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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users麒麟の如く Ⅲ月紀
つい先日、泣くほど嬉しいことがあった。人類史始まって以来この国で、いや東洋で、いや旧大陸全域で、今まで何人たりとも見ることが叶わなかった状況を、一番最初に見た人間になれたから。この一年間、これを見たいがために生きてきたようなものだった。 この奇怪な一角獣に関して、まだ多くを明かせない。一刻も早く明かせる状況にすべく尽力したい。 fairylandの想像上の生き物ですか!! オーガンジィの翅を持った... 続きを読む
Ⅲ月紀
オオハンミョウモドキElaphrus japonicus。この仲間は北方系の生物らしく、北日本もしくは高標高ほど遭遇頻度が高い。湿原の水際におり、泥の上をすばやく駆ける。ちっこい虫だが、まるで宝石をちりばめたような美麗種。ヨーロッパ中世の骨董品の趣がある。泥をはいずる小虫が、こんな宝石を得るに至った進化的な背景とは何だ。 ただしこいつ、見た目こそ美しいが手づかみすると洗ってねー靴下の匂いを放つので... 続きを読む
Ⅲ月紀
イヌノフグリVeronica didyma。春に花を咲かせていた場所に行ったら、タネが成熟していた。とても小さく、平べったい。スナック菓子のカールに似た形をしている。 タネにはボッチがついているが、これがアリを引き寄せるエライオソームである。地面に落ちたタネは、やがてアリに発見されて巣に持ち帰られる。 タネが落ちるのを体育座りして待っていたら日が暮れてしまうので、むりやり近くにいたアリに勧めてみた... 続きを読む
アリの巣の生きもの図鑑 - Ⅲ月紀
お知らせです。近日中に、本が出ることになりました。 来る2月下旬に東海大学出版会から、日本産の好蟻性生物(アリの巣で暮らす生き物)を写真で紹介するという、前代未聞の図鑑が出版されます。その名も 「アリの巣の生きもの図鑑」!! 昆虫はもとより、クモ・ダニ・ヤスデ・センチュウなど、とにかくアリと密接に関わりあいを持つ生き物達の世界を、一冊の本にアリったけ突っ込みました。 使用されている写真は、小松貴さ... 続きを読む