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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users講義「なぜ帰宅後にすぐ手を洗うのか――文化人類学の効用」 小田亮 - garage sale
小田亮 文化人類学を学ぶことは何の役に立つのか、という質問を受けることがあります。最近では、学生からだけではなく、社会からそのように聞かれたらすぐに答えられるような講義が望ましいといった、くだらないことを大学内で言う人もいます(実際に「社会」がそんなことを大学教員に聞くなんてことはないのですが)。そのような質問への答えは、役に立つというのがどういう意味で聞いているのかにもよりますが、まあ、ふつうこ... 続きを読む
女子学生はなぜ性的ではないのか 小田亮 - garage sale
小田亮 女子学生はなぜ性的ではないのか。といっても、自分の勤めている大学の女子学生を敵にまわそうというわけではない。まぁこんなことを書かなくても、仲良くしてくれる気配はないのだけれども。それはともかく、個々の女子学生がセクシュアルではないと言いたいのではない。女子学生が「性的な記号」として流通していないという話なのである。 昔、「女子大生ブーム」というものがあった。1985年頃だったと思う。そのブ... 続きを読む
ヒトはなぜ衣服を着るのか 小田亮 - garage sale
小田亮 専攻が文化人類学だと、世界の珍しい衣服などについて教えてほしいという依頼や問い合わせを受けることがある。人類学者ならば、例えばマルケサス島の人々の身体装飾など風変わりな「衣」の話ぐらい知っているだろうということなのだろう。けれども、そのような話の大半はいまや過去のことになっている。そこで、今はどこでも洋服を着ているし、若者たちはどこでもTシャツにジーンズですよ、と答えるのだが、正直に言えば... 続きを読む
フッサール研究 生活世界の概念をめぐって 木浪明倫 - garage sale
エドムント・フッサール, 木浪明倫 1 序 エドムント・フッサール(1859〜1938)の『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』には、「生活世界( Lebenswelt )という概念が登場する。普通、1916年にフライブルク大学に移ってからがフッサールの思想上の後期と位置付けられているが*1、その後期の主著にあたるのがこの『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』である。フッサールの現象学というと... 続きを読む