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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersモバイル編集長の退任について - 将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース
突然のご報告になりますが、2019年3月末をもって9年間務めたモバイル編集長を退任することとなりました(他の役職も同様)。 応援いただいたファンの皆様、お世話になった関係各位皆様に厚く御礼申し上げます。 退任について モバイル事業がスタートしたのは2010年。スマートフォンの普及もまだ始まったばかりでした。米... 続きを読む
思わず「おぉ!」と声が出た、藤井聡太七段の起死回生の一着 - 将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース
昨日の叡王戦七段予選は、3局すべて見応え十分、面白い対局ばかりでずっとニコ生とモバイル中継で観戦していました。 特に14時開始の▲藤井聡太七段-△小林裕士七段戦。 追い込まれた藤井七段の見せた起死回生の一着には思わず声が出ました。 起死回生の一着! この一戦は小林七段が素晴らしい指しまわしでペースを握り... 続きを読む
将棋界における師弟の絆 - 将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース
6月19日発売の「師弟 棋士たち魂の伝承」。 素晴らしい内容で、一気に読み切りました! 師弟 棋士たち魂の伝承 作者: 野澤亘伸 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/06/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 印象に残ったところが多すぎますが、その中でも第1章と第5章が特に印象に残り... 続きを読む
電王戦振り返り(番外編) 藤井聡太四段とPonanza - 将棋棋士遠山雄亮のファニースペース
2017 - 07 - 16 電王戦振り返り(番外編) 藤井聡太四段とPonanza コンピュータ将棋 電王戦 藤井聡太 四段とPonanzaについて表に出さずにいたことがあります。 様々な記事で本人が語っていることもあり、問題ないと判断して記すことにしました。 最近各所で、「 藤井聡太 四段が将棋AIを取り入れている」とお話している背景もこれで明らかにすることが出来ます。 さていきなりですが次の... 続きを読む
詰将棋を解く時の脳の使い方 - 遠山雄亮のファニースペース
2015-08-23 詰将棋を解く時の脳の使い方 今日から夏休み。しばし北海道の地でのんびりしてきます。 先日、若島正著「盤上のファンタジア」という詰将棋作品集を解いていると書いたところ、業界内で意外と反響があり棋士に愛読されていることを初めて知りました。 その作品集の中の問題で、合計10時間以上苦しんだものがありました。 問題の途中図に以下のような部分図が発生します(ネタバレを防ぐため、一部の駒... 続きを読む
第4回電王戦総括 将棋は「人間と人工知能のこれから」を表す道標に - 遠山雄亮のファニースペース
2015-04-17 第4回電王戦総括 将棋は「人間と人工知能のこれから」を表す道標に finalと銘打たれた4回目となる電王戦が終わりました。今まで以上に様々な面で話題になりました。 第4回電王戦の戦いは、野月七段による第5局観戦記で総括されています。 電王戦FINAL第5局 観戦記 野月浩貴七段 | ニコニコニュース どの観戦記も素晴らしいですが、こちらも必見です。 先日放送された羽生名人とカ... 続きを読む
第4回電王戦第2局 人工知能との本気の対峙 - 遠山雄亮のファニースペース
2015-03-22 第4回電王戦第2局 人工知能との本気の対峙 これぞ電王戦、という展開でした。 永瀬六段が有利になったのでは、と思ったところでの角不成、そして終局。 呆気にとられて観ていました。 Seleneほどの強いソフト、そして素晴らしい開発者の方がおかしたまさかのミス。想像を絶するほどの研究量でそれを発掘し、思わぬ形で表した永瀬六段。それがソフトの弱点を露呈させる局面での披露と、色々なこ... 続きを読む
第4回電王戦第1局 Aperyの不可解なミスと斎藤五段の完璧な準備 - 遠山雄亮のファニースペース
2015-03-16 第4回電王戦第1局 Aperyの不可解なミスと斎藤五段の完璧な準備 斎藤五段が完璧な準備でAperyに完勝。団体戦としては幸先の良い1勝をあげました。 この将棋は35手目▲2一飛成の局面が大きなポイントでした。 ここでAperyは△4四角。おそらく敗着となった一手です。△4七歩成と指すべきでした。 △4四角に▲5五角△同角▲同歩△4七歩成▲6一竜△7二角▲4三歩△同金▲6四竜... 続きを読む
第3回電王戦第3局 YSSのログを調べてみました: 遠山雄亮のファニースペース
既報の通り豊島七段がYSSに横歩取りで快勝しました。 早速YSSはログを開示しており、大変興味深く、昨日の夜から夢中で見てしまいました。 以下に気がついたことを箇条書きで。 ・1手につき、序盤は357秒、中盤戦以降は511秒で指すというのが基本だった。ただし途中でそれが493秒になったり揺れていて、なぜかは開発者の方に聞かないと分からない。 ・序盤、△8六歩のところでは△2三歩や△4二玉や△4一玉... 続きを読む
第3回電王戦第1局: 遠山雄亮のファニースペース
既報の通り、習甦が菅井五段に勝ちました。 朝から一日控室に詰めており、検討も行いました。 勝負のポイントとなったであろう局面は以下の図。 7二の飛を△4二飛としたところ。この手が検討陣を唸らせた好手。傷を消しながら4筋に勢力を集めた、と言葉にするには簡単ですが、なかなか指せる手ではありません。菅井五段も指された時に読んでいないという表情でした。 対して▲5七金が弱気な手でどうだったか。▲5六金と前... 続きを読む
電王戦第5局のGPS将棋の読み筋を精査してみました: 遠山雄亮のファニースペース
GPS将棋は自分の読み筋の一部をHPで公開しています。 GPS将棋の電王戦のページ 今回の電王戦ではコンピューターの指す将棋を間近で見て検討したことにより、勉強になることが多くありました。 局面を広く読み、その読みの量から繰り出される手は、将棋の深淵を見せられることもあります。 私自身もコンピューター将棋にはかなり影響を受けていますが、一層その色が濃くなったように思います。 そこでせっかく読み筋が... 続きを読む