タグ 場末P科病院
人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users人類を守るために作られたはずのものによって、逆に、人類は滅びようとしている : 場末P科病院の精神科医のblog
12月5 人類を守るために作られたはずのものによって、逆に、人類は滅びようとしている カテゴリ:抗生物質腸内細菌叢、プロバイオティクス 高齢となり、ブログを書く意欲が無くなってからブログを長く更新していなかったが、論文のチェックだけはしていた。もっぱら登録したWEBサイトから送られてくる神経科学や精神医学... 続きを読む
ゴミ屋敷の住人は精神疾患なのか、それとも、心の傷のせいなのか(ホーディング障害・買いだめ障害・溜め込み障害、ディオゲネス症候群) その1 : 場末P科病院の精神科医のblog
11月24 ゴミ屋敷の住人は精神疾患なのか、それとも、心の傷のせいなのか(ホーディング障害・買いだめ障害・溜め込み障害、ディオゲネス症候群) その1 カテゴリ:ホーディング障害、ディオゲネス症候群difficult patient DSM-5から新しく加わった精神疾患がある。Hoarding disorder (HD)である。ホーディング障害・買いだめ障害・溜め込み障害・貯め込み障害、ふさわしい適... 続きを読む
精神疾患と炎症(その1 双極性障害 part1) : 場末P科病院の精神科医のblog
5月27 精神疾患と炎症(その1 双極性障害 part1) カテゴリ:双極性障害炎症 最近、精神疾患と炎症との関連性を示す論文が急激に増えている。しかも、炎症は、中枢神経系にのみ限局したような炎症ではなく、消化器系の炎症や他の部位の感染症といった中枢神経系以外に由来する炎症が強く関与していることが分かってきている。精神疾患の根本的な原因は中枢神経系ではない可能性もあるのである。このような見地から、... 続きを読む
精神疾患を予防するために感染症を予防せよ(ヒト内在性レトロウイルス その1) : 場末P科病院の精神科医のblog
5月7 精神疾患を予防するために感染症を予防せよ(ヒト内在性レトロウイルス その1) カテゴリ:感染症HERV(ヒト内在性レトロウイルス) 今年になって、Neuronのという一流の科学雑誌に日本の研究グループが統合失調症の病因に関する論文を出した。人類のDNAに組み込まれているウイルス断片であるレトロトランスポゾンが原因なのだという論文である。今回は人のDNAに組み込まれているレトロトウイルスにつ... 続きを読む
悪夢と通常夢と明晰夢(その1 悪夢への対処方法) : 場末P科病院の精神科医のblog
3月29 悪夢と通常夢と明晰夢(その1 悪夢への対処方法) カテゴリ:悪夢と明晰夢睡眠障害 時々、無理なことを訴える患者さんがいる。悪夢を見ないようにしてほしいと言うのである。悪夢を消すような薬を出してほしいと言うのであるが、そのような薬は開発されていないと説明している。自分の睡眠中の夢ですら自由にならないのに、ましてや、他者の夢まで自由に操作して消したりすることなどはできないように思える。しかし... 続きを読む
エビリファイが全米で売上No1の薬剤になった : 場末P科病院の精神科医のblog
3月5 エビリファイが全米で売上No1の薬剤になった カテゴリ:向精神薬エビリファイ 今回は2013年度のアメリカでの薬剤の売上ベスト100についてです。なんと、あのエビリファイが全ての薬剤の中で売り上げNo1に輝いたのです。アメリカ人はエビリファイを飲みながらストレス社会で逞しく生き抜いているのでした。http://www.medscape.com/viewarticle/813571#1(So... 続きを読む
ビンラディンを殺害した米海軍特殊部隊の司令官が自殺 : 場末P科病院の精神科医のblog
3月4 ビンラディンを殺害した米海軍特殊部隊の司令官が自殺 カテゴリ:自殺暴力誘発の危険度 http://jp.reuters.com/article/idUSBRE8BN00T20121224 昨年の12月22日にアメリカ海軍の特殊部隊であるシール(Seal)のチーム4の司令官が自殺した。42歳だった。銃で頭を撃ちぬいたらしい。 シールはアフガニスタンなどの過酷な任務についている。チーム6が... 続きを読む
統合失調症の発症予防のために海馬におけるグルタミン酸の増加を抑制せよ : 場末P科病院の精神科医のblog
9月3 統合失調症の発症予防のために海馬におけるグルタミン酸の増加を抑制せよ カテゴリ:グルタミン酸精神疾患の予防 前回のブログで妊娠中にインフルエンザに感染すると子の海馬の遺伝子発現が変化し、海馬の組織学的構造が障害されるという論文を紹介したが、今回は、そのような変化が、次の段階として、どのように統合失調症へと発展していくかという1つの仮説を提示した論文があるので紹介したい。 結論から述べると... 続きを読む
今までの精神疾患の認識を破壊せよ(トーマス・R・インセル博士の論文。その2。) : 場末P科病院の精神科医のblog
6月18 今までの精神疾患の認識を破壊せよ(トーマス・R・インセル博士の論文。その2。) カテゴリ:精神医学遺伝子 (前回の続きである) 精神疾患は、複雑な遺伝子疾患である 過去2年間で臨床遺伝子学は革命を起こした。ゲノムワイド関連解析(GWASs)は、成人発症の黄斑変性症、潰瘍性大腸炎、2型糖尿病を含む多くの疾患遺伝子のリスクの構造を明らかにした。各々のケースでは個人に関連したリスクは明らかに... 続きを読む
恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) : 場末P科病院の精神科医のblog
5月31 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) カテゴリ:アルコール認知症 大学時代に酒豪のクラスメートがいたが、彼はよく酢を飲んでいた。彼の机には酢の瓶がいつも置いてあり、コップについではガブガブと飲んでいた。彼が言うには、酢がすごくうまいのだという。しかも酢を飲むと集中力が高まり勉強がはかどるのだという(そんなことあるかいな)。 しかし、... 続きを読む
今までの精神疾患の認識を破壊せよ(トーマス・R・インセル博士の論文。その1。) : 場末P科病院の精神科医のblog
6月15 今までの精神疾患の認識を破壊せよ(トーマス・R・インセル博士の論文。その1。) カテゴリ:精神医学統合失調症 今回はNIMH(アメリカの国立精神衛生研究所)の所長であるトーマス・R・インセル博士の論文を紹介したい。内容は精神医学はこうあるべきだという論文である。彼が論文で唱えていることは、精神疾患は脳の障害であり、広い意味での神経疾患であり、21世紀中に神経疾患として再編性されねばならな... 続きを読む