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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users情報技術と規律権力の交差点――中国の「社会信用システム」を紐解く / 堀内進之介 / 政治社会学 | SYNODOS -シノドス-
道徳的美徳の推進者としての国家 情報通信や情報処理に関わる技術の高度化によって、データとアルゴリズムは、グローバルなコミュニケーションのみならず、商取引や投票行動、医療、法執行、テロ対策などを含む、あらゆる人間活動と意志決定に多大な影響を及ぼし始めている。こうした変化は、しばしば「ビッグデータ革命... 続きを読む
政権交代から100日を迎えたマレーシア――希望連盟政権下での民主化に向けた実績と課題 / 伊賀司 / 政治社会学・マレーシア研究 | SYNODOS -シノドス-
世界に驚きを与えたマレーシア史上初の政権交代から、8月17日で100日が経過した。独立以来61年間政権を維持してきた統一マレー人国民組織(UMNO)。このUMNOを中核政党とする政党連合の国民戦線から、政党連合の希望連盟が政権を奪取した。希望連盟の動向には、最近あらためて国内外からの注目が集まっている。 マレーシ... 続きを読む
大方の予想外だったマレーシア史上初の政権交代はなぜ起こり、どこに向かうのか / 伊賀司 / 政治社会学・マレーシア研究 | SYNODOS -シノドス-
2018年5月9日に投開票された総選挙の結果、マレーシア史上初の政権交代が起こった。マレーシアでは61年間にわたって、国民戦線(BN)が政権を担当してきた(注1) 。国民戦線(BN)とは、マレー人政党の統一マレー人国民組織(UMNO)を中核として、民族と地域のラインに沿った13政党が参画する政党連合である。 (注1)国民戦線が発足したのは1973年であり、それ以前は連盟党(Alliance Par... 続きを読む
現実世界の経済学 Political Economy of the Real World : グローバル化とナショナリズム・愛国主義の政治社会学 「きれいはきたない。きたないはきれい。」(シェークスピア『マクベス』)
しばしば一見して相反する、または矛盾する事柄が同じ人(政党、団体、組織など)から発せられることがある。が、人はそれを矛盾と感ずることなく、見過ごすことが多い。 もし同じ場所・同じ時間に同じ人がその二つのことを話したら、ほとんどの人は違和感をおぼえるだろう。しかし、場所的・時間的に分離してしまうと、相反事象や矛盾が相反ないし矛盾とは意識されないことがある。おそらく何らかの事情で人間の頭脳がそのよう... 続きを読む