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タグ 空中キャンプ

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映画『ブリグズビー・ベア』 - 空中キャンプ

2018/07/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 8 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブリグズビー ペア ジョディ・フォスター 映画 暗殺

『ブリグズビー・ベア』 ストーリーは更新されなくてはならない 1981年3月30日、ワシントンDC。25歳の青年ジョン・ヒンクリーは、その年に大統領へ就任したばかりのロナルド・レーガン暗殺を試みた。ヒンクリーはかねてからジョディ・フォスターのストーカーであり、大統領の暗殺に成功すれば、彼女に認められると考えて... 続きを読む

2014年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

2014/12/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 361 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ケガ 甥っ子 伊藤聡 映画 結果発表

みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。今年もまた「ふりかえる」の季節がやってきました。今年公開された映画についてふりかえりつつ、いただいた回答をまとめていきたいとおもいます。地味に続いてきたこの企画も11年め、開始当時にはまだ生まれていなかった甥っ子は9歳になり、わたしはけがをしたり病気をしたりすると、治るまでにえらく時間がかかるようになりました。時間が経過したわけですね。... 続きを読む

2014年の映画をふりかえる - 空中キャンプ

2014/12/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 38 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 伊藤聡 なか 毎年 みなさん 映画

みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡と申します。これから募集します「2014年の映画をふりかえる」は、今年見た映画のなかで好きだった作品を選んでもらい、全ての結果を集計することでランキングをつける企画です。地味に継続すること11年、毎年、どの映画がよかったかをみなさんに教えてもらい、リスト化してきました。今年も行いますので、映画ファンの方はぜひ参加してみてください。過去の結果は以下のよ... 続きを読む

『紙の月』 - 空中キャンプ

2014/11/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 164 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

人間関係において、他者に何かを与えるということが、いまだによくわからない。自分は長らく、与えることのできる人間になるべきだと考えてきた。見返りを期待することなく与える姿勢を持つ必要があると。純粋に、贈与をしたいという感情の発露として、与える側の人間になれないものかと思案してきたが、そのような考えはやや単純だったし、与えさえすればいいというものではないらしいと気づくまでに、やや時間がかかってしまった... 続きを読む

『グランド・ブダペスト・ホテル』 - 空中キャンプ

2014/06/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 30 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip グランド・ブダペスト ホテル エレベ ウェス アンダーソン

『グランド・ブダペスト・ホテル』は運動(モーション)の映画である。前作『ムーンライズ・キングダム』(’12)で、シンメトリーな画面構成、色彩、美術を細部にまで完璧に行き渡らせたウェス・アンダーソンは、新作においてついに、胸躍るような運動の愉悦すら取り込んだ。劇中まず目を引くのは、スリルの源泉として用いられる、ありとあらゆる乗り物である。列車、自動車、バイク、自転車、スキー、橇、ケーブルカー、エレベ... 続きを読む

『そこのみにて光輝く』 - 空中キャンプ

2014/05/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 37 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

海のそばに建てられた粗末で不潔な家は、どちらかといえば小屋と呼ぶ方が適切で、それはまるで、全ての希望や幸福を断念した者のみが住む場所のように見える。千夏(池脇千鶴)はその最果てのような小屋で暮らしている。現実に期待することを止め、感情を遮断して、ただ生きるために生きる。他の選択肢があったのかも知れないが、彼女には別の生き方は選べなかった。そのようにして千夏は、ただ無感覚な容れ物のようになって日々を... 続きを読む

2013年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

2013/12/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 388 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 年の瀬 映画 オリーヴさん 伊藤聡 結果発表

(写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。ついにこの企画も10年め。考えてみれば僕は10年もの長きに渡って、その年どの映画がおもしろいのかを問いつづけ、集計しつづけたわけです。年の瀬ですがお元気ですか。今年もたのしい映画がたくさんあったとおもいます。映画に順位をつけることの理不尽さを理解しつつ、あえてランキングという... 続きを読む

2013年の映画をふりかえる - 空中キャンプ

2013/12/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 30 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 根気 伊藤聡 本年 映画 マスコットキャラクター

(写真は「ふりかえる」企画のマスコットキャラクター、オリーブさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。2013年におもしろかった映画について語る「ふりかえる」をしますよ。この企画もついに10年めになりました。根気のない僕の人生で、唯一10年つづいた行為、それがこの企画なのであり、本年も行いますので、映画が好きな方はぜひ参加してください。参考として、昨年までの結果がこち... 続きを読む

『風立ちぬ』 - 空中キャンプ

2013/07/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 95 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 宮崎駿 風立ちぬ 優先順位 なか 自由

