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タグ IT弁理士日記

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Appleの「蓮センサー」特許について | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/11/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 16 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 Apple

米国時間の11月18日にアップルが興味深い特許を取得しました(米国特許番号8,892,162)(まだGoogle Patentsに載ってないのでUSPTOへのリンクを貼りました、USPTOのサイトは図面を見るのがめんどくさいので、概要を原文で見たい方はGoogle Patents上の公開公報の方を見てください(ただし、クレームは補正が入ってますのでご注意ください))。 この特許のポイントはスマホの... 続きを読む

Apple WatchはなぜiWatchではなかったのか? | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/09/10 このエントリーをはてなブックマークに追加 34 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip iWatch スマートウオッチ 栗原潔 出典 Apple

ようやく「かつてiWatchと呼ばれたスマートウォッチ」であるApple Watchが発表になりましたね。 (出典:Appleウェブサイト) 機能面は別として、工業デザイン面で言うと、Appleの特許公報で開示されていたベルトも含めた全面フレキシブル・ディスプレイというデザイン(本ブログの関連過去記事)や今年1月に公開されたTodd Hamilton氏による勝手予想デザイン(下写真)等で期待度が上... 続きを読む

朝日また大誤報?:職務発明規定改正案 | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/09/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 78 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 大誤報 朝日

日経新聞に「社員の発明、特許は企業に 産業界が報酬ルールに理解」という記事が載っています。(職務発明の特許を受ける権利を企業に帰属させる代償として)「従業員に報酬を支払う新ルールを整備し、企業が発明者に報いることを条件とする。」と書いてあります。NHKも同主旨の報道をしています。 昨日のエントリーで引用した朝日新聞の「特許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換」という記事の「これまでは、... 続きを読む

職務発明制度改正案について:日本の技術者は搾取されているのか | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/09/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 89 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 技術者 日本

朝日新聞に「特許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換」なんて記事が載ってます。特許法の職務発明規定(35条)の改正に関する話です。 この件については今までも様々な報道が乱れ飛んでおり、しかも「ソースは朝日」なのではありますが、一応の信頼性があるものとして話を進めます。 まず、簡単に基本のおさらいから(ちょっと前に栗原がThe Pageに寄稿した記事もご参照ください)。 日本の現在の特許... 続きを読む

非営利・無料・無報酬のCD鑑賞会にはJASRACの許可はいりません | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/08/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 37 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip JASRAC 観衆 聴衆 栗原潔 対価

先日のエントリーで日本の著作権法では、非営利・入場無料・無報酬という条件であれば、著作物の上演・演奏・上映を権利者の許諾なしにできる規定になっていることを書きました。 第38条1項 公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し... 続きを読む

キャバクラからJASRACが金を取ると日本の音楽文化は衰退するのか | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/07/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 11 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip JASRAC 栗原潔 毎日新聞 キャバクラ 判決

毎日新聞に「キャバクラ:生演奏「著作権を侵害」 東京地裁判決」なんて記事が載ってます。 JASRACが、管理する楽曲をキャバクラ店がピアノで生演奏しているのは著作権侵害だとして、演奏の差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、キャバクラを経営する3社に生演奏の差し止めや約1570万円の支払いなどを命じた。 ということだそうです。音楽そのものが売りであるライブハウスならまだしも、BGMとし... 続きを読む

「著作権特区」なんて意味がないと何回言ったらわかるのか | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/07/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 56 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 意味 何回

MSN産経ニュースに「「著作権特区整備を」 東京五輪へ文化プログラム協議」なんて記事が載ってます。 6年後の東京五輪に向け、日本文化を世界に発信するプログラムについて話し合われ、評議員からは「著作権の有無が不明で文化的に優れた作品を収集する著作権特区ミュージアムの整備を」 なんて議論があったそうです。行政が何かしなければ行けないときにどこから手をつけていいかわからないので、とりえあず特区を提案する... 続きを読む

「データには重量がある」とNetAppのCEO | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/06/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 14 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip NetApp 栗原潔 CEO 重量 データ

正直、最近はエンタープライズIT系の仕事は減ってきましたがやっていないわけではありません。サンタクララのNetApp本社で開催された年次アナリストイベントに行ってきました。 NetApp社は大手では唯一のストレージ専業ベンダーですが、その戦略は単なるストレージ機器だけではなく企業のクラウド戦略全般にも大いに関係するものだと思います。 NetApp社CEOのTom Georgeon氏のプレゼンで、同... 続きを読む

手数料を支払わないで商標登録出願をするとどうなるのか | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/06/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 58 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 出願 栗原潔 即時 所定 特許

