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誰が誰にあやまるのか:花とゆめ2019年14号: 漫棚通信ブログ版
2019年7月5日、白泉社のサイトで下記のお詫びが掲載されました。>こちらがそのお詫び 将来的に消えてしまうページかもしれませんので、以下に全文を転載します(ちなみにこういう文章に著作権が存在しないことはみなさんご存じのとおり)。 ***** 花とゆめ14号よみきり作品に関するお詫び 2019.07.05 花とゆめ14号... 続きを読む
死ぬ前に読むべき1001冊のマンガ: 漫棚通信ブログ版
4月にはいっていちばんがっくりしたのが、米ダークホース社から発売予定だった、ミロ・マナラがアレハンドロ・ホドロフスキーと組んで描いたマンガ、『ボルジア家』。全三冊が一巻にまとめられこの4月に発売予定だったのが、突然発売が11月に延期されてしまいました。米アマゾンに予約してたのになあ。ちぇっ。 ただしそれと同時に注文してたものが到着して、これはほくほくもの。 ●Paul Gravett編『1001 ... 続きを読む
ホラーはなんでもあり『寄生少女』: 漫棚通信ブログ版
その昔、蛭子能収や根本敬を読んだときの感覚に似てる……? ●三条友美『寄生少女』(2013年おおかみ書房、1200円+税、通販サイト) 編集協力された白取千夏雄氏経由で、発行元からご恵投いただきました。ありがとうございます。 作者はあの、三条友美です。「三流劇画」の時代から活躍している大家。1990年代に発売された、スカトロにあふれた奇想のSMエロ劇画、大長編『少女菜美』はとくに有名ですね。今アマ... 続きを読む
中国的ベストセラー『ひとりぐらしも5年め』: 漫棚通信ブログ版
書店に行くと、ビニールのかかっていない、シュリンクされてないマンガ、の棚があります。益田ミリとか『ダーリンは外国人』とか、女性に人気のオシャレ系というかイラスト系というかエッセイ系というか、そっち方面のマンガが棚にずらっと並んでます。 こういうマンガがヒットしますと、ロングセラーになるみたいですね。そこそこ評判になっても、数年、早ければ数か月で書店から消えてしまうマンガもあるというのに、それとは対... 続きを読む
恐怖の『花のズボラ飯』 ゴロさんは実在しない: 漫棚通信ブログ版
●久住昌之/水沢悦子『花のズボラ飯』1・2巻(2012年秋田書店、各900円+税、amazon) 医療系有名ブロガーであるところのNATROM先生のブログを読んでおりましたら、左サイドバーに【お勧め本】という欄がありまして、そこに衝撃的な文章が。 ■花のズボラ飯(2):ゴロさんが実在しないと仮定するだけで恐怖コミックに。 がーん。そうか、ゴロさんは実在しないのだ。 いやじつはわが家では『花のズボラ... 続きを読む
ドラえもんリスペクト『ぼくらのよあけ』: 漫棚通信ブログ版
今井哲也『ぼくらのよあけ』が全二巻で完結。 ●今井哲也『ぼくらのよあけ』1・2巻(2011年講談社、各619円+税、amazon) 月刊誌連載10回分できっちりと終わり。こういうのは気持ちがいいですね。 小学生が主人公のSFです。昔の言葉でいうとジュヴナイルSFですな。時代は近未来の2038年、舞台は日本の「団地」です。 2038年の子どもたちはけっこう窮屈な人生を送っています。教科書はタブレット... 続きを読む
世界中のナチュラリストのために、戦え!『マリファナマン』: 漫棚通信ブログ版
近年のアメコミ邦訳は、小学館集英社プロダクションとヴィレッジブックスが地道にがんばってくれてます。とくにアメコミ・ヒーロー映画が公開されたときは、二社から競うように邦訳が出版されてます。 映画「マイティ・ソー」のときは、ヴィレッジブックスから『ソー:マイティ・アベンジャー』。小プロからはなんとお懐かしや、ジャック・カービー画の『マイティ・ソー:アスガルドの伝説』。 映画「グリーンランタン」のときは... 続きを読む
映画とマンガ『キック・アス』: 漫棚通信ブログ版