僕は自分自身を、自由を求めて生きている人間だとおもっていたし、人生におけるさまざまな価値のなかでも「自由であること」の優先順位は高いとおもっていた。しかし『風立ちぬ』を見終えて、僕が考える自由はほんとうに中途半端で甘いものだったと気づき、なんだか情けない気持ちになった。宮崎駿から、俺はこれだけ本気で自由を希求しているのだと、作品を突きつけられたような気がしたのだ。僕の考えていた自由が、いかに子ども... 続きを読む

2012-12-30 - 空中キャンプ

2012/12/30 このエントリーをはてなブックマークに追加 15 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 2012-12-30

さて、今年もみなさんの回答を順番に読んでいきたいとおもいます。ちなみにすごく長いですが、個々の回答を読むことで見えてくる今年のさまざまな作品があるので、ぜひこちらも読んでみてください。乙郎 男性@otsurourevue http://ameblo.jp/otsurourevue/サニー 永遠の仲間たち おおかみこどもの雨と雪 夢売るふたり『サニー 永遠の仲間たち』 ベンチに座って失恋を悲しんでい... 続きを読む

2012年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

2012/12/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 390 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 映画 結果発表

(写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。すっかり寒くなってきましたがお元気ですか。おもえば人生つらいことばかりですが、マヤの予言によれば今年の12月21日で地球は滅亡すると言われており、この予告された死、ディザスターの危機をかろうじてくぐり抜けた私たちが生きているのは、おまけの時間、いわば余生です。誰もが12月21... 続きを読む

病院の人すごいがんばってる - 空中キャンプ

2012/10/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 45 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 病院 人すごい

まず最初に症状があったのは10/20(土)の朝で、仕事へ出かけようと電車に乗ったあたりで強めの腹痛がきた。前日夜にカレーを食べてからビールを飲んだので、胃がもたれたのだろうとおもったが、あまり経験したことのないもたれ感で非常にだるく、仕事先でもほとんど机につっぷしながら作業するという状態だった。実はこのときすでに虫垂炎(=盲腸)だったのだが、社畜らしくソルマックなど飲みながら、どうにか終業まで働い... 続きを読む

『ダークナイト ライジング』を見たゼ! - 空中キャンプ

2012/08/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 23 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ダークナイト ライジング

渋谷にて。クリストファー・ノーラン新作。わたしとバットマンの関係でいうと、ノーランのバットマン三部作はすべて見ていますし、他のバットマン映画も好きですが、コミック等はまだ読んだことがない、という中ぐらいのファンです。深く分析できるほどのバットマン知識があるわけではないのですが、個人的に感じたことをいくつか。デントが死んでから八年、彼の死の責任を背負ってゴッサムから姿を消したバットマンと、まるで老人... 続きを読む

2012-05-15 - 空中キャンプ

2012/05/14 このエントリーをはてなブックマークに追加 17 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

渋谷にて。トム・ハンクスが主演、脚本、監督をつとめた作品。学歴を理由に勤務先を解雇されてしまった主人公が、大学へ入り直し、そこで出会った人たちと交流するなかで変わっていく、というあらすじ。主人公が量販店の仕事を解雇される冒頭のシーンから、その非現実的な描写に戸惑ってしまう。ここまで露悪的かつ無神経に、あえて従業員に不満や遺恨の残るような、いいかげんな解雇のしかたをする会社があるだろうか。物語のリア... 続きを読む

2012-01-16 - 空中キャンプ

2012/01/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 23 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

新宿にて。園子温新作。劇場も満員で、園作品への期待度の高さ、また観客の興味を誘う企画アイデアのよさを感じました。映像、ストーリー共に迫力がある作品だと感じましたが、本作についてはいくつか疑問もあり、そのあたりについて書きます。主人公の青年・住田がなぜ鬱屈し、死に魅入られているのかがよくわからなかった。住田は本当にきちんとした少年だ。暴力団に脅されても屈せず立ち向かい、教師や大人にも自分の意見をはっ... 続きを読む

あの子みたいにかわいくなれたら - 空中キャンプ

2012/01/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 19 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

きちんと目的を定めないで書店をうろうろしていると、ただ時間ばかりがいたずらにすぎてしまい、気がつくと奥菜恵の告白本をたんねんに熟読していたりする。だめである。あらためていうまでもなく、わたしはあと50年もしないうちにころっと死ぬのであり、いずれ不帰の客となる前に、たくさんの良書を読むなどしてできるだけ有意義に時間をすごすべきだということを頭ではわかっているつもりなのだが、どうしてもそれができないの... 続きを読む

2011年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

2011/12/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 146 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 文脈 映画 結果発表 オリーヴさん 伊藤聡

(写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。毎年恒例となっています「ふりかえる」企画の結果を発表します。今年は社会的に重大な事件も多発し、生活していくことの意味あいが激変した一年でもあり、みなさんのアンケート結果を読んでいると、映画を見るという行為の文脈も変わってきたような印象を受けました。今年の一月とか、なんかもうす... 続きを読む