特許でも商標でも特許庁に出願を行なうと所定の手数料がかかります。弁理士の料金とは別の法律で定まった手数料(通称、印紙代)なので、自分で出願した場合でも支払う必要があります。商標の場合は、最低料金(1区分)で12,000円になります。 この所定の手数料を支払わないで商標登録出願をする(典型的には特許印紙を貼らないで願書を提出する)とどうなるのでしょうか? この場合でも即時に却下されることはなく、出願... 続きを読む

CDが売れないならクラウドファンディングをすればいいじゃない | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/06/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 45 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip スガシカオさん コンサート 栗原潔 ダウンロード 制作費

私も大好きな(コンサートも欠かさず行ってます)スガシカオさんがファンに対してCDを買って下さいというお願いをしています(参照記事)。CDが売れないと必要な制作費が捻出できないというお話です。 しかし、正直言って、シングル曲数曲のダウンロードでもいいやというというファンに対して、フルCDの追加料金を払ってくれというのも微妙なお願いです。もちろん、その追加支払が制作費に回り、より高品質な作品につながる... 続きを読む

著作権保護期間延長にまつわる「法の不遡及」について | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/05/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 62 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 著作権保護期間延長

TPP交渉の一環として著作権の存続期間が著作者の死後50年から70年に延長になる可能性が十分にあることはちょっと前に書きました。これに関して、延長の効果が既存の著作物にどう影響するか、つまり、遡及効の問題が重要な論点になっています。 一口に「遡及」といっても実はいくつかのパターンに分けられますので、整理して考えることが重要です。 パターン1:著作権保護期間の延長により過去に適法であった行為が遡って... 続きを読む

著作権保護期間の延長と「ガーシュインショック」について | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/05/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 65 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 延長 著作権保護期間

TPP交渉の一環として著作権の保護期間が著作者死後70年に延長される可能性が高そうです(参照記事)。最終的にどのように確定するかはわからないのですが、既に著作権切れになっている著作物に遡及適用されるのか(たぶんされるのでしょう)、日本の特殊事情である戦時加算がどうなるのか気になります。 青空文庫で公開されているパブリックドメイン(PD)の文学作品が公開不可になってしまうのが問題と考える人もいるでし... 続きを読む

STAP細胞特許のゆくえについて | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/05/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 18 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ゆくえ 栗原潔

小保方さんの研究不正問題で、小保方さん側の不服申立に対する調査委員会の結論が出ました。記者会見の内容がITmediaの記事にわかりやすくまとまっています。 かなりインパクトのある実験ノート、サイエンス誌に出した論文で査読者に画像の加工を指摘されたのにそれを無視してネイチャーに同じような論文を出した疑惑、医師の診断書が提出されていない等々、長引けば長引くほど、小保方さん側に不利な材料が出てくる感じで... 続きを読む

iTunes Matchは日本の著作権法をクリアーしているのか | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/05/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 292 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ライブラリ iTunes 栗原潔 米国 クラウド上

米国から約2年半の遅れで、ようやく国内でもクラウド上にiTunesのライブラリを置けるiTunes Matchのサービスが始まりました(参照記事)。遅れに遅れましたし(2012年スタート予定が一度キャンセルされてます)年間料金が3,780円と米国の24.99ドルと比較してお高めですが、やらないよりはやっていただいた方が全然良いのは言うまでもありません。外出時や旅行時に家のPCにしか入ってない音楽が... 続きを読む

2ちゃんねる商標登録出願問題は商標法上どう扱われるのか? | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/04/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 37 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔

「「2ch」商標をひろゆき氏が出願」なんてニュースがねとらばに載ってます。2ちゃんねる掲示板(2ch.net)の元管理人である西村博之(ひろゆき)氏が、「電子掲示板による通信及びこれに関する情報の提供,インターネット利用のチャットルーム形式による電子掲示板通信及びこれに関する情報の提供」等を指定役務として3月に出願したようです(商願2014-8081)。 また、これとは別に、同じく西村氏によって「... 続きを読む

米国における万引き犯情報共有システムについて(+リカオン社特許について) | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/04/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 88 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 リカオン 米国 Twitter 万引き犯

「客の顔情報「万引き対策」115店が無断共有」というニュースが議論を呼んでいます。リカオンという会社が開発した、万引き犯やクレームの顔情報を店舗間で共有し、該当者が来店すると、顔認識により検知して通知するシステムの話です。 Twitterで「こんなこと考えつくのは日本だけ」というような趣旨のつぶやきがあったので米国の状況を調べてみました。 ”face recognition shoplifter”... 続きを読む

小保方さんのラボノートについて | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/04/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 121 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip アメリ 栗原潔 ねつ造疑惑 STAP細胞 日付

