はてブログ

はてなブックマーク新着エントリーの過去ログサイトです。



タグ 偽日記

新着順 人気順 5 users 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users
 
(1 - 11 / 11件)
 

2024-11-15 - 偽日記@はてなブログ

2024/11/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 5 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブログ

⚫︎嘘つきは、人のことを「嘘つき」と言って非難(攻撃)する。嘘つきの目的は、まずは信頼性を破壊することだ。それは、個別のことがらの真偽における信頼性の問題というよりも、様々な個別のことがらの真偽を判断するための、判断基準となるものの信頼性の破壊ということだ。個別の判断ではなく(個別の判断でその都度迷っ... 続きを読む

2024-09-27 - 偽日記@はてなブログ

2024/10/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 10 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブログ

⚫︎以前考えたことを図にしてみた。これは、一方に「唯一の現実としてのこの世界」という「一としての現実」、他方に「可能なものの総体としての可能世界」という「多としての現実」を置いて、二つの「現実」を両極として、その中間を「広義のフィクション」の場として、その性質を「反復回数」によって分類して考えると... 続きを読む

2015-07-06 - 偽日記@はてな

2015/07/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 14 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2015-07-06

●『ゼンデギ』(グレッグ・イーガン)を半分くらい(15章まで)読んだ。イーガンとは思えないくらい「普通」で驚いたのだけど、それはつまらないということではない。この小説では、現代の現実にとても近いところから、親子、コミュニティ、政治、国家、宗教(宗教そのものというより、それによってかたちづくられる伝統的習慣)に関する考察が丁寧に述べられている。要するにこれらは、人間が存在している時にまわりに切り離し... 続きを読む

ユリ熊嵐 2015-04-01 - 偽日記@はてな

2015/04/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 34 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ユリ熊嵐 2015-04-01 スケープゴート スギ ゾンビ

●『ユリ熊嵐』、最終話。おそらく、この作品を駆動させている根本的な欲動は、殺しても殺しても何度でも蘇ってくる(まさにゾンビのような)不気味なるるの弟(みるん)に最も直接的に現れている。それは、システムの側からみれば、透明さを維持するためにいくら厳重に配慮しても、必然的にわき出てきてしまう「スキをあきらめない」存在と重なる。システムは、その透明性を保つために必然的に排除されるべきスケープゴートをつく... 続きを読む

2015-03-28 - 偽日記@はてな

2015/03/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 13 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2015-03-28

●『「超」批評 視覚文化×マンガ』(石岡良治)に収録されている「まど☆マギ」論(「魔法少女たちの舞台装置」)を読んだ。「まど☆マギ」を誉めている文章は他にもいくつか読んだけど、はじめて成程と納得させられた。「まど☆マギ」本編は、おそらく三回くらいは観ているのだけど、なんでこれをみんなそんなに面白いというのかよく分からなかったのだけど(何が面白いのかよく分からなかったから何回も観た)、もう一回観てみ... 続きを読む

2015-01-04 - 偽日記@はてな

2015/01/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 8 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2015-01-04

●『五つ数えれば君の夢』(山戸結希)をDVDで。これはすごかった。男の子のいない(まったくいないわけではないけど)『台風クラブ』という感じ。この映画の素晴らしさを端的に表しているのは、なんといっても屋上の空間の造形だと思う。物語的に考えれば、普通だったら学校の中庭とかの設定であるはずの空間を強引に屋上にしか見えない場所へもってきて撮影している。屋上なのだけど、縦に細長い空間で、手前と奥とに出入り口... 続きを読む

2014-03-22 - 偽日記@はてな

2014/03/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 34 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2014-03-22

●ETV特集「よみがえる色彩 激動の20世紀アーカイブ映像の可能性」というテレビ番組を観た。なにかヤバい、見てはいけないものを見てしまったという感じがする。過去を冒涜するかのような鮮やかさというか、現前の暴力というものの(あまりに魅惑的な)力を見せつけられたようだ。キリスト教的な復活という概念のもつ感触の端っこに触れてしまったようでもあった。(はじめてメガネをつくってかけた時の「こんなに見えちゃう... 続きを読む

2013-12-08 - 偽日記@はてな

2013/12/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 8 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2013-12-08

●「群像」に載っている野間文芸賞の受賞対談(保坂和志・高橋源一郎)で保坂さんが、「読解力なんていうのは奴隷の精神なんだ」というようなことを言っていて、おおーっ、と思った。保坂さんは時々本当にすごいことを言う。無造作な手つきで重要なものを荒っぽくいきなり指さす、という感じ。これはなんというか、呪いや憑き物のようなものを落とす強力な言葉(呪文)となり得るのではないかと思った。≪保坂 さっき話したラジオ... 続きを読む

2013-09-09 - 偽日記@はてな

2013/09/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 6 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2013-09-09

●『ヨハネスブルグの天使たち』(宮内悠介)を読んだ。最初の二編(「ヨハネスブルグの天使たち」、「ロワーサイドの幽霊たち」)を読んで、これはすごいんじゃないかと興奮したのだけど、次の二編(「ジャララバードの兵士たち」、「ハドラマウトの道化たち」)で、最初に思ったのとは違った方向への展開に戸惑った。最初にあった、独創的な主題やイメージの提示から、急に通俗的な方向に流れてしまっているように感じられた。そ... 続きを読む

2012-11-22 - 偽日記@はてな

2012/11/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 10 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2012-11-22

●地元のシネコンで「エヴァQ」を観たのだが、作品としての出来、不出来の問題ではなく、ぼくの興味として、この作品から感じとれるものが何もなかった、ひっかかりがなかった、するっと抜けてしまった、という感じだった(まあ、新劇場版は「序」も「破」もそんな感じではあった)。いや、でもこれでは正確ではないか。出だしはすごくよかった。なんとも言えない重くてダークな閉塞感といやーなギスギス感は、「そうそう、これこ... 続きを読む

2011-09-23 - 偽日記@はてな

2011/09/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 6 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

●『輪るピングドラム』第11話。えーっ、そうきちゃったのか、という感じ。オープニングの「95」という数字、丸の内線沿線が舞台であること、そして村上春樹(かえるくん)への言及などから、地下鉄サリン事件が意識されていることは確かに匂わされてはいたけど、まさか、今まで散発的に展開されてきた様々な出来事の収束点(出発点)のような位置にそれがどかんと置かれてしまうとは…(空間的には「水族館」と同じ位置に、時... 続きを読む

 
(1 - 11 / 11件)