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5.07.2014 岸 政彦 第5回 路上のカーネギーホール 大阪、西成、新世界。路上のギター弾き。大阪に出てきて60年。路上で弾いて20年。 * * * ──「どれくらいやってんすか?」 えとなあ、趣味でなあ。10歳から、趣味でやってましてん。(いま)80。あさって誕生日で80になる。 ──「路上で演歌弾くのは、いつから?」 これは、俺、60でタクシー辞めたんや。辞めて、60、55ごろから始... 続きを読む
朝日出版社第二編集部ブログ | 岸政彦「断片的なものの社会学」第1回 イントロダクション
12.24.2013 岸 政彦第1回 イントロダクション もう十年以上前にもなるだろうか、ある夜遅く、テレビのニュース番組に、天野祐吉が出ていた。キャスターは筑紫哲也だったように思う。イランだかイラクだかの話をしていて、筑紫が「そこでけが人が」と言ったとき、天野が小声で「毛蟹?」と言った。筑紫は「いえ、けが人です」と答え、ああそう、という感じで、そのまま話は進んでいった。 * * * 私は社会... 続きを読む
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5.09.2013 末井昭 第18回 樹海探索 元白夜書房の編集者・末井昭さんが、自殺について、ぐるぐる考えながら書いていきます。 なぜ樹海の自殺は多いのか? 30年前から樹海を歩き、100体以上の遺体を見つけてきた樹海案内人・早野梓さんに、日本一有名な自殺名所を案内してもらいました。「2日あれば死体を見つけられる」森。踏みとどまる人、奥に入ってゆく人。今日も誰かが迷ってる。 青木ヶ原樹海といえば... 続きを読む
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7.24.2012 加藤陽子 絵・題字 牧野伊三夫 母校・桜蔭学園での講演記録 後編2『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』著者・加藤陽子さんが母校で話したこと、最終回。 総力戦となったときに動員される論理、「最悪の予想」の立てられ方。なぜ、人々が合理的な行動をとれなかったのか、なぜ、合理的な結末に至らないのか。紀元前のギリシアで初めて「戦史」が書かれた背景から、太平洋戦争まで。「歴史はすべて近代... 続きを読む
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7.10.2012 末井昭第12回 抗議の自殺 白夜書房の編集者・末井昭さんが、自殺について、ぐるぐる考えながら書いていきます。 キャバレーの宣伝課に就職、ホステスさんたちに拝まれるオブジェをつくった末井さん。ピンクサロンの看板描きをしていた1971年に起きたある事件のこと。そして2003年に日比谷公園で焼身自殺をした檜森孝雄さんについて。 僕が第二次産業から第三次産業へ移行した(と言っても、工場... 続きを読む