手が無理に「前に前に」行ってしまった事は不安材料。結果が欲しい大儀見と岩渕が、よい意味での欲を出したと前向きに捉えておこうか。 いずれにしても、カナダ戦の前半にしっかりと2点奪った... 続きを読む
嬉しいけれど驚きじゃない: 武藤文雄のサッカー講釈
決勝点直前、今野がズドドドドドドドと前進し、右後方から今野を追い抜いた長友にパスを出した瞬間、「長友決勝ゴ〜〜〜ル!」と喜ぶ準備をしたら、センタリングを選択したので「あ〜〜〜、こりゃ、いか」と「か」くらいまで思った瞬間に、香川のシュートがネットを揺らした。 長友の、あの場面のセンタリング、その後終了間際の焼け気味?のシュートっぽい一撃、それぞれの選択を考えると味わい深い。ともあれ、後半に頻繁に見... 続きを読む