レンタル屋さんでずらっと並んでたので映画「キック・アス」のDVDを借りてきました。いやー、ヒット・ガール(11歳!)のアクションがすごい。 映画としては、ボンクラ主人公は成長するしそれなりにハッピーエンドでたいへんよくできていたのですが、すでに原作コミックスを読んでいた自分としては、ちょっと違和感が残った。 ●マーク・ミラー/ジョン・ロミータ・Jr. 『キック・アス』(2010年小学館集英社プロダ... 続きを読む
ののちゃんと震災: 漫棚通信ブログ版
現在、朝日新聞『地球防衛家のヒトビト』では、防衛家のオトーサンオカーサンが被災地を訪れ、夫婦漫才をくり広げている最中ですが、いやー、しりあがり寿の「マンガにおける」腰の軽さはすばらしい。考える前に描く、という感じ? 本来ならこういう大災害は、フィクションに昇華するまで数年かかるかもしれないという題材なわけです。しかし即時性を標榜すべき新聞に掲載されるマンガでそれは許されないと考える作者は、実際に被... 続きを読む
アニメ対ジャパニメーション: 漫棚通信ブログ版
先日ツイッターで、ある日本アニメーション関係者の主張を読みました。彼によると、ジャパニメーションの語源は「放映権はおろか編集権まで売り払った」マクロスやオーガス等のアニメを米国がメチャクチャに編集し台詞も変えたモノを観た日本語の解る日本のアニメ好き米国ファンが「コレは僕達が知ってるアニメじゃ無い「ジャパニメーション」だ」ですジャパニメーションは米国発祥の「差別語」です語源は差別語だし、ソレを尊敬語... 続きを読む
漫棚通信ブログ版: これは盗作とちゃうんかいっ・決裂篇
この文章は以下の記事の続きです。 ●これは盗作とちゃうんかいっ ●続・これは盗作とちゃうんかいっ ●新・これは盗作とちゃうんかいっ ●これは盗作とちゃうんかいっ・途中経過 ●これは盗作とちゃうんかいっ・途中経過2 ●これは盗作とちゃうんかいっ・だらだら篇 ●これは盗作とちゃうんかいっ・無断引用篇 ●これは盗作とちゃうんかいっ・これは困った篇 お騒がせしております。 『新・UFO入門』ブログ記事盗用... 続きを読む
ネット上の文章と酷似する『新・UFO入門 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか』(唐沢俊一著)を巡って
ネット上の文章の盗用問題:『新・UFO入門 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか』(唐沢俊一著)を巡って 今回の概要 「漫棚通信ブログ版」という新旧問わず漫画の関連情報を紹介するブログがあります。その「漫棚通信〜」で公開している「山川惣治と空飛ぶ円盤」というエピソード解説記事とほぼ同内容の酷似する文章が、2007年5月に幻冬舎新書で出た唐沢俊一氏の『新・UFO入門 日本人は、なぜUFOを見なくな... 続きを読む
漫棚通信ブログ版: これは盗作とちゃうんかいっ
あー胃が痛い。 昨夕、ソファに寝っ転がって、唐沢俊一『新・UFO入門 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか』(2007年幻冬舎新書)を、へらへらと楽しく読んでおりましたところ。 自分がかつてブログに書いた記事と、ネタがかぶってるところもあるなあ。ふーん。 アレ? …… アレレレレ? こ、これは、オレが書いた文章と、まるっきりおんなじやんけっっっ!!! はぁはぁ。待て待て。落ち着け。というわけで風... 続きを読む
漫棚通信ブログ版: マンガと差別問題「エマ」
マンガの中の差別問題については、表現の自由とのからみで難しいところであります。差別の内容や範囲は時代、地域、体制でいくらでも変わってくる可能性があり、今日OKでも、明日はダメかもしれない。すべての人間は、常に差別をし、かつ差別をされる存在になりうるのです。1989年からの黒人差別をなくす会騒動を考えると、正邪とは別に、現代の表現にはそれなりの慎重さが求められている。 森薫「エマ」6巻が発売されてま... 続きを読む