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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 usersカリフ制樹立を宣言した「イラクとシャームのイスラーム国」の過去・現在・将来 / 髙岡豊 / 現代シリア政治 | SYNODOS -シノドス-
2014年6月、「イラクとシャームのイスラーム国」[*1]の攻勢を前にイラク軍が脆くも敗走、イラク中部の諸都市や、西部のシリアやヨルダンとの国境通過地点が「イスラーム国」などの武装勢力の手に落ちた。 これを受け、「イスラーム国」やイラクの政情がにわかに注目を集めた。しかし、このようなできごとは、「イスラーム国」が突如イラクに現れたことや、イラクの政界で突如「宗派対立」が嵩じたことを意味しない。「イ... 続きを読む
ISISは戦闘資金を調達するために年次活動報告書を発表している
ISIS年次報告書の表紙 イラク侵攻を続けるイスラム過激派武装組織「イラクとシリア(シャーム)のイスラム国家(ISIS)」(別名ISIL)は、6月10日にイラク北部モースルを掌握(日本語版記事)。その後もいくつかの都市を制圧(日本語版記事)し、29日には、シリア北部からイラク中部にまたがる「イスラム国」の樹立を宣言した。 名称を「イスラム国」と改めたISISは、アルカイダなど他のイスラム組織に従属... 続きを読む
イラクはどこまで解体されるか | 酒井啓子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
6月10日に北部モースルが陥落して以降、イラク分裂の危機が現実性を持って語られるようになった。「イラクとシャームのイスラーム国」(ISIS)勢力は、北はモースルからティクリートまでを、西はファッルージャからバグダードに向かうルートを制圧し、さらに東方のディヤーラ県まで勢力を拡大している。ISISの制圧地域が地理的に「スンナ派地帯」だからというので、「イラクの宗派別分裂」が言われるのだが、事態はより... 続きを読む
イラク:モースル陥落の深刻さ | 酒井啓子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
恐れていたことが起こりつつある。 アルカーイダすら「絶縁」するほどの過激派、「イラクとシャームのイスラーム国」(ISIS)が、イラクで攻勢に出、イラク第3の都市、モースルを手中にいれたのだ。 ISISは、すでに今年初めからファッルージャなどイラク西部で拠点を築き、イラク国軍と抗争を繰り返していたが、6月に入ってバグダードの北125kmにあるサマッラーに攻勢をしかけるなど、活動範囲を急速に拡大してい... 続きを読む