タグ ジョン・クイギン
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersフリーランチなどというものは存在する - himaginaryの日記
経済 | ジョン・クイギンが、ここで紹介した執筆中の本「世界で二番目にシンプルな経済学(Economics in Two Lessons)」の草稿の新たな箇所を公開している(Crooked Timber、自ブログ;H/T Economist’s View)。今回公開した箇所では、フリードマンやハインラインによって有名になった「フリーランチなどというもの存在しない(TANSTAAFL=There A... 続きを読む
サーチ理論で説明できること、できないこと - himaginaryの日記
経済 | ジョン・クイギンが、以下の三段論法でサーチ理論を腐している。経済学において今や失業の主流理論となったサーチ理論では、職探しの効率が良くなれば失業率は減少するはず。インターネットによって職探しは効率化したので、この理論によれば、過去20年間に失業率は低下を続けているはずだが、現実にはそうなっていない。よって、サーチ理論には問題あり。それを使い続けている経済学界にも問題あり。 これを受けてマ... 続きを読む
マクロ経済学は1958年に道を誤った - himaginaryの日記
経済 | とジョン・クイギンが書いている。かつてロバート・ゴードンは1978年時点のニューケインジアン経済学は今日のDSGEの手法より優れていたと論じたが、クイギンは、そこから遡ること20年前に既にマクロ経済学は道を逸れていた、と言う。 1958年というのは、フィリップス曲線が発見された年である。クイギンは、その発見後に、フィリップス曲線の誤用、それに対する過剰な訂正、そして再訂正といったプロセス... 続きを読む
ジョン・クイギン(山形浩生訳)『ゾンビ経済学』
リーマンショックにより従来の経済政策や経済学会で主流を占めていた5つの経済思想がまったくダメだということが証明され、死亡宣告が出されたのにもかかわらず、やつらはゾンビのようによみがえってきた、というのが本書の大枠である。その5つのゾンビ的経済思想とは、1.大中庸時代(1985年に始まる時期は、前代未聞のマクロ経済安定の時期だという発想)、2.効率的市場仮説、3.動学的確率的一般均衡、4.トリクルダ... 続きを読む