2011年の映画をふりかえる - 空中キャンプ

2011/12/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 50 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip レスポンス 観客 本年 伊藤聡 映画

(写真は「ふりかえる」企画のマスコットキャラクター、オリーブさんです)みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。本年はいろいろなことがありすぎて、一年がやけに長く感じてしまった気がしますが、みなさんはどのように過ごされたでしょうか。わたしは今年初めてアメリカへ行き、ニューヨークの劇場で映画を見る機会がありまして、そのにぎやかな雰囲気や観客のレスポンスのよさを感じることができたの... 続きを読む

ニューヨークの映画ロケ地を探索してきました! - 空中キャンプ

2011/10/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 51 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ニューヨーク わたし アメリカ 異世界 海外

9/23から9/29まで、ニューヨークにいってきました。社会人になって初めてまとまった時間が取れたので、ふだん全く旅行をしないわたしですが、おもいきって出かけてみたわけです。会社の出張以外で海外へ行ったことはほとんどありません。もちろんアメリカへ行くのも初めてで、見るものすべてが新鮮でした。なにやら異世界に入りこんだような気持ちで、街をふらふら歩きまわりました。ここがアメリカか…。なぜニューヨーク... 続きを読む

The Last Supper - 空中キャンプ

2011/09/10 このエントリーをはてなブックマークに追加 37 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

その日、お父さんが潜んでいた場所はアポッターバードだとニュースは伝えていたが、それは真実ではない。私たちが住んでいたのは世田谷区の小さな一軒家だったし、彼は四月二十九日の午後六時、下北沢駅の西口にあるオリジン弁当の前で拉致されたのだ。チキン南蛮弁当と、小松菜と舞茸のおひたしを買って出てきたお父さんは、店の前に絶妙のタイミングですべり込んできた作業用バンにほんの数秒で手際よく押し込まれ、車内で待ちか... 続きを読む

2011-08-14 - 空中キャンプ

2011/08/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 22 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

映画『アドベンチャーランドへようこそ』(’09)は87年の夏を舞台にしたせつない青春映画で、そのあまずっぱさにわたしはすっかりノックアウトされてしまったのだが、わけても劇中「わかるなあ」とうなずいたのは、主人公の青年ジェイムズが意中の女性に渡す、”J’s Favorite Bummer Songs”*1 と題された選曲カセットであった。好きな曲を集めてカセットを作り、意中の女性に渡すという行為を、... 続きを読む

『127時間』を見たゼ! - 2011-07-11 - 空中キャンプ

2011/07/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 19 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 127時間

渋谷にて。ダニー・ボイル新作。予告編を見た限りでは、監督の持つイメージからすればやや地味な作品なのではないかという印象がありましたが、現代の感覚が随所に感じられる作品でした。作品は2003年のできごとをベースにしており、たとえば主人公が音楽を聴くのに使っているのはiPodではなくCDウォークマンであったりといった違いはありますが、現在のわれわれの自我や自意識のあり方、ここ十年で変わってしまった自己... 続きを読む

『ブラック・スワン』を見たゼ! - 空中キャンプ

2011/05/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 38 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip スワン

新宿にて。ダーレン・アロノフスキー新作。前作『レスラー』(’08)と対になる作品性を持っており、非常に切実さを感じさせるストーリーであると同時に、とてもよく練られた映画でした。女性にとっての成長や思春期とはこのようなものなのだろうか、と想像しながら見ました。ややホラー的な展開もあるのですが、男性であるわたしにとっても思春期は恐怖の連続であったし、いかに別の人間へと metamorphose(変身・... 続きを読む

物語にできること - 空中キャンプ

2011/03/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 79 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 人びと 物語 娯楽 災害 たび

こうして大きな災害や社会的事件が起こるたびに、わたしは、物語の役割はなにかということについて考える。小説や映画はこのようなときに何ができるのだろうか? わたしは小説や映画を──つまりはストーリーを語るという行為を──なによりも支持する者ですが、いま「物語」はなにかのんきな娯楽であるようにも見えてしまう。なぜなら、行方のわからない人びとが数多くいるとき、傷ついた人びとがどこかで助けを待っているとき、... 続きを読む

『フィッシュマンズ 彼と魚のブルーズ』/川崎大助 - 空中キャンプ

2011/03/10 このエントリーをはてなブックマークに追加 18 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip フィッシュマンズ ブルーズ 川崎大助 著者 バンド

フィッシュマンズのデビュー前からその活動を見守り続けてきた著者による、90年から99年までのバンドヒストリー。とてもよかったです! フィッシュマンズだけではなく、音楽業界全体の状況、もしくは社会事件といったものも含めて90年代をよく写している一冊でもあり、読みながら「ああそうだ、この頃ってこうだったな」と納得することがたくさんありました。バンドの近くにいた著者でなければ書けない経験が数多く含まれた... 続きを読む

 
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