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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users藝人狂時代 落語の視点で読む『ドラえもん』 ~天災~
古典落語では、たびたび“付け焼刃”という言葉が登場する。 “付け焼刃”とは、にわかで覚えた知識のこと。鋼の焼き刃を付け足しただけの刀(付け焼刃)はすぐに切れなくなって使い物にならないことから、そう呼ばれるようになった。この“付け焼刃”を扱った古典落語は、数多く存在する。そば屋から一文せしめている男のやりかたをこっそり見ていた男が実践しようとして失敗する『時そば』、御隠居から人を褒める方法を教わり実... 続きを読む
藝人狂時代 バラエティにおけるイジメについて考えた。
昨夜、“バラエティにおけるイジメ”について考えていた。 話の発端となったのは、スギちゃんの事故を受けてコラムニストの小田嶋隆氏が昨今のバラエティ番組について語った、一連のツイートである。小田嶋氏は、スギちゃんが10メートルの飛び込み台から落下したという報道を受け、「21世紀のバラエティーにおいて、最も確実に笑いが取れるのは、誰かが心底からおびえている姿を、大勢で取り囲んで笑っているシチュエーション... 続きを読む
藝人狂時代 千原兄弟『マスカ!?』に見る“美談の脆さ”
千原ジュニアといえば、何? 「大喜利」と答える人がいるだろう。「すべらない話」と答える人もいるだろう。「そつのない司会」と答える人もいるだろうし、「残念な兄を持つ弟」と答える人もいることだろう。私にとっての千原ジュニアは「コント師」である。千原ジュニアが手掛けるコントは、とにかく面白い。松本人志の影響を多分に受けていると言われがちな彼だが、少なくとも、コントに関しては千原ジュニアの世界観が完全に形... 続きを読む
藝人狂時代 明石家さんま学序説
先日、タモリに関する記事を書いた。演芸史と絡めたちょっとマニアックな話題だったので、興味を持つ人もそんなにはいないだろうと勘繰っていたのだが、蓋を開けてみると、思っていたよりもずっと沢山の反応を頂いたので驚いた。『27時間テレビ』の興奮冷めやらぬタイミングでの更新だったとはいえ、まさか普段の五倍近いアクセス数を記録することになろうとは……普段、私がお笑いDVDのレコメンドを書くために、どれだけ苦悩... 続きを読む
藝人狂時代 異質の男・タモリを可愛がった喜劇人
タモリが司会を務めた今年の『27時間テレビ』では、今ではなかなか見ることの出来ない、彼の貴重な映像が幾つか放送されていた。その映像を見て、しみじみと思った。「タモリって、変な芸人だよなあ……」。 今や『笑っていいとも!』のメインパーソナリティとして、テレビバラエティ史に堂々とその名を刻み込むことが確定されているタモリだが、その立ち位置はなんとも不思議だ。大手芸能事務所に属さず、漫才やコントといった... 続きを読む
藝人狂時代 「世界は言葉でできている」最終回でのビビる大木・名言集
「世界は言葉でできている」という番組がある。 歴史に名を残す様々な人物たちの言葉の一部分を伏せて提示し、 その伏せられた部分をコトバスターと呼ばれるパネラーたちが自らの言葉で埋めて、 百人の審査員によって審査、 実際の名言とポイント数を競う……というコンセプトの番組だ。 この番組の最も素晴らしい点は、 “実際の名言をコトバスターたちが当てる”ことが目的ではなく、 “実際の名言をコトバスターたちが超... 続きを読む