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中里一日記: 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の透明で巨大な人種差別
あらすじ: ・数十人のコドモが作中に描かれているのに、黒人として視覚表現されているコドモはひとりもいない ・もし、博士が人種差別によってコドモに黒人を選ばなかったのだとしたら、博士が知り得ていたコドモの意味や、生物学者という立場からして、他の悪行とは桁違いの行為。その悪を暴かれ報いを受けることがな... 続きを読む
中里一日記: 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の透明で巨大な人種差別
あらすじ: ・数十人のコドモが作中に描かれているのに、黒人として視覚表現されているコドモはひとりもいない ・もし、博士が人種差別によってコドモに黒人を選ばなかったのだとしたら、博士が知り得ていたコドモの意味や、生物学者という立場からして、他の悪行とは桁違いの行為。その悪を暴かれ報いを受けることがな... 続きを読む
中里一日記: 『思い出のマーニー』
『思い出のマーニー』 ネタバレ感想。 結論:マーニーを筆頭に、みんなよくできた人すぎる。 予告編を見て、「マーニーはきっとどうしようもない困ったちゃんだけれど杏奈への愛は深くて、杏奈は振り回されつつも惹かれていくにちがいない!」と予想(妄想)を繰り広げた皆様こんにちは。ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!! が、マーニーはよくできた人だった。 落ち着かない話だ。ネグレクトされているはずのマーニーがあれで... 続きを読む
中里一日記: よかった探し
よかった探し STAP細胞事件はまだ始まったばかりだが、事件の性質はすでに確定した。 O氏の手際の杜撰さは、ファン・ウソクやヘンドリック・シェーンと共通する。捏造したのが画期的業績(=必ずバレる)であることも同じだ。ある種の精神構造は、捏造が発覚することを気にかけないらしい。 共通点が目立つのと同じくらい、それぞれの事件の個性も目立つ。ファン・ウソク事件はナショナリズム抜きには語れない。ヘンドリッ... 続きを読む
中里一日記: フィクションにおける数学者の演出について
フィクションにおける数学者の演出について ロシア大統領プーチンは元KGB職員だという。KGB職員に生まれついた人はいないので、プーチンはKGBに志願して入った。 ソ連では、国家権力に関わる職はあまり人気がなかった。 ゴルバチョフが検事を目指すと決めたときには、家族から、「罪のない人をひどい目にあわせる仕事じゃないか」という意味のことを言われたという(ゴルバチョフ自伝による。ちなみに結局は任官しない... 続きを読む
中里一日記: 百合だからコラム百本 第10回 今風の恋愛
百合だからコラム百本 第10回 今風の恋愛 フェティシズムと恋愛は食い合せが悪い――とは自明のようですが、さてこの自明感は、今風の恋愛を知らない人、たとえば2世紀前や2世紀後の人に通じるでしょうか。 私の知るかぎり、恋愛は物語と同じくらい普遍的で、文字よりもずっとありふれたものです。が、今風のものとなると、印刷技術よりも珍しい、と言っていいでしょう。 今風でない恋愛とは、どんなものか。 近世日本に... 続きを読む
中里一日記: 百合だからコラム百本 第1回 はじめに
百合だからコラム百本 第1回 はじめに 百合が流行ったり廃れたりする今日このごろ、読者諸氏はいかがお過ごしでしょうか。ずっと廃れっぱなしの日々が長かった身としては、流行り廃りも悪くないものです。 私は最近、きらら系四コマの隆盛を追いかけるべく、きらら系まんが誌を全部読むという挑戦をしています。挑戦です。「間違ってさえいない」というのは疑似科学に対する批判ですが、この伝で言えば、「駄作でさえない」作... 続きを読む
中里一日記: 映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』
映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』 まずはTV版の『まどマギ』について。 私は本放送をリアルタイムで見た。最終回以外はゲタゲタ笑って楽しんだ。ゲタゲタ笑って楽しむ、という以上のものではないし、以下でもない。ためつすがめつして眺め回したり、唖然としたり、「あれがああだったら、これがこうだったら」と益体もない妄想にふけったり、といった楽しみを引き出せる作品ではない(最終回以外... 続きを読む
中里一日記: これは大事なことなので転載します
大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、学校が実施したアンケートに「(教室に)貼ってあった男子生徒の写真の顔に、死亡後も、いじめをしたとされる生徒が穴を開けたり落書きをしたりしていた」など、執拗ないじめの様子に関する記述があったことが7日、関係者への取材で分かった。 アンケートには、ほかにも「お金を取られていた」と金銭を脅し取っていたことを示唆するものや、自殺し... 続きを読む
中里一日記: HTMLに「見た目ではなく意図を書く」という幻想
HTMLに「見た目ではなく意図を書く」という幻想 『Coders at Work』を立ち読みした。 Brendan Eichが10日間でJavaScriptを設計実装させられたと知り、ますます1994年のNetscape社を爆破したくなった。Netscape社がうまくいっていないことは製品からも見て取れたが(マイナーバージョンが上がるたびに同じバグをエンバグ→修正→エンバグ→修正と繰り返した事件を... 続きを読む
中里一日記: 人は読まない、人は学ばない、人は変わらない
人は読まない、人は学ばない、人は変わらない このところ辛いことが続いて、さすがの私もぐったりしている。外聞がよくてわかりやすい件だけ言うと、交通事故に遭って全治6か月、左腕がまったく上がらないし、普通のベッドに横たわると自分ひとりでは起き上がれない。 そんなわけで、、『兵士シュヴェイクの冒険』を日々読み返しては心を慰めている。私もシュヴェイクのような謙虚な人間になりたい。ああいう謙虚な人間なら、今... 続きを読む
中里一日記: 杉田かおる『杉田』(小学館)
杉田かおる『杉田』(小学館) 「信頼できない語り手」というが、そもそも信頼できる語り手がフィクション以外にいるとしたら、その人はアカシックレコードかなにかを見ているにちがいない。また、そんな話が対機説法より楽しいとも思えない。 とはいえやはり信頼度の高低はあるわけで、杉田かおる『杉田』(小学館)の信頼度の低さには驚愕した。 たとえ言っていることが1行ごとに矛盾していても、その矛盾する姿そのものが真... 続きを読む
中里一日記: 革命後の世界を求めて
革命後の世界を求めて 赤松啓介『非常民の民俗境界』(明石書店)を読んだ。 分類としては一応、民俗学の研究書になるかもしれない。祭祀・差別・性・階級などさまざまなテーマを扱っている。しかし結論や概要のある論文ではなく、本書自体が民俗のありようを証言する一次史料となっている。 著者は、戦前の加古川流域(兵庫県)で行商・共産系の社会運動・民俗学の調査の3つを同時に行ってしていたという人物で、社会生活のド... 続きを読む
中里一日記: 修辞学
修辞学ロシア的倒置法に次ぐ新しい倒置法が誕生した。 カダフィ的倒置法Posted by hajime at 2011年03月19日 19:29 続きを読む
中里一日記: XMLの「本当のメリット」ってなに?
XMLの「本当のメリット」ってなに? この記事は一応は「XMLのプロ」による記事なのだと思うのだが、それで改めてメリットを紹介するのに、この程度のメリットしか出てこないというのはどういうことなんだか。 では私が答えよう。 私は6つの言語(C++、Java、VBA、Python、JavaScript、C#)でXMLを触ったことがある。サンプル程度ならもっと増えるが、実用的なものを書いたのは上の6つだ... 続きを読む