STAP細胞のねつ造疑惑に関する理研の説明会において、小保方さんの実験ノートが3年間で2冊しか残されておらず、日付すら記載されていないことから、STAP細胞の存在を証明できないというような説明がありました(参照記事)。 これに対して東大先端研教授の玉井克哉先生が以下のようにツイートしています。 特許出願するような研究で、日時のわからないラボノートしかないというのは、まったくおかしい。昨年までアメリ... 続きを読む

三井住友銀ネットバンクにはないものねだりをしているわけではありません | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/03/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 32 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔

先日書いたネット銀行のセキュリティに関してまとめてみました。(OTPはトークン(パスワードカード)で生成されるワンタイムパスワードを意味します)。他の銀行は知りませんのでご存じの方、この表に追加してみてください。     JNB SMBC(旧) SMBC(新) ログイン時 ID 口座番号+ログインID 口座番号または契約者番号 口座番号または契約者番号   PWD 英数字最大8文字 英数字最大8文... 続きを読む

三井住友銀行ネットバンクの暗証が数字4桁になった件 | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/02/28 このエントリーをはてなブックマークに追加 243 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 暗証 数字4桁

高木先生案件かもしれません。 ネットバンクでは基本的にトークン(ワンタイムパスワード生成機)を使うようにしています。トークンとは一定時間毎に6桁のパスワードを表示する親指くらいの大きさのデバイスです。 ジャパンネット銀行ですと、ログイン時はパスワード(自分で決めた英数字8文字以上)でログイン可、振込みや限度額変更など重要な処理の場合にトークンが表示するワンタイムパスワードを入力という合理的な設計に... 続きを読む

佐村河内守事件に関して著作権法上の論点はあるのだろうか? | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/02/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 16 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 実名 偽計業務妨害 栗原潔 論点 公衆

改めて説明するまでもない佐村河内守ゴーストライター(および全聾偽装疑惑)事件ですが、詐欺や偽計業務妨害、そして契約違反の話は別として、著作権法上どのような問題があるのでしょうか? まず、著作者人格権である氏名表示権があります。 第十九条 著作者は、その著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供若しくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利... 続きを読む

IBMの短縮URL特許が強力すぎる件 | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/02/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 501 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 IBM Twitter ITmedia 松尾公也さん

IBMがtwitterとクロスライセンス契約を結ぶと共に同社に特許権900件を譲渡したというニュースがありました(IBMのプレスリリース)。 ITmediaの松尾公也さんにご指名受けたので簡単に解説します。 IBMの特許900件取得し、クロスライセンス。これも栗原さんの解説待ち。 : ツイッターとIBM 短縮URL特許で合意 NHKニュース http://t.co/XuIVXCmhG6 #1tp ... 続きを読む

注文する前に出荷するAmazon特許について | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/01/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 28 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔

利用者が注文を行なう前に出荷する”anticipatory shipping”の特許をAmazonが昨年の12月に取得(単なる公開ではなく権利取得です)したことが話題になっています(ガジェット速報の記事「米アマゾン、注文前に商品出荷するサービス検討中」、その元記事Digitsの”Amazon Wants to Ship Your Package Before You Buy It”)。なお、特許を... 続きを読む

いっそのこと著作権法の新解釈でダビングサービスは全部合法になってしまえばいいのに | 栗原潔のIT弁理士日記

2014/01/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 25 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 新解釈 著作権法

ちょっと前のやまもといちろう氏のYahoo!個人ニュース「今年は著作権にまつわる諸々が色々とこじれて表面化しそうな予感がします」で自分のツイートが引用されてるようです。文脈を明確にしてちゃんと論じた方が良い話題だと思うので、ここで繰り返し検討してみます。 知財法界の重鎮である田村善之北大教授の論稿「自炊代行業者と著作権侵害の成否」について触れたブログ「企業法務戦士の雑感」の記事「ついに世に出た“真... 続きを読む

ドメイン詐欺の事例と詐欺じゃなかった事例について | 栗原潔のIT弁理士日記

2013/12/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 25 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 栗原潔 詐欺 事例

先日、弊所のクライアントから「何か商標の件で英語のメールが来てるんだけど」と相談がありました。そのクライアントの了承を得て、名前を隠した上でメールの内容を書くと以下のとおりです。 Dear CEO or Director, We are a senior domain registrar in Hong Kong. _1.On Dec.17__, 2013, we received an appl... 続きを読む

昆虫の交尾写真は著作物なのか | 栗原潔のIT弁理士日記

2013/12/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 271 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 論点 栗原潔 ツテ 文芸 著作物性

「昆虫交尾図鑑」という書籍に掲載された昆虫の交尾時のイラストがブログに掲載された写真の無断トレースではないかという事件が話題になっています(まとめサイト)。簡単に検討してみます。 最初の論点は昆虫の交尾写真の著作物性です。著作権法の著作物の定義「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」に当てはまるかどうかです。著作権侵害に関する争いでは、問題とされた... 続きを読む

 
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